チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

香港、ロンドン、リスボン

2015年05月21日 | 旅行

雨、24度、97%

 香港、ロンドン、リスボンの旅の話も今回で終わりです。

 香港、ロンドン間は地元のキャセイパシフィックでした。この旅の最初のブログにも書きましたが、13時間の飛行中、なんと5本もの映画を見た私です。朝の9時の便でしたから、最初の機内食はお昼ご飯でしょうか、 中華の牛肉のおかゆを頂きました。長時間のフライト、ジッと座っていてもお腹は空きますが、自分が食べているのが朝ご飯なのか夕飯なのか、分からなくなる始末です。今回は2食、次に出て来たのが、 こちらです。もちろん、どちらも2種類のディッシュからチョイスで来ます。

 ロンドン滞在時間、18時間の後、ポルトガルエアーでリスボンに入りました。 15年前は、パリからリスボンに向かったので、おそらく私にとっては、ポルトガルエアーは初めてではないでしょうか。ロンドンに到着する前も、上空から見るロンドン郊外の景色にアレ?と思うものがありました。 雲の合間から見える黄色い畑です。この時期ですから菜の花だろうかなと思いますが、果たしてイギリス人が菜の花を食べるのかしらと訝しく思います。そこで、イギリスからたまたまご一緒になったアイリーンさんの奥様にこの写真を見せると、「レイプよ。」と教えて下さいます。その言葉に一瞬びっくりしましたが、あー、レイプシードだとはすぐに分かりました。つまり食用油を採る西洋アブラナです。一般的には、キャノーラオイルと呼ばれているものです。バイオ燃料を促進するために、EUから助成金が出て、イギリス政府も栽培促進に努めていると教えていただきました。つまり、この黄色い光景はごく最近の事だそうです。 

 ロンドン、リスボン、2時間半の飛行です。ドーバー海峡を越すとヨーロッパ大陸が見えてきます。2時間半といえば、日本でも、国内線の旅です。お昼に出て来たのは   こんなサンドイッチでした。パンはアジアのエアーラインに比べると美味しいと思います。

 3日間のリスボン滞在後、予定では、ロンドンまでブリティッシュエアー、ロンドン香港は、キャセイの予定でした。リスボン空港8時発ですので、まだ暗い6時にはリスボンの空港に着きました。ところが、ロンドンの悪天候が原因で、飛行機が3時間以上遅れる事になったのです。ロンドンでキャセイに乗り継ぐ時間は、2時間ほど。つまり私たちはキャセイに乗る事ができなくなりました。エアーラインのカウンターのお姉さんたちは、乗り継ぎ便の検索に大あらわです。見つけてくれた便は、ロンドン香港間もブリティッシュエアー。天候ばかりはどうにもなりません、主人も私もその辺は心得たものです。何にもないリスボン空港で3時間の時間を潰します。この待ち時間の最後の1時間は、私はゲート前でとうどう寝てしまいました。目が覚めたら、既にゲ−ト前は人で一杯。

 さて、ブリティッシュエアのロンドン行きに乗り込んだ私、実は、リスボンを発つのすら知らないまま、寝始めたようです。目が覚めると飛行機は既にドーバー海峡上空。主人には黙っていましたが、頭の中はちっとも目が覚めた感じがしません。

 ロンドン、ヒースロー空港は、非常に検査が厳しく乗り換えの私たちですら荷物検査を受けます。2時間の待ち時間、買い物もありません。ゲート番号すら、出発の1時間前にならないと分からないほど、忙しいヒースロー空港です。何かお腹に入れないとと、軽い食事と こちらを一杯頂きました。

 やっとゲートが決まって、見ると私たちの飛行機はエアバス380です。私はエアバス380が何かもよく解りませんが、この飛行機2階建てです。しかも、日本の航空会社は殆ど持っていない機種のようです。主人はA380に私を乗せたかったと喜んでいます。見出し写真、ボーディングブリッジが、1階にも2階にも延びているのが見えます。2階には機内の階段でなく、ボーディングブリッジで直接乗り込む事ができます。幸い、私たちの席は2階でした。窓から見ると、ほかの飛行機の尾翼が目下に見えます。やっとこれで、香港に帰れます。さて、私今度も飛行機がロンドンを飛び立つのを知りません。滑走路に向かって動き出したのすら知りません。

 さて、どれ位寝たでしょうか、あのカタカタの音と生暖かいおいしそうなにおいで目が覚めました。チキンとご飯をもらったのですが、あまりにも美味しくないのでチキンだけ食べて、機内では飲まない事にしているのですがワインを飲んで、また寝ました。途中一度お手洗いに起きました。主人が何か声をかけてくれたのですが、「寝る。」とだけ答えたのを覚えています。次に起きたのは、香港到着の一時間半前。12時間近い飛行時間殆ど寝ていました。着く前に、またしてもおかゆを頂きました。この機内食、美味しくない上に写真など撮る気力もありませんでした。本も一字も読みませんでした。映画を観る事もしませんでした。ただただ寝ていました。香港上空で、やっと、モモさんに会えるという現実で頭が冴えて来ました。

