memory of caprice

浮世離れしたTOKYO女子の浮世の覚書。
気まぐれ更新。

エジプト漫画

2016-10-04 06:36:35 | BOOK
2016年9月15日の朝日新聞文化・文芸欄から。
今、古代エジプト漫画が熱いそうだ。

なんと連載40周年。
長年の熱心なファンがついている細川智栄子あんど芙~みん「王家の紋章」がミュージカル化されて
好評を博していることでこのジャンルに注目したところ、漫画のあらゆる分野で実は「エジプト」テーマが取り上げられているらしい。
紹介されている作品がいずれもひねりがあって面白そう。
そのうち機会があれば手に取ってみたい・・・というわけでの覚書。

1)「ハルタ」(KADOKAWA)に連載中の「碧いホルスの瞳ー男装の女王の物語ー」
   紀元前15世紀に活躍した実在の女性ファラオ、ハトシェブスト女王が主人公のストーリー漫画。
   作者の犬童千絵は古代エジプトの魅力を「壁画や遺跡の独特の華やかさとユーモアのあるビジュアル」
   としながらも「作品ではその時代に暮らした女性ファラオの生きづらさとそれを乗り越えていった勇気を描きたかった」と語る。

2) 電子雑誌「comic POOL」の(一迅社・pixiv)連載中の美影サカス「イマドキ☆エジプト神」
   アヌビス、ホルスなどのエジプトの神々がスーツ姿で働いたりコンビニで買い物したりとなぜか現代日本で暮らす。
   「最初は何も知らなかったが、動物の頭に人間の体、常に横向きで表情のないエジプト神は立っているだけでも十分面白い」と美影。

3)「ゲッサン」(小学館)連載中の繭住翔太「聖船のラー」
   世界を照らすエジプトの太陽神ラーの「日常」がユーモアたっぷりに描かれる。

エジプト学の東海大学山花京子准教授は
「日本人は世界的に見ても古代エジプトが大好きな人たち」とみる。
「現在は砂漠が広がる地域に栄えた文明ということで旅愁を誘われ、同じ古代文明でもメソポタミアなどに比べて歴史がわかりやすいうえに、
絵画表現もシンプルで理解しやすい。メディアで取り上げる機会が多いのも人気の一因では」と話しているとか。


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