晴れ、11度、リスボン
旅に出ると、必ず、息子にはがきを出しました。はがきを探す、郵便局や切手を探す、ポストを探す、旅は緊張が伴いますから負担になることもあります。それでも、何となく習慣になっています。
息子ばかりか友人に書き送ることもあります。旅先でも早起きです。家ならすることたくさんですが、いかんせん旅先のホテルの朝はすることがありません。主人に迷惑のかからぬように、そっと風呂場やベットの下で手紙を書きます。そうして書いたはがきも、どうしても郵便局が見つからずホテルのフロントに頼むことがありました。あれは、コルカタからだったでしょうか、6枚ほどのはがきが日本の息子や友人宅についたのは、なんと2ヶ月後のことでした。
今回も、書いたはがきを持ったまま郵便局を探しますが見つかりません。尋ね尋ねて、やっと手に入れた切手。日本までは0.8ユーロでした。 郵便局のお姉さん、2種類の切手から選んでいいと言ってくれます。旅行客と思ったからでしょうか。私が選んだのは、急な坂道に建ち並ぶリスボンらしい家並みの切手です。郵便局の外のポストにポトンと落ちる音を聞くと、肩からすっと重荷がおりました。申し訳ないことに、切手探し、郵便局探し、いつも主人が付き合ってくれます。
この旅行からは、孫宛、息子とお嫁さん宛、同じ家に2枚着くと思います。
通常リスボンからは1週間と聞きました。無事に着いてくださいね。