YUKARI note

大好きな建築をしながら過ごす日々

今読んでいる三冊。

2022-09-27 | 読書


はじめましての作家さんおふたり。

森絵都さんと金原ひとみさん。もちろん、人気の作家さんなのでお名前と本の表紙はいろいろと存じ上げております。

金原さんは、芥川賞を20歳の時に受賞された記憶がしっかりと残っています。若いのにすごいなと。その頃、読んでみたいなと思いながらも、まだ私には無理かもなと手に取らず、今まできました。今回、急に気になって、読んでみることに。今日から、スタートです。


森絵都さんのこの「カラフル」は、本屋さんでもよく見かけます。シンプルな黄色い表紙ということもあり、目に入りやすいですよね。

たまたま、連休最後の日、姪っ子2号を誘って図書館へ行った時、姪っ子の見て回っている本棚で背表紙をみて、「お!カラフル」となり、その場で、読み始めると続きが気になりだして借りてみました。面白くて昨日一気に読みました。

中学生が主人公の話です。図書館では、児童書の棚にあったので、きっと同年代の読者に読んでもらえると、より嬉しいということなのでしょうか。自分がこの本を中学生の時に読んでいたなら、どんなことを感じるのだろうかと、読み終えて思いました。とても読みやすい一冊です。今度は、「みかづき」という作品を読んでみようと思います。


そして、朝井さんは、デビュー作「桐島、部活やめるってよ」を本屋さんで見て、なかなか珍しい(その頃=2010年)タイトルが気になって借りて読んだのがはじめまして。

そのあとは、今年3月に読んだ「正欲」、そして三冊目の「そして誰もゆとらなくなった」。この本の「はじめに」にも書かれているのですが、実は、私、小説だと思い借りた方の人間です。(笑)エッセイでした。昔から、ほとんどエッセイは、読んでいこなかったのですが、最近、その作家さんの人となりといいますか、個性(素)がとてもわかりやすいのは、もしかしてエッセイなのかも?と思い始めて、エッセイの面白さがわかった気になってる私です。

すごく、たとえ方が面白いです。思わず、何度もくすっと笑ってしまいます。時には、「はは」と声にまで出して。エッセイって、簡単なようで難しいですよね。だって日常ですから。もしかすると、小説以上に面白い事が起こらない可能性の方が高くて。そうなると、もう、如何にちょっとした自分なりの視点で引っかかった事を、面白く捉えて、かつ、読者の興味を沸かせるように書けるかとか、面白く書けるかとか。そして、エッセイで自分という人間に興味を持ってもらって、この人が書く小説ならば読んでみようと思ってもらえるかに、繋がっていくわけですよね。もちろん、その逆のパターンもあるわけで。読む方は、気軽に楽しめるイメージのエッセイですが、なかなか大変そうです。

と、書いたことすらないのに、勝手な想像をして、完結してしまいました。まったくの勝手な主観です。(笑)といった感じで、また今日長くなってしまいました。そろそろ、お仕事を始めなくてはです。お付き合いありがとうございました。








最近の読書。

2022-09-19 | 読書
ここ最近に読んだ本の記録です。
全部写真に収めている訳ではないのですが、それでも、ほぼ全部くらいかなといった感じです。



こちらは、気軽に読める数冊。
図書館に行った時に、新着棚や図書館員さんおすすめの本棚から読んでみたいなと思ったものを借りてくるのがいつもです。

水族館の本も面白かったです。
幼稚園児の頃からよく見ていた大好きな図鑑に、「海の生物」という一冊がありました。

確か表紙は、イソギンチャクだったような…。大好きで、何度も何度も開いていた記憶が残っています。
そこから、きっと水族館が好きなのかなと。



こっちは、小説系。図書館の貸出期間は、2週間。
なので、大体いつも1週間で一冊をめどに小説を二冊借ります。
で、一冊目を読み終わるころに、新たに読みたい小説を予約して返すころには、また新しい小説が届くといった感じのサイクルです。

この「ミシンと金魚」。私は好きです。
最初から最後まで主人公の語りで書かれています。
なので、最初は、背景が理解できないので、置いていかれると言いますか、知らない人の会話がバスや電車の中で聞こえてくる感じで、その会話の内容が、公共交通機関という空間の割に、やや濃いめの場合ってあるじゃないですか、それを聞くでもなく、知りたくでもなく。
でも、乗り物を降りる頃には、すっかり、自分も会話の中の人になってしまい、心の中で「がんばれ」とか「大変ですね」と何かしら感情を抱いてしまう、同じ空気感になってしまう、といった感じに近い気がします。

