
伊賀上野山採り品です。
ヤット咲きました。
清涼感漂う綺麗な花です。
入手当初は「翡翠」より緑が濃いと思っていたが、
「翡翠」実生に濃いタイプが出現したことでそれと比較してみると花・木姿共
同じに見える。
残念ながら区別する必要がないことが分かってきた。
「翡翠」実生と伊賀緑花との花比較をしてみた。

伊賀緑花の下に紅花の蕾みが写っている、これも伊賀産であり他の品種と
混同しないように、緑花と寄植えしている。
写らないよう葉っぱの下に閉じ込めたつもりだったが何時の間にか徐々
に持ち上がってきてチャッカリ写っている。
追加
知人より、「翡翠実生」を山採りと言って騙されただけだ、との指摘があったので
詳細内容を追加する。
ちなみに、本、伊賀緑花の採取当初の画像である。
当初はこの通りの枯れる寸前だったものを5年間かけて正常なものに仕立て上げた。
緑色が従来品種より濃いとのことでケッコウ高価だった。当時人気抜群の[翡翠]
の1.5倍はしたので枯らすまいと苦労した。

5年前私が見つけた、込み合った葉っぱと葉っぱの下敷きになっていた。自分で大
株の中から採取した、枯れかけた2枚葉、これだけだ。
下葉は枯れ、立ちは極端に痩せ細ったのが覗いていた、親木は9分どうり枯れてい
た。
ついでに余談だが。
ココまで書くと深山での新発見にてルンルンのようだが内容にはケッコウ裏がる。
つまり、山野草店のお店の棚で見つけたのだ。
この近辺を縄張りとする野草ハンターから1週間前に仕入れたばかりだと云う
山採りフウランの大株数個が物置の棚においてありその中から見つけた。
一山6m程度で明日にも予約客が引き取りにきて持って帰る予定のものだった。
ハンターも当然確認したはず、店主もザーとは見たらしい、お客さんも入れ替
わりに数人は見ていったらしい。それでも発見できなかったものだ。
私が発見出来たのは運良く1週間の違いで蕾みが開花したからだ。
蕾みのうちは皆同じ薄い緑色をして並み花に見えるので判別はムツカシイ。
葉と葉の下の方のあちこちで一杯蕾みが押し潰されそうになっている中でチラッと
緑が見えた、これは運としか言いようが無い。