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フウラン マンポウ(漫歩)・風蘭と友達、旅と花

カメラ大好き人間の拘りの画像の発信集。

フウラン 「春及殿・南国の舞」

2006年07月11日 |  ★風蘭の花
フウラン八重段咲きの「春及殿」と「南国の舞」です。

「春及殿」に比べ「南国の舞」は木姿や花はやや小ぶりで花は薄くピンクを染
める、「春及殿」は薄い緑色に染まる。

八重・段咲の感じは、何れも年により違ってくる。段咲きになったり成らなかった
りと変化があり美しく楽しい品種である。

「春及殿」は距が年により多く出たり出なかったり、「南国の舞」も距を出すが
殆ど出さない場合が多い。

八重・段咲き品種には更に、「山吹雪」「天女の舞」「花祭り」「竜馬の舞」等が
あるが木が小さすぎて今年も花が咲かなかった。

これらの中では「山吹雪」「南国の舞」だけが特徴を異にする。後の品種
「天女の舞」「花祭り」「竜馬の舞」等はまだ検討半ばでなんとも云えない、
花だけを見ると全て同じに見えるからだ。

「竜馬の舞」なんかは「春及殿」を小さくした感じだった、ナントナク怪しいと
思いながらもツイ買ってしまった結果粗雑になり何処かに紛れ込んでしまい現在
行方不明。 もう花時以外 普段は忘れられた存在だ。
花が咲かないと発見できないありさまであるにも関わらず、私には花が多すぎて虫
が一杯やってくるのでこれがイヤで注目の品種以外は花芽と分かった時点で無意識
に削除する習慣もある。 コマッタ。

これら品種の特徴を見極めるには10年以上は充分かかりそうで、これだけでも
ケッコウ楽しめそうだ。

春及殿拡特大
春及殿特大春及殿大春及殿正面南国の舞正面南国の舞拡大



フウラン「花 簪」

2006年07月06日 |  ★風蘭の花
フウラン「花かんざし」です。 「紅かんざし」とも云う。
      待望の花がやっと咲きました。

まるで角のように2本の距が整然と上部に舞う、多少長短はあるが紅を装い
   まことに優雅である。
          
          

今年もダメかと諦めていた・・・が、良かった。

やはりこの花は期待通りの感動ものだ。
1年の苦労が吹っ飛ぶ。
昨年は長期出張で見られなかった、散りガラを見ると距が2本に見えた、×。
今年は花芽が3本上がってきた、1本は枯れそう、先の元気に伸びた分はダメと
分かったので即チョン切った。
最後の残り1本に賭けていたのだ。

正面
正面右側1右側2左側1蕾み

ちなみに「紅かんざし」は赤い簪そのもの、一方、「花かんざし」は多彩。
舞妓さんの花かんざしです。これらをイメージした命名であってほしいと願っている。




フウラン「緑 花」

2006年07月05日 |  ★風蘭の花
 伊賀上野山採り品です。

ヤット咲きました。

清涼感漂う綺麗な花です。

入手当初は「翡翠」より緑が濃いと思っていたが、
「翡翠」実生に濃いタイプが出現したことでそれと比較してみると花・木姿共
同じに見える。
残念ながら区別する必要がないことが分かってきた。

伊賀産
伊賀産拡大1拡大2全体


        「翡翠」実生と伊賀緑花との花比較をしてみた。
          
    伊賀緑花の下に紅花の蕾みが写っている、これも伊賀産であり他の品種と
    混同しないように、緑花と寄植えしている。
    写らないよう葉っぱの下に閉じ込めたつもりだったが何時の間にか徐々
    に持ち上がってきてチャッカリ写っている。


追加
知人より、「翡翠実生」を山採りと言って騙されただけだ、との指摘があったので
詳細内容を追加する。

ちなみに、本、伊賀緑花の採取当初の画像である。
当初はこの通りの枯れる寸前だったものを5年間かけて正常なものに仕立て上げた。
緑色が従来品種より濃いとのことでケッコウ高価だった。当時人気抜群の[翡翠]
の1.5倍はしたので枯らすまいと苦労した。
           
5年前私が見つけた、込み合った葉っぱと葉っぱの下敷きになっていた。自分で大
株の中から採取した、枯れかけた2枚葉、これだけだ。
下葉は枯れ、立ちは極端に痩せ細ったのが覗いていた、親木は9分どうり枯れてい
た。

ついでに余談だが。
ココまで書くと深山での新発見にてルンルンのようだが内容にはケッコウ裏がる。
つまり、山野草店のお店の棚で見つけたのだ。

この近辺を縄張りとする野草ハンターから1週間前に仕入れたばかりだと云う
山採りフウランの大株数個が物置の棚においてありその中から見つけた。
一山6m程度で明日にも予約客が引き取りにきて持って帰る予定のものだった。

ハンターも当然確認したはず、店主もザーとは見たらしい、お客さんも入れ替
わりに数人は見ていったらしい。それでも発見できなかったものだ。

私が発見出来たのは運良く1週間の違いで蕾みが開花したからだ。
蕾みのうちは皆同じ薄い緑色をして並み花に見えるので判別はムツカシイ。
葉と葉の下の方のあちこちで一杯蕾みが押し潰されそうになっている中でチラッと
緑が見えた、これは運としか言いようが無い。