 旅から帰って主人が幾度も言います。「結婚して、おまえがこんなに寝るのを初めて見た。」確かにこんなに寝続ける事はありませんでした。通常睡眠時間6時間。「気疲れね、あれだけ年上の方と一日ご一緒だったから。」と私。その私に、「いや、おまえが一番気を使ったのは僕だよ。」と主人。こんな言葉をもらったのは、結婚38年にして初めてです。確かに2年前のアムステルダムのような緊急入院になってはと主人の健康に気遣いしました。できるだけ怒らせまい、けんかはしないでおこう、行く前から心に決めていました。

 実際は2度ほど怒らせてしまいました。大きなけんかはしませんでした。主人からもらった言葉が嬉しくて、すぐに元気になりました。だから、今回の旅行はマルです。

 

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ポルトガルと日本

2015年05月20日 | 旅行

小雨、28度、89%

 今回のポルトガルまでの旅は、主人が勤める会社のポルトガル工場25周年を祝うためのものでした。アメリカ、スイス、イギリスからのお客様をはじめ、駐ポルトガル日本大使やポルトガル政府の方も参加なさいました。この25年というのは日本の会社としては先駆的な存在だそうです。ポルトガルに置いてはもとより、日本でもポルトガルの関係を築いて来たと聞きます。

 ポルトガル2日目の夕食は、その祝賀会でした。宿泊先のフォーシーズンズリッツホテルのバンケットルーム、ホテルのバンケットルームにセッティングされたテーブルを見るのはいつも楽しい事です。日が沈むのが遅いヨーロッパ、9時過ぎていよいよ長い祝辞が始まりました。私などお腹が空いた事より、目の前のピカピカのグラスに早くワインを注いで欲しいと願います。

  スタートは、海老のリゾットでした。やはりお腹が空いていましたから、写真の前に一口食べてしまいました。イタリアからこのポルトガルにかけては日本米のお米も作られているそうです。リゾットと言えばイタリア料理と思いがちですが、これはスープリゾットとでもいった方がいいリゾットです。海老のお出汁がよくでていて非常に美味しい一品でした。実は主人は柔らかなお米が好きです。リゾットのように芯が残るのは本来お好きでないのに、いたくこのリゾットが気に入りました。挙げ句に、ポルトガルの空港で、 こんなリゾット用のミックスを買う始末です。私が、それはイタリア製で香港にも同じようなのが売っていると言っても聞きませんでした。そして、驚いた事にヨーロッパ一のお米の消費国は、なんとポルトガルだそうです。甘い甘いライスプディングだってあります。

 メインは、 スズキです。夜も遅いしこれくらい軽い食事がちょうどかしらと思います。最後のスウィーツは、ホテルらしく、 素敵な盛りつけです。それになんといっても、一つ一つが甘いのでこれぐらい小さなポーションで充分です。

 このリッツホテルの食器は、全てヴィスタアレグレという食器屋さんのもの。ヴィスタアレグレはポルトガル王室の保護の元に作られた窯です。先日お見せしたアジェダ宮殿の、ダイニングルームやバンケットルームにセッティングされていた食器も全てここのものだそうです。ポルトガルの大きなショッピングセンターにはお店が出ています。ポルトガルの陶器とは違い、繊細な絵付けや薄さが身上のようです。英国王室、ホワイトハウスでも使われているヴィスタアレグレの上質な磁器です。郵便局を探している時にこのお店を見つけて駆け込みました。何かあれば買うつもりでしたが、考えてみれば、もう今以上、私には洋食器は必要ありません。

 この食事の間、ファドが流れていました。ファドを聞きながらの食事はまた趣があります。地元の女性歌手の次に出て来たのは日本人の男性のファド歌手です。ちょっとがっかり。末席の私がいるテーブルは、みんなさん同じ思いか、別の話でおお賑わい。ファドなんか聞いていませんでした。

 この式典が始まる前に出席者に胸に付けるようにと、ポルトガルと日本の国旗のピンが配られました。見出し写真です。要するに旗旗です。凄くこの旗旗が気に入った私は、香港に帰る道中、主人のピンも取り上げて2つ重ね付けにしてジャケットの襟に留めました。

