YUKARI note

大好きな建築をしながら過ごす日々

最近の読書。

2024-03-01 | 読書


今週の火曜日に図書館から借りた予約本!
とても面白くて、結局、借りてきた日の夜と次の日で4時間くらいで一気読みしました!
2024年現在の所、ランキング第一位です。ちなみに、第二位は、前回の「ホットプレートと震度四」(井上荒野さん)

今回のこの「スピノザの診療所」の作者の夏川草介さんは、現役のお医者様だそう。そして、ベストセラーの「神様のカルテ」もこの方の作品でした。私は読んだことがないのですが、タイトルだけ知っていて、次に読んでみようかなと思っております。『累計発行部数340万部のベストセラー小説(2023.11)』のようです。映画やドラマにもなっているみたいです。

で、再び「スピノザの診療所」に戻りまして。地域病院でのお話です。「スピノザ」は、オランダの哲学者バールーフ・デ・スピノザさんから、きているようです。小説にでてくる患者さんは、ほぼ終末期医療を受けている方々。それぞれの人のいろんな幸せのかたちや、環境や、その人その人の終わりの迎え方があり、登場人物それぞれのその人なりの哲学が感じられて、とても良かったです。自分の最期なんて想像したこともなかったのですが、どんな感情がその時に残っているのだろうかと重ねたり、自分にとって幸せな最期だといいなと思いました。その為にも、今を生きなくてはですね。おすすめです。続編があるといいなと思える一冊でした。




そして、こちらが現在読み中の一冊。はい、森見さんです。そして、もちろん京都が舞台です。偶然にも、先のスピノザの舞台も、京都でした。ので、京都に行きたくなっております。笑。さて、こちらを読み終えた時に、ランキングに変動はあるのでしょうか!楽しみですね。眠る前の限られた読書タイムで読んでいるので、まだ20ページ付近ですが、もう面白そうです。本当は一気に読みたいところですが、二冊続けての一気読みは、いろんなところに支障をきたしてしまうので、我慢しております。笑。

あー、私は人生最後の前日まで、本を読んでいられますように。それが私の幸せのかたちかなと、今は思います。もう少し深い幸せの方がいいかもしれませんね。

最近の読書。

2024-02-24 | 読書


先週返却をした図書館の本。

この食堂のおばちゃんシリーズ、先日行った紀伊国屋書店さんで最新刊「おむすび縁結び」が並んでいて、なんだか面白そうと手に取ると、なんと15巻目!これは全部買うにはとなり、まずは2冊を図書館でお借りすることに。

昭和の40年代の洋食屋さんのお話です。昭和生まれの私の子どもの頃も、どこかそんな感じだったなとか、この頃はまだ生まれてないや、とか、父母の歳に置き換えてみたりしながら、楽しく読みました。人との距離感もいい意味で近くて、少し面倒な時もあるけれども、今となっては、懐かしく少し恋しくもある人と人とのお付き合い。美味しそうなごはんももちろん登場。今では当たり前の洋食の登場初期のキラキラ感。カレーやエビフライ、ハンバーグの日が、とても嬉しかった子どもの頃を思い出します。しかも、レシピつき。




今読んでいる本。

最近、産直のお野菜の美味しさにハマり、お野菜おかずにハマっています。そこへタイミングよく「野菜のレシピ事典」おススメです。こっちは、本を購入予定です。くいしい坊なので、少しでも美味しいものを食べたい私。笑。いろんなお野菜のいろんな料理が載っています。どれも、簡単に作れるものばかりで、嬉しい限りです。

と、我が家の彼。9歳と4か月になるのですが、昨年の秋頃から、カリカリフードがどうも食べづらそうで、あまりお腹の空いていない時や気分ののらない時は、二口くらいで、食べなくなります。で、色々とごはんを作っていたのですが、やはり栄養が偏るのか、体重が減ってきてしまい、少しやせ気味になってきたので、本を借りて作ってみることに。





彼の好きなものは鰆。体調が悪い時にも、鰆だけは、食べてくれます。確かに、美味しいよな、鰆。お肉も好きですが、どちらかと言えば、お魚の方が好きな感じです。(彼から聞いたことはないので、本当の所は定かではありませんが。笑)



