マリの水彩画とグルメ

MARINE blog 水彩画家・家庭料理研究家のMariがつづるルポと日記
(写真をクリックすると大きくなります)

安彦良和原画展に感動!

2007-07-01 22:34:58 | 展覧会
 週末に、念願叶って川崎市市民ミュージアムで開催中の「安彦良和原画展」に行きました。機動戦士ガンダムのキャラクターデザイン、作画監督であられる「安彦良和」さんのことは、私が今さらご紹介するまでもない方ですね。

 なので、もういきなりこの展覧会の感想を…。いやぁ〜、素晴らしかった、感動しましたよ!
 なにって、いきなり1点目が「まんが・わんぱく大昔クムクム」!(「ロマン・アルバム」ってのも懐かしい!笑)
 「あうっ…。」と、思わず言葉にならない感嘆詞が口をつき、ひとり絵の前で感涙。「だぁ〜、この水彩画の描き方真似したわ〜!」と懐かしい自分に再会しました。
 そして次に来たのが「勇者ライディーン」。中学生の頃、初めて「透明水彩絵の具」を買ってもらい、最初に描いたのが、当時大好きだったライディーンの「ひびき洸」でした(笑)。
 ライディーンの感動が醒めやらぬまま次に私を待っていたのは「機動戦士ガンダム」のみなさん(笑)。ほか、数々のサンライズ作品や「アリオン」、「ダーティペア」「ホワイトファング」と出会い、これらの作品に夢中になっていた頃の自分を思いだし、静かに作品を鑑賞しているのとは裏腹に、始終心は絶叫に近い悲鳴を上げていました(笑)。
 
 数々の作品を観るにつけ、どれだけ安彦さんの作品に影響を受け、今に至っているかということを思い知らされたことか…。
 水彩の着彩の仕方、色の滲ませ方、ホワイトの使い方、口元にほんの少し影を入れて、意思の硬い表情や頬の膨らみを表現することなどなど…、今私が普通にやっていることは、当時がスタートだったのねと、改めて思ったのです。

 私が安彦さんのマンガを読まなくなってからも、当然ですが素晴らしい作品を描き続けられ、展示されているのを観れば、どれも今になって読んでみたくなる時代背景やキャラクター達。
 ホントはミュージアムショップで片っ端から本を買いたかったのですが、予算も限られていますし、持ち運べる量も決まっています。
 頑張って自分を説き伏せあきらめ、いずれゆっくりと、プロとなった目でこれらの素晴らしい作品の数々を読み直していこうと決意しました。

 描写生活のスタート時に触れ、そしてまた大人になって、大人になったからこそ、描き続けてきたからこそ感じる新たな感動と共に、安彦さんの作品に触れられたことに感謝しました。

 フルカラーの水彩画はもちろん、初期から現在執筆中の作品までのアイディアスケッチ、設定画、漫画原稿、下絵など原画約320点が展示された素晴らしい展覧会です。
 8月19日(日) まで開催中。ガンダムがお好きな方はもちろん、昔サンライズ作品にハマった方(笑)、ぜひぜひご覧ください!
 私は次男を連れて、また行きたくなったほど(笑)。

最新の画像もっと見る

19 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (4090)
2007-07-02 08:45:09
原点は、ここだったのですかー。青っぽい色とか、納得って感じです。姉が、昔ガンダムはまっていました。(もちろん絵も)なんかガンダムって名前ひとごととは思えない。
返信する
気付きの展覧会 (マリ)
2007-07-02 08:48:34
4090さん
原点は安彦さんと宮崎駿さんですね。
他にも影響を受けた人はたくさんいるけれど、改めてあぁ、原点だったんだと気付けた展覧会でした。
ガンダム…。四半世以上も前の作品なんですよね…。
返信する
おお (ひなた。)
2007-07-02 09:22:34
いかれたのですね!
やはりすばらしいのですね~~~くう・・

しかし、まりさんの日記を読んでて、気がつきました。
わたし、安彦さんの絵を見てまねてはじめたのは
アクリル絵の具でしたよ。
今の今まで、イメージとして水彩はなかったです(笑
でも、そういえば、水彩も多かったですねえ。
もちろんみてたんですが、
それより、厚塗りのほうが、わたしに響いたのでしょうね。
ああいう絵・・・すんごい描いてました。

ちょっと新しい発見でした(笑
人によって違うのですね。

あんなに、真似したのに、いまや・・・
なんだか、離れてしまったような気がしますね、わたし・・
(子ども向けが多いので・・)

それでも、骨格と筋肉を教えてもらった師匠ですね。
8/19まで・・・ぜひ行きたいですね。
原点ですよね。
返信する
ガンダム (エイ)
2007-07-02 09:47:51
観に行きたいとおっしゃっていた原画展、行かれたんですね。
感動されている様子が文面からひしひしと伝わってきますよ。
本当に良かったですね。

安彦さんの絵、ラインの魅力はいうまでもなく、ボカシ・構図・色使い等、とても参考になりそうな気がします。
ボクも時間作って行ってみたくなりました。

マリさんの描かれる絵に、新たに魅力が加えられる事、お祈りします。
返信する
懐かしい名前 (たまも)
2007-07-02 11:16:05
こんにちは。
懐かしい名前が出ていて思わず昔を
思い出しました。
「機動戦士ガンダム」や「勇者ライディーン」は
子供たちが大好きでした。

マリさんの興奮がこちらにも伝わってきます。
いい展覧会に行けて良かったですね。

そこで学んだことを、お仕事で実践されようとされているのが凄いです。
返信する
原点ですね! (マリ)
2007-07-02 13:34:31
ひなたさん
そう、アクリル画の方が、きっとみなさんの安彦さんのイメージですよ。
私はやはり水彩画が好きなんでしょうね(笑)。
さらりと描かれて存在感のある安彦さんの水彩画に惚れ込みました。
ぜひ行かれてみてください、というか、実は一緒に行きたかったですよ!
私達のワンダーランドです。にしても、どのアムロも暗い…(笑)。
返信する
心では絶叫! (マリ)
2007-07-02 13:39:35
エイさん
お陰様で行けました♪
2人連れで鑑賞される方もコショコショと静かに会話されるしーんとした会場、私もおとなしく観ていましたが、実は一枚事に「どぇ〜〜〜っ!」とか「激上手〜〜〜〜っ!」とか「懐かしい〜〜〜っ!」など叫びたいくらいでした(笑)。
エイさんのような方がどのようにご覧になるのかすごく知りたいです。
もしおいでになったら、ぜひぜひご感想を聞かせてくださいませ!
返信する
追伸 (マリ)
2007-07-02 13:40:43
あ、感動しているだけでなく、自分の作品をいいものに出来るよう、精進します…(汗)。
返信する
感じていただけました? (マリ)
2007-07-02 13:44:42
たまもさん
本当はこんな冷静な文じゃないほど、心は激震していました(笑)。
そうですか、お子さん達を通してご覧になっていたのですね。
今、私の次男も好きでDVDを観ています。
安彦さんの作品の、長い歴史を感じます。
いや、実践できるかどうか別として、遠い昔の心のお師匠さんにお会いできて感動〜…!という感じです。
少しでも近づけるよう、頑張ります!
返信する
わたしも (ひなた。)
2007-07-02 14:04:30
一緒に行きたかった~~
でもきっと、すんごい、うるさくなりそう・・・かも・・・(笑

関係ないですが、いろんなきっかけで
(そのひとつは、まりさんのポエトリーリーディングで)
最近詩にとても惹かれるようになりました。
マイブームです。
返信する