 ポルトガル、ヨーロッパの西の端です。そして、島国の日本。私にとっては、日本とポルトガル本国の間に、お隣マカオのポルトガルがありました。とっても離れた国なのに身近に感じます。今年は安倍総理が、総理としては初めてポルトガルを訪れたと聞きます。この旗旗、私の胸の上でいつまでもポルトガルをつないでくれているようです。

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ロンドン パディントン周辺

2015年05月19日 | 旅行

曇り、27度、84%

 私たちがロンドンに着いたのは、プリンセスシャーロットがお生まれになった日の夕方でした。ロンドン滞在時間18時間ほど、翌日の午前の便でリスボンに向かいます。ロンドンでケイト美術館に行きたい主人、アンティークマーケットに行きたい私、ロンドンで2日ほど滞在する予定を組んでいました。でも、家に残すモモさんの事を考えると10日近くも家を空ける事はできません。

 ヒースローエクスプレスの終点パディントン駅近くの安ホテルに荷物を入れ、外に出たのは7時半も過ぎていましたが、まだ日が沈みません。パディントンからハイドパークまではちょうど良い散歩道です。町並みを見ながら、肌寒いロンドンの空気を胸に吸い込みます。

 何処に行っても、 ポストポストと写真を撮るのですが、なんとも見慣れたポストです。だって、中国返還前の香港のポストは、全くこれと同じ物。エリザベス2世のマークも入っていました。 ただ、パディントン駅の出口直ぐ横にあったこの形のポストは初めてお目にかかります。

  2階建てバスだってちっとも珍しくない香港住民ですが、煉瓦造りの街を走る真っ赤な2階建てバスを見ると、やはり、カメラを向けてしまいます。

  ちょっとしたグロッサリーを扱う店の前、こんな様子を見ると香港の市場が情けなくなってしまいます。この店で、 主人がこんなものをみつけました。パグの絵が付いています。もちろんモモさんにお土産です。まだ旅は始まったばかり、荷物を増やすまいと買い物は控えました。

 今回は北のロンドン南のリスボンと行きましたが、同じ石造建築でも、様式も使われている素材も違います。ロンドンはやはり煉瓦です。 煙突が見られます。まだ暖炉を付く家がおおいのかしらと想像します。

 寒くて私などダウンのベストを着込んでいますが、暦は5月です。 こんな花が咲いています。名前を調べるのですが、分かりません。 駅から離れると静かな住宅街です。人通りが少ないのが、人人ばかりの香港にいると心地よく感じます。ここからハイドパークは直ぐそこです。夜の8時半、まだ日が残っているハイドパークに行きました。40数年前、この公園で時差ぼけのため昼寝をしてしまったことがありました。この公園を抜けると、バッキンガム宮殿です。

 お腹も空いて来たので、ハイドパークに向かい合うホテルで夕飯をとりました。お腹の好き具合も時差のせいで妙な感じです。ワインの軽いお供にサラダとフィッシュアンドチップスを二人で分けました。 主人の背中側、つまり私はハイドパークの緑を見ながらの夕飯です。時既に9時を回っています。ヨーロッパに入ると、地元の人よろしく夕飯の時間が随分遅くなります。このフィッシュアンドチップス、ヘッドを使って揚げたのかと思うほど旨味のある美味しさです。ワインも入って、気持ちよく小さなホテルへ戻り休みました。

 リスボンへの飛行機は、11時発です。ホテルを8時前には出るつもりにしていました。いつもながら何処に居ても日の出前には目が覚める私です。主人と一緒に早朝の散歩へと出ました。

  煉瓦造りが見事です。目の前の病院は、2つの棟を結ぶ渡り廊下を備えています。 こんな煉瓦造りを見ていると、街が古ければ古いほどたくさんの人の生活のにおいが立ち込めているように思います。 こちらは普通の鉄道の駅です。

  こんな教会の尖塔が、あちこちにすっと見る事ができます。

 日本でも古くからの町並みを見るのが好きです。木と紙で出来た家は、耐久性が少ないから保存を必要としますが、こうした石造建築物の堅牢さは地震でもない限り保たれます。

 石造建築の街で育った人と私たちのように木と紙の家で育った人とでは、本質的なものが違うのかもしれません。石畳にこだまする自分の足音を聞きながら、そんな事を考えました。

 

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ポルトガルの土産 土産物屋

2015年05月18日 | 旅行

曇り、27度、90%

 観光地に行くと、その土地その土地のお土産物屋さんがあります。日本ならば温泉饅頭みたいなものから、村おこしで作ったようなもの、その土地の名前の入った湯のみやキーホルダー。実は私、殆どその手のお店に足を向けません。余程時間があればのぞいても、出て来る時はいつも手ぶらです。国内だけでなく、海外に行っても同じ事。皆さんにお付き合い土産物屋さんに入る事はありますが、ぐるっと見てお仕舞い。お土産を買おうと思うと、その土地のスーパーに行きます。その土地でしか売ってないようなものをみつけるのが楽しみです。今回のリスボン滞在、思うように自由な時間がとれません。それは行く前から覚悟していた事です。市場かスーパーに行きたいとずっと思っています。するとその土地の生の感覚がぐっと掴めるようです。

