ドガ展とみなとみらい。

　とりあえず年賀状も投函出来たし、ざっくりとではありますがキッチン周りの大掃除？はしたし、水彩画1点は年明けの納品になったしという事で、　今回もまたギリギリになってしまいましたが、やっと横浜美術館で開催のドガ展に行くことができました！
　いや～…ドガ展のブログを見れば楽に混雑が予想されたのですが、年末の忙しい時に絵画鑑賞する人もそう居なかろう…とタカをくくっていたのが大間違い。 行ってみれば大行列の入場規制…！　列に加わるには相当勇気の要る列の長さで、これは出直そうと、先に横浜のロケハンに時間を割く事にしました。

　ということで、渡り鳥であるカモメをやっとちゃんと撮れると思い(冬にしか見られないと気付かず、今年初夏と秋の山下公園を歩き回りました：汗)山下公園のカモメ中心に赤レンガや象の鼻パーク、また港の見える丘公園辺に集中して歩き回りました。

　空が好きなのでつい空を大きめに構図をとってしまうのでしょうが、横浜はやはり「青」ですね…。
　今年初夏に歩き回った時も改めて横浜の良さを実感しましたが、空が澄んだ冬の横浜を歩いてみても、枯れた木立が似合う素敵な街でした。
　横浜に帰る度、横浜から帰る度、すぐにまた訪れたくなる街です。

　さて出直したドガ展は、入場規制は解除されていたもののやはりかなりな混雑…。　それでもチビを活かし？少しずつ人の間から垣間見て鑑賞したドガの作品達はやはりどれも素晴らしく、観察眼、観察熱、そして対象への真摯な想いに溢れる作品を前にして、また描きたい意欲がムクムク沸いて来るのでした。
　描き込みは少ないのに、踊り子達のチュチュが擦れ合う音や、トウシューズと床が当たる音が聴こえて来るほどの臨場感が凄い！　また立体作品も多く展示されている見応えのある展覧会でした。
　すぐ感化される私は、取り急ぎベージュの紙にセピアと白のパステルを使ってクロッキーしたいですね(笑)。

　見逃した展覧会はいくつもありましたが、それでも2010年は刺激をたくさんもらえた展示会に恵まれました。
　技法だけでなく、絵に厚みを出す能力もまだまだと感じて凹んでは絵画鑑賞で身の程知らずながらモチベーションが上がり元気になる…そんな絵画鑑賞の機会がある事はありがたいですね。
　来年も、絵画ばかりでなく写真や立体、また映画など、より多くの作品に恵まれる事を願います。