でもよくよく考えると、こういった書き方だから魅かれるのではなく、やはり、小説自体が面白かったのだと思います。
この内容を、普通の書き方で読んだ場合は、どうなのだろうなとも考えましたら、やはり、この「語り」の文章が魅力なのだとも。なんとも矛盾です。(笑)今年の私のランキング上位に入りますね。

というか、そもそも、1-10位なんてなくて、私の場合は、1位かそれ以外か的な判断のような気がします。
ジャンルが違えば、比較するのはなかなか難しいです。ので、1位がたくさん出てきます。(笑)

あと、「生命式」こちらは、正直少々苦手でした。
芥川賞をとった「コンビニ人間」を書かれた村田さんの本。「コンビニ人間」は、面白かったっ記憶があって、借りてみたのです。
ん~~~。私には、難しかった。リアルに想像をしてしまうタイプなので、面白さ・楽しさを感じるより先に、気分が…。一篇読むことに、閉じてといった状態でした。

帯に書かれていた「文学史上、最も危険な短編集。自身がセレクトした、脳そのものを揺さぶる12篇。」確かに!と思う一冊でした。内容的には、深くて、色々考えさせられる事のある素晴らしい本です。



で、こちらは、今読み中の一冊。楽しい一冊です。やっぱり、グルメ小説は、心温まります。



こちらは、図書館検索しても、ヒットしなかったので、ふらりと立ち寄った本屋さんで、見つけたので買いました。

旅本は、ほんと!旅に出たくなるので、困ります。

といったところで、恐ろしい文字量に。失礼いたしました。


待った割に合わず。

2022-09-18 | otto!



いえ、もう、ほんと、全く、気になっていませんからね。

え、パンとかっていうものが置いてあるのですか?

目の前に?うそ?





散々待たされというのに、

イチジクパンと大そう美味しいシナモンロールは、

彼の口の中には行かず。

どこかへ行ってしまいましたとさ。



最近の読書。

2022-09-03 | 読書
まいりました。
今年1月に購入したノートパソコンが、夏休みに突然壊れてしまい、
やっと、昨日3週間の修理を終えて戻ってまりました。

ということで、すっかり、もう9月ですね。
そうです。プレ読書の秋到来です!

気になって「読書週間」はいつからだろうとグーグルさんに聞いてみると。
10月27日~11月7日、だそう。思ったよりも、冬に近いです。

ま、本好きさんには、毎週読書週間ですので、そう影響はないですね。(笑)



夏休みあとに読んだ本。

鯨井あめさんは、デビュー作「晴れ、時々くらげを呼ぶ」に出会ってから、
気になって追いかけている作家さんです。

今回三作品目となる「きらめきを落としても」も、よかったです。
じんわりと、何かが心の中に広がっていく短編集。
その何かが、心温まるとかいう感じではなく、
あー、そういう気持ちから派生する言動、確かにわかるという共感。
その共感は、やってしまったことのある自分ややってしまっている誰かを見て、
やっぱりそんな気持ちからだったのかという共感。
そして、若さ特有のその時のめいっぱいで生きる心に愛おしさを懐かしみ、また共感。
といった感じでしょうか。いつものように、上手く言えませんが…。

タイトルの「きらめきを落としても」きっと、その時のきらめきはその人の心の中にずっとあって、
気づいてはいないのだけれども、いつでも本当は、すぐに呼び起こせるくらいの所にしまわれていて、
いざ起きると新鮮で生々しくよみがえってくる、それを毎回、小説を読み、体験しているような気がします。

中でも、「言わなかったこと」が好きでした。小説を書いたこともないけれども、すごく共感できました。
きっと、自分が過ごしてきた人生の中に、あったのでしょうね。
物事ではなく、その時のきらめきを呼び起こされた気が致します。



で、こちらは、購入本。
これ、インスタで表紙をみて、面白そうとなり、すぐ紀伊国屋さんへお取り寄せぽち。

仕事柄、気になったのもあるのですが、幼い頃に、たくさんあれこれと想像して楽しんでいた架空の家や間取りの遊びを思い出しました。
今も手元にもある佐藤さとるさんの絵本「おおきなきがほしい」を思い出し、「ジャックと豆の木」を初めて読んだ時に、巨人の家はどんな家なのだろうと、物語よりも家の方が気になったことなんかを思い出しました。



そして、こちらが、昨日図書館で借りてきた2冊。伊坂さんは、予約本。伊坂さんも長い間追いかけています。
本当は、もう一冊あったのですが、昨日一気に読んで、今日返却しました。
「とあるひととき」という数人の作家さんのエッセイ集でした。



そして、こちらが、今日届いた図書館予約本。
「はじめに」を少し読んだのですが、もう、面白いです。(笑)

と、久しぶりということもあり、たくさん書いてしました。

さて、少し退屈そうなotto!さんとひと遊びして、読書でもしましょうか。