 リスボンを発つ前の晩、ちょっと主人と二人でリスボンの下町を歩く時間ができました。でも、もう日が沈みかけています。そろそろ、ファドを聞かせる店もオープン。そこは観光地です、間口の狭いお土産物屋さんが明かりを灯して開いています。一度は通り過ぎようとしたものの、「あなた、ちょっと行ってきます。」と店に入りました。ポルトガルに行ったら、ちょいと人様にお土産で上げるために、買おうと思っているものが一つありました。見辛いのですが、 ニワトリの置物です。

 「ガロ」と呼ばれる、ポルトガルのマスコット的なこのニワトリ、置物も大小ずらり、キーホルダーから栓抜きにいたるまであらゆるものに付いています。香港のお隣マカオでも買うことができます。でも、今回はこの置物を買って帰る予定でした。お店に入るとアフリカ系のお兄さんが「ガロ」を手に取る私の後ろから、幾つでいくらなどと気前のいいことを言います。こういう言葉にもあまり耳を貸しません。自分が欲しいものだけを買いたいからです。主人など、やや呆れ顔で店の入り口に立っています。「ガロ」は決まりました。ひょいと見ると店の奥に陶器の焼き物が見えています。オリーブ入れのいいものがあればと思うのですが、雑な絵付けです。目に留ったのは、エッグスタンド。これだって、絵付けがひどい、手書きでもひどいと思うものは買いません。ところが、ひどいなあと思いつつ、そんなに使わないエッグスタンドです。ガロの絵が付いて、Portugalとまで書かれたお土産用のエッグスタンドを2つ手に取ってしまいました。 イギリス風に朝から半熟のゆで卵なんて朝食は我が家ではありません。ところがパグのエッグウォーマーを先月買ってしまった私です。 そのウォーマーのためにエイッとばかりエッグスタンドを買いました。エイッと買ったのですが、お高いものではないのです。買ったものはこれだけ。お兄さんのお勧めなんぞにはのりません。

 結局スーパーには行けずじまい。ところが翌朝の早朝便でロンドンに向かうはずの私たち、ロンドン悪天候のため出発が3時間遅れました。そこで、リスボンの空港のお店をのぞきます。ブランドものなんかは、香港の方が揃っていそうです。見つけたお店はちょいとよさそうな缶詰やチーズを売っているお店です。見ると主人はもうたくさん抱え込んでいます。チーズはその後の飛行時間からして諦めます。

 ポルトガル産のオリーブオイル、イワシの缶詰。きっとスーパーのものよりはいいもののようです。パッケージで目に留ったのが見出し写真です。主人の抱え込んだ荷物にも入っています。「それ何?」と聞くと、「コーヒーらしい。」とのお返事。ところが帰って調べてみると麦芽飲料でした。まだ飲んでいませんが、箱を見てるだけでも楽しい。 

  ポルトガルのイワシの缶詰は、香港の普通のスーパーでも買えますが、こちらは見た事のないパッケージ。 これはうなぎの稚魚の缶詰です。以前食べて美味しかったので。

 やはりパッケージから、何だろう?と手に取ったのが、 これです。とても軽い紙包み。ポルトガルから帰っても、主人は出張、私も日本に用事で戻り、一緒に時間を過ごせませんでした。やっと昨日、家で二人揃っての時間が持てました。おやつにゴソゴソ出して来たのが、この包みです。開けながら、ハッカ糖のような香りがします。ハズレ、 こんなものが入っていました。カチカチのタルトです。先に一口食べた主人の感想、「カチカチの八つ橋。」おそるおそる食べてみました。カチカチですがタルトの真ん中は、ちょっと柔らかです。 そしてシナモンの香りがたっぷり。紙包みから調べて見ると、リスボンの西シントラの銘菓「ケイジャーダ」と分かりました。これ、チーズタルトだそうです。でも乾燥し切ってガチガチです。変な味と思いつつ、どうも気になるお味です。

 お昼のサラダのとき、ゆで卵をエッグスタンドにのせました。「まるで、温泉の土産物のものだね。」と主人がいうエッグスタンドです。

 今回の旅で主人が一番驚いたのは、私が土産物屋に入って行った事だそうです。38年一緒にいます。本人より主人がいうから間違いありません。私らしくないエッグスタンド、お菓子や缶詰と違って一生残ります。まあ、これも思い出です。