大満足頂いたようで、ごはんの後の抱っこが終わるとほぼ同時に爆睡です。笑

こちらの「はじめての犬ごはん教科書」もとてもわかりやすくて、おすすめです。食材を色分けしていて、赤・黄・白・黒茶・緑の5色で、それぞれの割合がひとつの目安になっているレシピは、わかりやすく、バランスもとりやすそうです。同じ作者さんの別シリーズ「老犬ごはんの教科書」を購入予定です。思っていたよりも、たくさん食べられるのに驚きです。これで、体重が9㎏台に戻ればまずは成功かなと。しばらく、頑張ります。犬は7歳からシニアとなるので、体重キープは免疫力にも繋がるかなと思い、色々と御歳を召してくると、人と一緒で、若い時のように、量も食べられなくなってきたりするので、手作りごはんでも、きちんと栄養管理しなくてはと。

最後に、井上荒野さんの「ホットプレートと震度四」こちらは、短編集。本屋さんでタイトルが気になっていて、その数日後に図書館の新刊の棚に並んでいるのを発見。本当に、図書館に感謝です。3編まで読んだのですが、私は好きな一冊です。以前図書館で、「小説家の一日」という本を見かけた記憶があります。次回は、そちらを借りてみようかなと思います。あとInstagramで見かけ気になっていた「キャベツ炒めに捧ぐ」も、井上さんの作品でしたので、そちらもまた。しばらく、作品を追いかけそうです。

どんな方なのかを検索してみると、お父様も小説家(すでに他界されていますが)。一冊の本を巡ってのインタビュー記事が出てきたので、読んでみました。あ…あの映画作品(話題になっていたので)原作者の方だったのかと、繋がりました。「小説家の一日」の帯には、「短編の名手」との表現もあるので、今回の本を読んで、なるほどととても納得した次第です。

短編集は何といっても、スキマ時間で読んで、一遍で一度本を閉じることもできるというのが、頼もしいです。本を読んでいて、どうしても先が気になるとなると、ほら、なかなか本を閉じられないので、ほら、いろんなところに支障をきたしてしまう事もあるので。笑。

と、来週には、一週間の時間差で回ってくるようにと予約していたつもりの小説が二冊、同時に届くことになり、今から、その二冊が二週間で読み終わるかどうかが、不安なわたくしです…。今から、井上さんの本、読了する予定です。結局、短編集のメリットいかせてないな。笑。




2023年読み納め(のつもり)。

2023-12-28 | 読書


昨日図書館で借りてきた2冊。中村さんは久しぶりの新刊。時々、無性に読みたくなる中村さんの本。ガツンとやられることもありますが、時々くるいい刺激です。

おそらくこれで、2023年最後の読書、もしくは、2024年最初の読書でしょうか。
おかげさまで、今年もたくさん本が読めました。
そして、今年も一年、更新がなかなかできない中、たくさんの方にブログを読んで頂き、またリアクションなどして頂き、本当にありがとうございました。

まだまだUPしたかった事はたくさんあったのですが、時間が全く足りずに、読書の事ばかりになってしまいました。来年は、もう少し以前のように、旅や写真やotto!さんのことなど、色んな事についてもUPできるような、少し時間と心にゆとりのある働き方が出来ればと思います。

今年も、一年お付き合い頂きありがとうございました。みなさまも良いお年をお迎えください。
それでは、また来年もよろしくお願いいたします。



最近の読書。

2023-12-02 | 読書
気づけば、もう12月。本当に、一日があっ!という間なので、そりゃもう一年もあ~という間くらいな感じです。一日にやりたい事が、すべて網羅できていない日々。みなさんはどうなのでしょう。一日したい事のリストアップ間違えてしまっているのでしょうか、私。すべてほぼ自分の時間の私なのですが、時間不足は永遠のテーマ。かといって、非日常のことが予定されていることは、そう多くなく。日常のごはん作って、仕事して、otto!と散歩して〈ごはんあげて30分抱っこ〉×2回して、勉強して、夜の残りで本を読んで。

本当は、このブログにも読書以外の日常を書きたいのですが、全く時間がつくれず、本当は、みっつのInstagram(otto!・写真・設計事務所)の投稿ももう少し頻度を上げたいのですが、こちらも全く時間がつくれず。悩ましい毎日です。中でも一番苦手なのは、おそらく毎日のご飯のお買い物だという事に、最近気づきました。笑 スーパーに行って、何にしようかなと思いながら食材を見て行っていると、あ、これもいいいな、とか、やっぱりこれにしようかなとなり、気づけば、ぐるぐるぐるぐる売り場を回っている状態。最後は、何を買えば…となりながらヘロヘロでお買い物を終えるのです。食いしん坊なのに、料理はレシピがないと作れず、なのに、お惣菜よりも手作りしたい派、そこに料理下手という。ここの毎日のお買い物がなくなれば、少し時間取れるだろうなぁ。お買い物上手な主人が羨ましい。

