YUKARI note

大好きな建築をしながら過ごす日々

絵本。

2010-10-31 | 読書
私は、よく図書館に行きます。
無料で本が読める図書館は、パラダイスです
しかも、予約をしておくと、間違いなく読みたい本が読めます。

年間に読んでいる本の2/3位は、図書館や友人に借りた本ではないかなと思います。
残りの1/3は、好きな作家の本と建築の本で、手元に置いておきたい本を購入します。

今週末も、予約をしていた本の順番が来た、との連絡を頂いたので、その本を取りに図書館へ行きました。




先日、コメントを頂いた「1号館?」さんから教えて頂いた『スミレひめのにわづくり』!読みました。
前作の『はじめましてスミレひめよ』も一緒に、本箱に並んであったので借りました。

まさか、「スミレひめ」がねずみだとは思いませんでした 
どちらも素敵なお話の絵本でした。甥っ子・姪っ子に朗読をしてあげたいな~と思いました。

その隣の『ミリーのすてきなぼうし』は以前、本屋さんで、絵本をみていた時に、
買おうかどうしようかと迷った1冊だったので、一緒に借りてきました。

私は、大学生の頃から、絵本を集めています。
大半は、絵をみて気に入った絵本ばかりです。
なので、今回の様に、ひとさまから、教えていただいた絵本を手にとって読むと、これまた違った発見なんかがあって、すごく楽しかったです。

という事で、前回に書いた「今読んでいる本」は、全て図書館の本です。
なので、読んでしまったそれらを返却し、現在は、

・『あんじゅう』 宮部みゆき著
・『木が教えてくれた家』 小泉昭雄著  の2冊を読み中です。 近々、今回予約をした新刊2冊も届くはずです。 楽しみです。

 みなさんの幼い頃の思い出の絵本は何ですか。
   私の思い出の絵本は、 せなけいこさんの『おばけのてんぷら』  。
   本屋さんの絵本コーナー。これまた、パラダイス


共通点は、『花』って事のみ。

2010-10-29 | 写真
 after

コスモスとChristmas tree オーナメントの天使。
「after」とあるのは、部屋の中で撮ったものを、いじったので。
・・・蜷川実花さんちっく。そんな事はないですね。 共通点は『花』って事のみ。(たちの悪い冗談です。)

  

こちらは、その天使のスノーボール。
星が、きらきら舞うのを撮りたくて、何度も、くるくるしては、シャッターを切る、を繰り返していました。

私は、「写真を撮る」のが結構好きです。でも、知識は、全くありません。
時間が出来たら、『カメラの基本』という位の本を買って、ちゃんと勉強したいなと思っています。

秋らしい話をと思い、コスモスを撮っていたのに、いつの間にやらです。

この天使をみて思い出したのですが、2002年の今日は、ベルリンを旅していました。
ポツダムアプラッツのソニータワーやダイムラーシティの建築物群を見たりしていました。
(参考:左欄カレンダー下のブックマーク内『SONYセンター』をぽっちとしてみて下さい。)



その時に撮ったビル群です。
レンゾ・ピアノ氏やヘルムート・ヤーン氏の名が連なる説明ボードの中に、日本人!磯崎新氏の名前を見つけた時は、感激でした。

その頃は、私は、まだまだ、アナログ時代でしたので、写真は全て、ネガ保存です。
これは、気に入って、写真屋さんで、データにおとしてもらっていたものです。

ドイツに留学していた友人の所に約1ヶ月程お邪魔して、おまけに、友人の生活の邪魔もして(笑)あちこちに旅していました。
その時、友人の住んでいたアパートの近くの雑貨屋さんで、この天使を見つけて購入しました。

とても、楽しい旅でした。しかも、人生初の海外旅行で、ドイツ・ロストックの友人に会うまでは1人。
知らないって事は、すごい事です。今は、怖くて一人でなんて行けません。

 ところで、みなさんが旅をした素敵な国はどこですか。また、どこの国へ旅してみたいですか。
  ちょっぴり知りたいので、よろしければコメントで教えてくださいね。

  今日も、結局、「写真」に始まり「建築」に終わってしまいました 

秋の夜長。

2010-10-26 | 読書
今日は、とても寒い1日でした。
正午に現場へ行っていたのですが、寒くて、寒くて。

棟梁のお弁当は、もちろん、保温タイプでした。
夏の現場も大変ですが、冬の現場も大変です。

  

今日、現場の帰りに、冷えた体を温めよう!(口実です)と本屋さんに立ち寄った際に、購入した1冊です。
素敵な空間の写真がたくさん載っていたので、買ってしまいました・・・。

京都の珈琲屋さんが67軒紹介されています。
1/67で、立ち寄った事のある老舗中の老舗『イノダコーヒー本店』も載っていました。

文章も結構読みやすく、珈琲の話やお店にまつわる色々な話が載っています。
(「京都カフェ散歩 喫茶都市をめぐる」川口葉子著 祥伝社黄金文庫)

今夜は、この本で、秋の夜長の読書時間を過ごします。
みなさんは、「秋の夜長」何をしてお過ごしですか?