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アジュダ宮殿 リスボン

2015年05月17日 | 旅行

曇り、24度、93%

 ポルトガルは1900年初頭まで王制がひかれていたそうです。中でも最後の王朝は300年近くも続いたとか、そのブラガンサ王朝が宮殿として建てた建物が残っています。アジュダ宮殿です。一時は世界に大きく勢力を持ったポルトガル、宮殿は見事なもので、中の調度品は遠く中国、日本の物が沢山ありました。今回のリスボン行き、観光旅行ではなかったのですが、お昼間のちょっとした時間に宮殿見学の会社のご一行の最後にくっつけてもらいました。大きく、しかも見事です。そのほんの一部の写真と思って下さい。

 お宮殿ですが建物の外観は、ポルトガルの役所や修道院などとさほど変わりがありません。 入り口にいたっては、とても宮廷らしからぬ素っ気ない作りです。

  この壁の絵は絵ではなくゴブラン織り。この部屋ばかりか至る所でこのゴブラン織りの壁掛けが見られます。金糸をふんだんに使った豪華な壁掛けです。これはドイツで作られたものだそうです。それぞれがポルトガルの歴史的な背景を持っているそうですが、私には皆目分かりません。

 暖炉横の飾り棚、こんなものに目が行くのはやはりパグの飼い主。 白い中央の犬は、パグです。ヨーロッパの王朝ではパグがもてはやされた時期があります。近くはイギリスのエドワード8世などが有名です。以前のパグはやや足長です。

  これは全面螺鈿のテーブル。螺鈿細工自体は中国が起こりです。さてこのテーブル何のためのテーブルか、きっと特注ではないでしょうか。 実はこの銃身にも螺鈿は細工されています。日本に持ち込まれた鉄砲は果たして螺鈿が施されていたのかしら、などと想像を逞しくします。

 薄暗い部屋を見て回っていましたら、急に窓が大きく取られた明るい部屋に出ました。壁の色も外の景色を思わせる趣の違う部屋です。 なんと鳥のための部屋。大きな鳥籠がありました。きっと時にはこの部屋で放し飼いにしていたのかもしれません。

  普通のベットですが、ヨーロッパのマットレスの厚いベットは、小さい私はよじ上らなくてはなりません。足元に見えるオットマン、きっと王様もこれを使ってベットにヨイショしてたのでしょうね。王様のお手洗いです。 さすが南欧、ビデの原型が右手に見えています。

  この華奢な木製の機械、上はガラス張りです。何かしらと思えば、ミシンでした。こんなミシンが使いたい、なんと優雅なミシンでしょう。

 生まれて来たプリンス、プリンセスの赤ちゃんベット。

  この部屋はディナー用のセッティングがされています。12名用のテーブルです。この食器の類いは全てポルトガル製だそうです。グラスも含めて王室のマークが入っています。

  こちらはジャパン、つまり漆の小ダンス。これは日本から持ち帰ったものでしょうか。和服ダンスにしては、幅が違います。ところが描かれている文様は、明らかに日本独自のものでした。

 何百人でも入りそうなボールルーム。 この部屋はやや明るく感じます。ひょいと天井を見上げます。見出し写真が天井に描かれた空です。まるで吹き抜けのような不思議な効果がありました。

  ダイニングルームは12名。こちらは100人近くのためのバンケットルームです。

 展示物の中で大きな壷や花瓶は、はっきりと有田、伊万里の影響が見て取れます。 これは睡蓮鉢でしょうか。絵付けも文様も日本を感じます。

 ここでお見せしたのはほんの一部です。7つの海を制覇したイギリスよりも一足先に大航海時代の先駆者だったポルトガル。華やかなりし頃のポルトガルの一面を見る事ができました。

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びわの実、でんでん虫、そして育った家の土のにおい

2015年05月16日 | 日々のこと

雨、18度 福岡

 福岡は昨日の昼過ぎから雨になりました。静かな雨です。雨が降り出す前までは、きれいな空でした。福岡の人たちは蒸し暑いといって汗を拭います。香港に永い私は、爽やかな気候に感じます。静かな雨がまた心地よく傘を持っているのに開かずに歩いてみました。

 夕方には家の建具をお願いしている方と会う約束です。一足先に家に入りました。雨戸を全部開けて見ると、人が住んでいないのに家具にはうっすらとほこりがのっています。さて、お仏壇から掃除です。簡単な掃除を済ませて、二階のデッキに出てみました。まだ、雨が降っています。デッキの右横には、切られるはずだったびわの木がきれいな葉っぱを付けています。その葉っぱの合間に、黄色い実が見えています。

