
吊るし柿を作るのは久しぶりである。
もう少し冷え込むのを待ちたかった、今はまだ暖かくカビが生えそう。
しかし、そこまで待つと柿が柔らかくなりいまくいかない、ヘタから外れて落下るのが
多くなる。仕方なく作成に踏み切った。
最近田舎から送ってくれなくなった。
サルが食べてしまうらしい。
このサルの被害、当初は甘柿のみだったが、近年渋柿も全て盗られる、枝を折って担いで
持って帰るそうな。
大きさは現状まだ大きい、皮を剥く前は約230~250g。直径7.8~8.5センチあった。
園芸用の鉢の3号よりやや小さい程度。
これが完成時には極端に小さくなる。
作り方は特に大きな問題はない、カビ対策だけだ。
頭のヘタの中には、虫や虫の卵、カビ菌が一杯いるので熱湯に5~10秒程漬けて消毒・殺虫
をする。紐で吊るし全体を熱湯に漬ける。
長く漬け過ぎると軟らかくなって後日ヘタから分離落下してしまうので注意。
ちなみに、串柿の場合はヘタの部分や串の部分に熱湯をかける。この串柿は串を挿した部分に
カビが生えやすくカビとの戦いでありうまくいくのは半数となる。この串柿の場合は一気に
水分を飛ばす事の出来る機械乾燥炉で処理するのが一番良い方法だ。
後は、下のチョッポリも3~4ミリ程度剥がずに残す、これを剥いてしまうとここからも
カビが進入する。
夫々の地方で作り方が少しずつ異なるだろうが、我が田舎ではこのようにしていた。
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