
最近の読書。金曜日に図書館でお借りしてきました。
◆「父と私の桜尾通り商店街」は、面白くてあっという間に、読んでしまいました。
以前に、今村さんの「むらさきのスカートの女」という作品を読んで、独特で不思議なお話だなと思い。読んでいる途中から、心がざらざらするといいますか、上手くお伝え出来ませんが、瀬戸内海くらいの波が心に小さく立つという感じが一番、私の中では近い表現です。
そして、そこの印象から、今回の本。再びその感触でした。感触といのうが、いい表現かどうかはわかりませんが。なんとなく、読み終わって、自分の心の中を触った感じがするので、感触かなと。で、どうやら、はまってしまったようなので、引き続き今村さんの本を制覇してみようと思っております。
文庫化されている本も多いようなので、買って近くに置いておきたくなりました。まずは、リストアップの「あひる」「こちらあみ子」「星の子」この3冊の予定です。調べてみると、全部図書館にあるのです!ん~~~。悩ましい。近くに置いておきたい方を優先するか、コストを抑えるか。永遠のテーマですね。(笑)
◆そして、「正欲」を読み始めた所です。こちらも、何やら気になるスタートを切っております。以前から、本屋さんに並んだこの表紙が気になっていて。読めば、この表紙の理由がわかるのでしょうか。そこも、楽しみに読み中です。
◆「いちばん探しの世界旅」は、またまた、旅心をくすぐられて、目についたので借りました。作者の方にとっての一番の国を紹介している旅行記です。
例えば、「世界でいちばん真面目な国」や「世界でいちばん意外な国」「いちばんコーヒーな国」といった感じで、様々な国が紹介されています。楽しそうな切り口に興味が湧きました。
あとがきには、「世界でいちばん住みたい国 日本」となっていました。本当にそうです。日本以外の国に確かに憧れはあります。住んでみたいなという気持ちもあります。でもそれは、きっと、ベースに日本という生まれ育った国があるから、最終はいつでも日本に戻ってこられる環境だからだとも思います。最近、世界の日々の様子が、とても大きく心を占めてしまっているのですが、本当に日々ありがたいなと感謝しながらも、時々どこかで、自分だけ、こんなにありがたい状況でいいのだろうかとも考えてしまう自分がいます。そして、やっぱり、権力と有り余るお金がなければ、何にもできないのではないか、という甘えた自分の思い込みに、気づくと凹んでしまっている時もあります。でも、いやいや、そんなはずはないと、思い直し。本当に忙しい、心の毎日です。
なんだか、最後が、想像とちがった方向に。それでは、今日も一日、頑張りましょう。