 木姿の決してよくないこの木は切られるはずでした。それを残してもらいました。このびわの実を喜んで食べた犬の思いでがあります。大きな種は、その犬が食べた後にコロンと残っていました。犬の名は「おのこ」。しかもわざわざ座敷に持ち込んで食べていました。雑種の犬でした。

 びわの実を下のデッキから見ていると、隣家との境の壁には、 でんでん虫がのんびり這っています。香港のでんでん虫の5分の一ほどです。でんでん虫好きの私は、這ってる姿を見るのが好きです。庭を見回すと、あちらにもこちらにもでんでんさん登場です。

 母が手入れを怠って数十年、荒れに荒れた庭は思い切り木を伐採し日差しを取り込む事にしました。枯れてしまった玄関の松や池の横の梅。私には思い出の深い木が無くなってしまいました。その代わり、お日様をサンサンと受ける事が出来ます。この庭の生態系も変化した事と思います。蚊は少なくなってくれると嬉しいのですが、カエルやでんでん虫は残って欲しかった。春ですから雑草がビヨンと伸びています。抜こうか迷いました。いえ、雑草もこの家の命です。抜かずにおきましょう。雑草さん、カエルやでんでん虫をよろしくね。

 場所を移された蹲いの石、貧弱に見えます。それでも、雨に濡れると  昔の面影が浮かんできます。

 まだ、建具屋さんはやって来ません。下のデッキに椅子を出して静かな雨の降る庭を眺めます。雨を充分に吸った庭の土からにおいが立ち上ってきます。胸に染み渡るこの土のにおい、私が育った家の土のにおいです。コンクリートだらけの香港での生活、土のにおいまで懐かしく感じます。

 いつこの家の住むようになるのかしら、それまでは、この庭になる実は、全て鳥さんたちに差し上げましょう。

 

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リスボン街の点描

2015年05月15日 | 旅行

晴れ、20度   福岡

 リスボン滞在中、朝や夕方ちょっと時間がある時に、主人と私はホテルの周りを散歩しました。泊まったホテルの直ぐ隣は、エドアルド7世公園でした。そのとき撮った写真、バスの中から撮った写真、ご覧ください。

 町を歩いていると一番感じるのは石の街。足元も建物も全て石です。石が敷き詰められた道を歩くと、自分の足音に驚きます。 何処に行ってもこの白い石の道です。

  エドアルド7世公園の横の坂道を上がるリスボンのバスです。ちょうど、朝の通勤の時間、バスは人で一杯でした。 公園や街角にはこんな素敵な建物が建っています。キオスクです。バスの切符、お水やスナックを売っているところもあります。切手も売っているらしいのですが、私は見つける事が出来ませんでした。 町中にあるゴミ箱。これは、リサイクル出来るもののゴミ箱のようです。

 他所の国に行くと必ず写真に収めるのがポストです。 実はリスボンのポストを見ても、ちっとも驚かない私です。というのも、中国返還前のマカオはこのポルトガルと同じポストでした。手前のブルーのポストは速達用です。

  最近、私が注目してるのは電気自動車の充電器。これも国によって形が違います。ロードサイドのパーキングに備え付けられた充電器です。

 見出し写真はテージョ川に建つベレンの塔です。テージョ川に大西洋から入って来る船の監視塔だったそうです。中を見学できるのだそうですが、生憎、月曜日はお休みでした。ここからテージョ川を挟んで対岸に建つキリストの像が遠くに見えます。 これはブラジルに建つクリストレイを真似して作ったものだそうです。

 やはりテージョ川河畔に、発見のモニュメントという石像が建っています。新しい石像なのですがその石像の前の廣場は世界地図になっています。ポルトガルがそれぞれの国に初めて到達した年代が書かれています。 日本です。鉄砲伝来は、1543年ですから、この1541年は間違いのようです。

 古い下町は坂道だらけ、しかもかなり入り組んだ細い道が延びています。 こういう路地の暗さ、私がリスボンを思い出す時はなぜかこうした路地です。夕方、日が暮れるとこの路地にはファドが流れます。陽気で明るく見えるポルトガル人のその底には、ファドにも繋がる情の濃いものが脈々と流れているように感じます。

  古い町のちょっとした廣場には、必ずと言っていいほどこうした石像が建っています。歴史を感じないわけにはいきません。 バスの中から撮った市庁舎です。ポルトガルはタイルでも有名です。タイルをレンガではなく家の外壁に貼っています。 タイルも素敵ですが、ベランダのアイアンの形もとても手が込んでいます。石造りの建物は堅牢です。古い建て物が町のあちこちに残る街は、朽ちてしまう木と紙の建物が基本の日本とは全く違う空気の流れを見る事が出来ます。