私は、もっぱら読書です。

・「十字架」重松清さん(講談社)
・「永遠の詩 金子みすゞ」(小学館)
・「作家のおやつ」コロナ・ブックス編集部(平凡社)  現在、読み中の本です。
 
「十字架」は、さっき読み終わりました。読み出すと止まらなくなってしまい約2日で読んでしまいました。
本の好みも、人それぞれなので、私が面白くても、他の人には、全く響かなかったりする事は、日常茶飯事。
なので、本の感想を書く様な野暮な事は抜きにします。

でも、みなさんが、どんな本を読んでいるのかは、気になりますので、
もし良ければコメントに「最近読んだお薦めの本」なんか書いていただくと、嬉しいですね。

「作家のおやつ」は、三島由紀夫や川端康成や、先日のブログにも登場した写真家植田正治さん達のおやつにまつわるお話本です。
なんか、面白い本だなと思います。

 今宵の読書のおとも。コーヒーとこの週末に焼いたクッキー達。



私のたくさんある夢の中のひとつ・・・「教授買い。※1」
(※1:今は読まなくとも、いつか読むであろうという本までもまとめて買うという、羨ましい本の買い方。)

一生に一度でいいので、本屋さんの本棚から気になる本を、値段を見ずに、片っ端から買ってみたいものです。
     

新羽田国際空港

2010-10-22 | 建築
昨日は、新羽田国際空港が、ついにOPENしましたね。

ガラス部分が多く、昨日の様な曇り空でも、結構明るいという事、
わかりやすい導線になっているという事をいくつかのニュースでコメントされていました。
一度建物を実際に見てみたいです。

国内線第1ターミナルJALラウンジのデザイン監修をしたNAP建築設計事務所。
中村拓志さんが率いる設計事務所です。

数年前に、初めて中村さんを知ったのは、NHKの『トップランナー』。
雑誌記事ではなかなか感じ取れない、素の中村さんや、実際の仕事の仕方、
中村さんの持つ「話の間」を感じ、もちろんいくつかの作品も見て、
それ以来、NAPのHPは、『お気に入り』に登録されています。



これは、2007年に出版された中村さんの『恋する建築』(ASCII)です。
1974年生まれ。・・・・私も頑張ろうと思ったのを覚えています。

今では、たくさんの有名な建築を建てています。雑誌にもよく取り上げられています。



去年の夏、岡山に、その中村さんが、講演に来られたました。
初めて会う『会いたい建築家』です。

その時、サインと握手をしてもらいました。主人も一緒に行く予定だったのですが、
仕事で当日いけなくなり、一緒に写真とまでは無理でした。

中村さんの周りの空気は、とても静かで、柔らかく、
水の中から物音を聞いている様な、何かに包まれた空気が流れているみたいな印象を受けました。
でも、とても情熱を感じます。静かな情熱です。

中村さんの数多い作品の中には、たくさん魅力的な所があります。
中でも、「木」に対する姿勢は、とても共感のできるものです。
みどりをとても大切に扱っています。

良く「どんな住宅を建てられますか(得意?)」と聞かれるのですが、
私は、いつも答えに困ってしまいます。

でも、どの計画をみても言えるのは、
家を計画する時には、自然と、みどり(庭の木)の事を考えている自分がいます。
ここから、みどりが見たいなとか。この庭には、こんな木が欲しいなとか。

岡山の講演の最後に、質問コーナーがありました。

「基本計画の段階で、これでもかって位に悩んで、決まったプランでも、
 確認申請を出した後に、変更とかされる事とかあるのでしょうか。」と素朴な質問をしてみました。

「お施主さまにとっても、施工業者さんにとっても、よくない事なのですが、変更する事もあります。」
と言った内容の話を申し訳なさそうに、中村さんが答えてくれました。

どんなに、すごい建築家でも、いつでも、何度でも、悩むのですね。

その中で、「変更すると言う事が、お施主さんにも業者さんにも、迷惑をかけてしまう。」
という謙虚な気持ちのあるコメントが、中村さんらしいなと思いました。



今日は、金曜日ですね。今日も、1日がんばろう




家。その2

2010-10-21 | 建築
みなさんに質問です。
 
質問1.住んでいる・いた家の愛すべき所は、どこですか。
質問2.もし家を建てる時、どんな家にしたいですか。
     


設計事務所の仕事には、『基本設計』『実施設計』『現場監理』というものがあります。

『基本設計』とは、打合せをし、プランを計画。平面・立面・仕様等の概要を決めます。
『実施設計』とは、基本設計を実際、詳細に検討していき、詳細図を含めた図面を仕上げていきます。
            私の頭の中を全て図面にしていく状態です。
『現場監理』とは、読んで字の如く、現場を監理します。正しく施工されているかを確認していく仕事です。
            様々な仕様を一つずつ検討・お施主さまに提案をし、決定をし、現場を仕上げていきます。

上の写真は、現在建設中の現場の障子のデザイン図です。
いくつかのデザインを提案し、先日デザインが決定しました。

本当に、一言で、デザインと言いますが、以前のブログにも書いた様に、難しいですよね。

そこには、人それぞれの好みや、一般的な感覚。障子だけのデザインの完結ではなく、そこにある空気と繋がるデザインでなくてはいけないと思っていますので。自分の中で、決まるまでは、いつも、机上に図面を広げて、そこを通る度に、眺めては(よし!)と決め、次通ったときには、(いいや~)と悩み、の繰り返しをします。さんざんそれを繰り返し、自分の中で(これ!)と決まれば、晴れてお施主さまにも検討して頂くという感じです。

このお施主さまとの打合せの時には、間違っても、開口一番!「私はこれですね~。」なんて、言いません。
お施主さまの話を聞きます。この時間がまた、どきどきわくわくのたまらない時間です。
お施主さまの(これ!)と一致した時、心の中では  です。(笑)


1の質問。私の回答。

 友情出演:そのときたまたま、文学少年だった主人です。

和室とそこから見える庭です。
今回の場合は、生まれ育った実家の家を対象に回答いたしました。

2の質問。私の回答。

 伊丹十三記念館(愛媛県) 設計・監理/中村好文+レミングハウス

家の中にいて、風を感じて、庭の緑が見える空間がある事。
狭くていいので、本に囲まれた居心地のいい空間のある事。


みなさまのご回答も、良ければコメントでお聞かせ下さい。