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フウラン マンポウ(漫歩)・風蘭と友達、旅と花

カメラ大好き人間の拘りの画像の発信集。

翁獅子

2006年03月17日 | ◆浪花獅子系3兄弟

 フウラン翁獅子です。
私のお気に入りのフウランです。ここまで厚肉に育てば見ごたえ充分です。

浪花獅子系変りは大きく4種に分けられる。
 ①、翁獅子    →中斑。
 ②、千代田獅子 →後暗みの散り斑縞。
 ③、白翁獅子   →天冴えの白縞。
 ④、雪狂獅子   →白翁獅子の覆輪。(異論もあり)


浪花獅子系の変化芸は大好きでこれにトコトン拘って集めてますが、
なかなか③・④の品種が見当たらないのも断念なところ。

以前、友人より浪花獅子の縞変りを頂いた物があり、期待どうり進化してくれれば
③の白翁獅子となる予測ですが。
残念ながら何故かまだ獅子芸を表しません。必ず獅子芸をすると確信して
いますが。
親がダメであっても仔に期待出来ので早く仔芽が当らないかと毎日が楽しみ
で、我が家の家宝です。
   
  追加 →7月末現の状況。
状況はかなり不利。綺麗な縞柄だったが昨年あたりからジミになってきて、とうとう
青葉が顔を出した。獅子芸もしない。仔供2本当たったが両方とも青だ。

この「白翁獅子」昔から出ては消え、現れては消えていく、らしい。
不思議な品種だ。従って投稿は当分お預けだ。

長かったフウランの中弛み栽培もこの品種を頂いた頃より気持ちに充実感が
現れ元気が甦ったものです。友達に感謝カンシャです。

フウラン収集はこれらと、気に入った覆輪種を集めれば満足です。
後の品種類は、あればより嬉しい程度でこれらは観賞のみが優先です。

さて本題ですが。
「翁獅子」は、別品種「曙」のように中斑が葉面一杯に広がるのが上柄です。
チャント植え替えを行えば問題ないですが手抜き植え替えをしていると
5~10年くらいはいいですがそれを過ぎる頃より上根が出なくなり大変です。
何が大変かと云うと 芯止まりが発生するからです。

浪花獅子系の青葉や中斑くらいまでは超強健で良いですが、
翁獅子・千代田獅子・白翁獅子くらいになると親と同じ柄の仔をなかなか
出さないうえに、古木になると上根が出にくくなり年々下葉は落ちるので
そのうち絶えていくパターンだそうです。(中でも千代田獅子はましな方で
近年ヤット登録された)

ちなみに上根が出にくいので有名な品種に「真鶴」と云うのがあるが、これ程
ひどくはない、この品種は紺の乗りが甘いと特別だ。 これとも知らずに好きな
芸なので集めたことがある。上根が出にくくて数株挑戦したが、栽培未熟にて
結局全て枯らした。
当時誰も難しい品種とは教えてくれなかったので、美しく珍しくもあって競って
買い求めたものだった。

脱線のついでに、親株の影響力と真鶴の継続性について。
私の知人に西出の親2本に真鶴の仔が6本付いた株立ちを持っていた、
真鶴が大きくなり、親の西出を外してもしばらく3年間程は元気だった。
6~9本立ちに増えた真鶴を見せ、これの良い系統は枯れることなく継続すると
主張していた。これを見せられた方達は信じてしまっていた様子だったが、私は
その3年前の 親である西出に保護されていた姿を知っているので静観していたが、その後
やはり数年で全滅した。一般的には、その場だけの瞬間風速的状況しか見る
ことが出来ないのが常であり、これがフウラン愛好家の大きなリスクになって
いるような気がする。
翁獅子も同じで地味な中斑の親が付いていてもこれを外すと栽培は困難になるので
注意が必要だ。脱線のついではこれでオシマイ。

最近は植え替えや管理の技術も進歩して昔程枯らさないそうですが
昔の技術から進歩してない方は注意が必要な品種です。
ヒントは、木の若返らせ方に手を抜かない事です。

木の若返らせ方の解らない方はベテランの方に教えて戴くとよいです。
これが解らない方はベテランとは認めようがないので区別が出来るのも
またよいチャンスです。
但し、下葉をむしり取る等の回答はナシ、これはご臨終が見えて株を諦めた
時にのみ使う最後のショック療法で、若返りとは関係ないからだ。

我が家ではおかげさまで上根をソコソコ出し既に10年を持ち堪えました。
マイペース管理でここまで枯らすことなく育てられれば後は大丈夫と思ってます。


交配実生苗の植え替え(2)

2006年03月15日 | ◆種から育てるフウラン
           種から育てたフウランの植え替え(2)

前回とは同期の分と1~2年若いものの混合。
白縞と黄縞が見える、これは柄が派手過ぎて成長が特に遅い。

右端の分は普通の縞が現れた物。





古い水苔をバラシたところ。
実生実験成果の集約がここにある。

期待した珍しいものは出現していないが、多分誰にも真似出来ない
交配の組み合わせなので、世界で一つだけのフウランだ。





植え替え後



植え替え後

交配実生苗の植え替え(1)

2006年03月13日 | ◆種から育てるフウラン
         種から育てたフウランの植え替え(1)

以前紹介した実生苗の大きい方を植え替える。
これは比較的初期のもので約5年経っている。
全幅4~5センチ、我が家は加温設備が無いので成長は遅い。

以前より保有していた「建国殿の縞」の実生の思わせぶり柄(実際は青葉)
の株Aを母親にして、別の個体である「建国殿の縞」の実生の思わせぶり柄
(実際は青葉)の株Bを交配したものである。


画像①の 右の仔は葉裏に墨を流しているのが見える。
      左の仔は一番期待しているもの。




画像②の右の仔は新月殿と思われる。
    左の仔はよく出現する散り斑縞だ。

観 梅 (2)

2006年03月12日 | ◆旅
 大阪城公園梅林の梅祭りに行ってきました。

          運良く丁度見ごろ。
  まだ寒い日が続きそうなので週末(18・19日)も見ごろかも。

「大阪城公園」駅が便利。 通常は「森の宮」からも行けるが
このシーズンは一方通行規制がありここからは入れないので注意。

園内には小さな簡易食堂があるが人ばかり多くてメニューすら見えない。
満足な食事が希望ならお弁当を持っていくと良い。(人が多すぎるので
座る場所確保は持ち前の根性でやること。)
お手洗いも男子でも順番待ちが必要で大変。

見物客が多過ぎて、人の顔ばかりが邪魔をして思うような構図で写真が
撮れないのも残念。

まだ現役のサラリーマンなので確実に自由が利くのが日曜しか無く、土曜日も
運がよければの状況であり、今しばらくのガマンガマンといったところ。