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AppleWatchで国際線に乗る

2015年05月14日 | 旅行

晴れ、18度    福岡

 AppleWatchは、親分のiPhoneがない事には何にもお仕事が出来ません。せいぜい、時計というお仕事だけです。それをもっと確かめてみたく、今回のヨーロッパ行きに連れて行こうと思いました。ところが主人が許しません。主人の仕事、時計の関係です。今回のリスボンの式典にもスイスから時計業界の方が見えます。AppleWatchなどをしてる所を見られるのはよくないのだそうです。まあそんなにたいした事ではありません。普通の時計をして行きました。

 昨日、また香港から日本への飛行機に乗りました。

 飛行機の搭乗券は、旅行予定日の2日前には私のスマホのPassbookに入ります。空港での搭乗手続きはしないでも、搭乗券を検査される所ではこのスマホを見せます。正確にいうと搭乗券の下に付いているQRコードを読み取り機にかざすだけです。AppleWatchにもこのPassbookが付いています。つまり同期して、見出し写真のように、腕に搭乗券がでてきます。さて、昨日、最初の搭乗券の検査はパスポートコントロールを通る時でした。写真の画面を下にスクロールしてQRコードを機械にかざすと、グリーンが点灯して、無事通過。ちゃんとお仕事するじゃない。

 飛行機に乗って、スマホを機内モードに切り替えました。腕を見るとこれまたAppleWatchも飛行機マークを付けています。よしよしお仕事中です。

 一番知りたかったのは、時計の時差です。私のAppleWatchの時計表示は、アナログです。iPhoneは、タイムゾーンを指定していないので、時差のある所に到着すると、その土地の時間を表示してくれます。今回のヨーロッパの7時間時差も何のその、現地時間表示になりました。さて、香港、日本の時差は1時間。飛行機が着陸するとすぐにiPhoneの機内モードを切りました。iPhoneは、間もなく、日本の時間表示にかわりました。ところが、AppleWatchはいつまで経っても飛行機のマークを付けたまま、機内モードです。もちろん、時計の針が一時間先に廻って日本時間を表示してくれる事もありません。ここからは私が手動で設定をし直さないと適応してくれないようです。やれやれ、あまりお役に立つとはいえません。飛行機を降りる時には、この役立たずのAppleWatchを外して、普通の時計に変えました。

 設定を手動で変えるのは大した事ではありませんが、この時計の限界を見てみたかっただけです。AppleWatch、メールが入ったり、知らせてくれることがある時は、腕に軽い振動をくれます。小さくブルッと動きます。電話の音もか細いチリチリです。まだまだ、改良が必要なAppleWatchですが、なんとも可愛い奴です。

 LINEのお知らせが何もないとき、 クマのブラウンに着せ替えしていますので、こんな画面がでてきます。また、しばらくブルッと動く時計なしの数日を送ります。

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パディントン駅 ロンドン

2015年05月13日 | 旅行

曇り、24度、85%

 ヒースロー空港から市内に向かうヒースローエクスプレス、終着駅はパディントンです。ヒースローから約15分で着きます。主人は10年ぶりのロンドン、私など40数年ぶりと来ています。あっという間の乗車時間ですが、昔々まだ鉄道で市内に向かった時の印象が微かに甦ってきます。レンガ造りです。レンガで造られた倉庫でしょうか、木と紙で出来た建物の日本で育った私には、レンガの重く堅牢な様が目の奥に残っています。それを再び目にする事が出来ました。緯度が高いせいか、まだ日が沈む様子もありません。主人はパディントン駅の駅舎の作りが素晴らしいと道々話してくれます。

 西欧の映画にでて来る駅、もちろん人と人の出会いや別れを描くシーンが多いのですが、日本の駅とは違った余情のある映画の一コマは駅舎のあの遠近法のような作りにあると思います。

 旅行途中のブログにも書きましたが、このロンドン到着までの13時間で5本の映画を機中で観ました。その中の一本は、「クマのパディントン」です。息子に読み聞かせたマイケルボンドのお話です。早速、パディントンが座っていたLOST&FOND の窓口を探します。駅舎の屋根がガラス張りです。この1800年代半ばに建てられた駅舎は幾度かの改築をへて今に至っているそうです。ちょうど今も改築の最中、それでも、駅の姿が美しいのがよく解ります。 駅の中にはお花屋さんがありました。その花屋を撮った写真、真ん中を大きなおじさんが横切っています。写真の右手に小さく花屋が写っています。屋根の造形美がこの写真でも見て取れます。

