memory of caprice

浮世離れしたTOKYO女子の浮世の覚書。
気まぐれ更新。

ニコライ・バーグマンが指南するデンマークの旅

2019-03-26 06:45:17 | 旅行
2019年3月24日朝日BeExtra旅特集で。

ちょっとレアな地域も含め、これからの季節の旅の特集。
フラワーアーティストのニコライ・バーグマンがデンマークの旅の魅力を語っています。
アンデルセン以外にここといった旅のイメージがしづらい国でしたが、
彼の語る旅には、なかなか心惹かれるものがありました。

太陽の光は、北欧の人にとって特別です。
10月から4月くらいまでは、日の出ている時間がうんと短くてとにかくツラい。
だから、春を過ぎたら秋までは少しでも長く太陽を感じたい。
ジャケットを羽織ってでも外でご飯を食べる人がいたり、家の窓を開けっぱなしにしたり。
その雰囲気がとても面白くて好きです。
僕は最近、北欧以外にいることが多いのですが、日光をもとめるDNAをいつも感じています。

一番日が長くなる6月の夏至の日には、広場で焚火をして魔女の人形を燃やしたり、歌ったりしながら一晩中起きて祝います。
緯度が高いノルウェーのトロムソやノールカップという北極圏の街では、太陽が地平線上をほぼ水平に動いて、沈まないというから驚きです。

7月に入ると、より夏の気分が盛り上がり、街中がウキウキしている。まさに街が「咲いている」ようです。
僕のふるさとデンマークの人は生活の楽しみ方が特に上手。用事はなくても、風や街のざわめきを感じながらゆったりと、波止場や芝生に腰を下ろして。親しい人たちと一緒にビールや飲み物を楽しんでいます。
みなさんにもこのリラックスした雰囲気を体験して欲しいです。

最近「noma(ノーマ)」が「世界ベストレストラン50」に選ばれたことでデンマークの食が注目を集めています。僕ら家族はボーンホルム島にある「KADEAU(カド―)」がお気に入りで、その料理を味わうために島に宿泊します。コペンハーゲンから電車で約40分のところにあるルイジアナ美術館は、世界一美しい美術館だと思っています。森に囲まれ、すぐ正面は海という立地がとても気持ち良い。
ユトランド半島のオーフスや、フュン島のオーデンセなども中心街とは違った趣があるので、時間を作って足を伸ばしてみてください。

旅行に行くなら、8月がおすすめ。デンマーク人の多くは7月に休暇をとって遊ぶ。彼らが仕事や学校にもどる8月には、少し落ち着いた雰囲気で旅行者が楽しめるはずです。