さて!ここで、ここ最近の読書を。



待っていました!小川さんの小説新刊。しかも、シリーズ6年ぶりの三作目。購入です。良かったです。鎌倉へは一度遊びに行ったことがあるくらいなので、本を読みながらあ~あそこか~となるには難しいですが、シリーズ三作目なので、そこはもう、頭の中のマップで。小川さんの食べるということの愛おしさ大切さというか、食べることで心がほぐれる作用の如何にすごいことかを毎回感じつつ。代筆屋さんの主人公の書く手紙。最後にどんな言葉となって、人の心や想いを伝えるのか等色々と感じ勉強させられます。小川さんの小説との出会いは、2008年「食堂かたつむ」から。ずっと好きで毎回新刊を楽しみにしている作家さんです。



こちらは、母が大ファンの奈良さん特集ということで、アート好きな私が購入。で、しかも!只今青森県立美術館で開催中の奈良さんの特別展、行くのです!奈良さんファンの母と一緒に。それもあり、お勉強です。



こちらは、いつもお世話になっている図書館でお借りしました。私、子どもの頃からの夢、色々あったのですが、いまだに残っているひとつに詩人があります。笑。なぜか、小学生の時に、授業で書いた詩がクラスで2位になって嬉しかったからです。1位じゃなく2位。しかも40人余りのクラスの中で。それから書いたこともありませんが、読むのは大好きです。老後の夢は、短歌を習いにいくことです。なぜか、高校生の時、現国の授業で作った俳句を現国の先生(俳人)に、いい句面白い句として読み上げてもらって褒められて嬉しかったからです。割と、自分の人生の中で、学校の先生の影響大きいです。



で、こちらが、今から読み始める図書館の本です。読みたいリストを本を予約すると、次々に予約が途切れることがなくなるので、予約我慢しているはずなのに、手ぶらで帰るのはもったいないと、結局は、本を返却に行ったタイミングで、棚にある気になった本を借りて戻ってきている。結果、途切れない読書です。

次回、新しい図書館。


最近の読書。

2023-11-04 | 読書


三連休の初日に読了の一冊。
千早さんの小説は3冊目。最初に読んだ「西洋菓子店プティ・フール」がとても好きだったので、「さんかく」をその後よみ、今回の「マリエ」に。タイトルのマリエは、主人公と同じ名前の香水でした。こちらも、良かったです。何が良かったか、を伝えるのが難しく…。読み終えて、私が最初に感じたのは、ゆっくりと流れる時間なのに、心の揺らぎが細やかな、リアルな日常だなと。日々の中で、心が揺れることは、ほぼ毎日忙しくあり、その理由は人さまざまで。揺さぶられたり、揺らいだり。誰かの言葉で揺さぶられることがるという事は、もちろん、その逆も然り。穏やかな日々って何だろうな、って考えました。まったく上手く言えていませんね。笑 




で、こちらが、連休2日目読み途中の「タルト・タタンの夢」。近藤史恵さんの本は「ときどき旅に出るカフェ」「それでも旅に出るカフェ」で初めましての作家さん。この間読んだ「ミステリな食卓」の中の作家紹介を読み、この〈ビストロ・パ・マル〉シリーズがあることを知って、早速1冊目を図書館で。シリーズで4冊目まで出ているので、おそらく読みます。Instagramで見て、読んでみようかなと思うことしばしば。本当に図書館ってありがたいです。一年間に読んでいる本すべてを買うとなると難しいし、図書館で借りられるから読んでみよう!ともなるし、その結果、素敵な作家さんに出会える訳で。なので、無人島に持っていくなら断然図書館な訳で。笑

で!ほかほか新刊の二冊が本日到着!原田ひ香さんの「喫茶おじさん」と伊坂幸太郎さんの「777」。私が予想していたよりも早く予約本の順番が回って来て、嬉しい大渋滞を起こし中です。伊坂さんの本は、買ったり借りたり。初めて読んだのは、「陽気なギャングが地球を回す」で、そこから順に読み漁り続け、現在に至ります。とても読みやすく面白いストーリーのものが多いので、気軽に楽しい本を読みたい方には、おすすめです。




「グラスホッパー」「マリアビートル」「AXアックス」に続く〈殺し屋シリーズ〉の最新作が「777」です。めっちゃ楽しみ!




我が家のotto!さんは、私が本を読み始めると、「また本かよ…。」と渋々近くにくっついて寝始めます。笑
そして、私が本を愛してやまないのと同じように、彼は日向ぼっこを愛してやみません。