 クマのパディントンは、もちろんこの駅の名前から採ったものです。ナショナルレールとでていますから、国内線の駅のようです。パディントンが座っていた場所には、 こんな銅像が。その少し左横には、見出し写真のベンチが置かれていて、記念撮影をする人が見られます。このパディントンの前から見た駅のホームです。 左上に見える時計など、英国そのもの。ヒースロー空港では感じなかったものの、この駅舎に立っているだけで、ああ、ヨーロッパにやって来たとしみじみ思います。 駅の入り口です。ドーム型の屋根が美しい。日本の駅も東京駅の駅舎は素晴らしく思います。ヨーロッパのように古い建造物を残していくのは難しい事でしょうが、昔の建物の装飾性も含めて残して欲しいものです。

 今回の旅行で、孫に買ったお土産はたった一つ、 これだけです。

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ポルトガルのホテル

2015年05月12日 | 旅行

曇り、22度、85%

 ロンドンの小さなホテルを後にして、ポルトガルへと向かいました。ポルトガルでの3日間の滞在先は、ロンドンのホテルよりずっと前から決まっていました。私たちが決めたホテルではありません。リスボンの空港に着いた私たち、タクシーの運転手に見せるためホテルの名前を英語で書いた紙切れを握りしめていました。ところが偶然にも延着した会社のご一行と鉢合わせ、大きなバスでホテルに向かう事になりました。15年ぶりのリスボンです。主人と二人ならウキウキと出来るものの、そうはいきません。

 バスが着いたのはフォーシーズン、リッツホテル。私よりご年配の方達の前で、カメラをパチパチ出来ません。この辺りからぐっと写真の数が減ります。

 狭い階段を大きなトランクを上げ下げしたのは、つい何時間前の話です。もちろんこのホテルでは、部屋に入ると既にトランク4こは部屋でお待ちかね。この朝、私たちが目覚めたロンドンのホテルの5倍近い広さのお部屋です。その上、広いバルコニーが付いています。

 バスルームにはシャワー室とバスタブ。洗面台は2つ。生憎、トイレだけは一つでした。 アメニティはフォーシーズンはロクシタンです。やはり、マットレスが厚いので、小さい私はベットにヨイショとよじ上ります。ソファーも大きなデスクもある部屋です。

 荷物を開けてワードローブにしまうと、ちょいとホテル探索。あまりウロウロも出来ません。ロビーにあるシルバ−のお店、日曜日でお休みでしたが、 パグの置物が見えています。次の日このパグを見せてもらいました。首にしているシルバ−の首輪が売り物でした。

 部屋が広く、大きなバスタブが付いているのはやはり幸せです。見出し写真のビデは、トイレと向かい合わせに置かれています。トイレはバスルームの中に小さく個室になっていました。トイレに座るとビデと向かい合わせ、何となく落ち着きません。こんな大きなビデを見たのは、40数年ぶりです。イタリアのホテルでした。あの時は聞いてはいたものの、直に見たビデに驚いたものです。やはりヨーロッパの大きなホテルだわ、と感心します。ヨーロッパといってもビデが備え付けられているのは南欧です。

 カプセルを使うコーヒーマシーンが置いてあります。 我が家にはないので喜んで使って見ました。ところがはたと気が付きます。あのロンドンの小さなホテルにですらあった湯沸かし器やティーバックが何処にもありません。コーヒーマシーンを使うのは面白いのですが、無性に紅茶が飲みたくなります。挙げ句に、あの小さなロンドンのホテルが恋しくすらなりました。

 ここでの朝食、コーヒーハウスでのビュッフェかと思いきや、わざわざ私たち一行のために朝食用の部屋が用意されていました。つまり周りは皆さん知った方ばかり。朝ご飯から気が抜けません。 ビュッフェですが、コックさんが付いていないので、作り立ての特製オムレツを頼む事は出来ませんでした。 作り置きのウォーマーで暖まっているこのオムレツとスモークサーモン。 右奥のキッシュ。それにポルトガルのヨーグルト。 コーヒーカップの後ろに金のキャップを被った小瓶がヨーグルトです。とにかく、ヨーグルトがおいしい。皆さんとご一緒にもかかわらず、お昼ご飯までお腹が空かないようにと朝から、このオムレツ、スモークサーモン、ヨーグルトをおかわりします。主人と二人だけなら、もう一回おかわりしにいく所です。

 こんな贅沢なホテルには、滅多に泊まりません。我が家のチョイスとしては、ロンドンのホテルよりちょっとましな所で充分です。音、明かり関係なく、コトンと寝る私です。朝ご飯だって付いている必要もありません。近くにスーパーがあれば調達してきます。

 トランク4つを空けたままでもちっとも狭くないホテルの部屋もいいものですが、この贅沢な部屋にいる間、時々ロンドンの小さなホテルが懐かしく思い出されました。写真を撮り忘れたのですが、ロンドンのホテルのベットにかかっていたキルトが手縫いでとてもいい色合いでした。

  部屋のバルコニーから見たリスボンの夜明けです。

コメント
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