チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

ポルトガルのスイーツ

2015年05月10日 | 旅行

雨、23度、91%

 旅行の楽しみは食べることにもあります。家にいる主婦の私は、時には次の日の夕飯まで私自身が何を食べるかを知っています。だって、自分が用意しますから。その点今回のように全て人様任せの旅は、次の食事で何が出て来るか皆目分かりません。楽しみです。

 ポルトガルのお菓子は、見た目からもはっきりと甘いと分かります。さして気温が高い、もしくは低い国ではありません。気温の高い国も、低い国も甘いものを必要とします。なのにポルトガル、見ていると男の方も嬉しそうに甘い甘いお菓子を召し上がっています。その光景、微笑ましい限りです。いいお年の男性がスウィーツ片手にコーヒータイム。

 ポルトガルの小さなキオスクにも置かれている国民的なお菓子と言えば、 上から2段目に見えているエッグタルトです。香港の黄色いエッグタルトではなく焼き目のしっかり付いたエッグタルトです。何処に行ってもこれがないお菓子屋さんはありません。パステル デ ナタ、ポルトガル語ではこう呼ばれています。私は初めて、ポルトガル領マカオでこのエッグタルトを食べた時は、すっかり凝りに凝ってしまったほどでした。

  今回、カフェやお菓子屋さんに行く時間がなかったのですが、日本に出すはがきの切手を探す私は、開いているカフェに片端から入ってみました。ヨーローッパでは、カフェでタバコや切手を売っている所があります。ポルトガルの祝日で郵便局がお休みだと聞いたからです。レモンイエローの看板に[nicolas]と書いてあれば、カフェです。カフェですが、お菓子屋さんの如くケースにはスイーツが並んでいます。この[nicolas]テーブルのうえに置かれている小袋のお砂糖のメーカーだと思われます。15年前にポルトガルに来た時は、そのレモンイエローの小袋までお土産にしたほどでした。nicolasさんと思われる男の人の横顔が小さく書かれている素敵な砂糖の小袋です。

  デニッシュペイストリー。 フルーツやナッツのタルトはよく見かけます。 クッキー。 小ぶりですが、しっとりとシロップを含んでいるお菓子です。 パフ。珍しくホールのケーキを見ました。 チョコレートケーキを見たのはここだけです。 薄いクレープのような生地にクリームがたっぷり挟まれています。 プディングです。日本人が考えるより遥かに大きなプディング。ポルトガル2日目の昼食、私たち一行はローカルのポルトガル料理屋に行きました。味付けがアフリカっぽいお店で、日本人の方どうもお口に合わないようです。 オードブルがずらりと並んでいる奥にスイーツがこれまた置かれていました。見るとプディンがが残り僅か、無くなっては一大事とお皿に大きく取りました。左のお皿に焦げ目が見えているのがプディングです。ところが思いもかけず、この後、ブタ、子牛、牛のローストとタラのクリーム煮がサーブされ全部食べた私は、もうプディングを食べれない、と思っていました。そこに例の小さな小さなエスプレッソが出てきました。消化のためにもと思いエスプレッソを一口、途端に甘いものが食べたくなります。それほど濃いいエスプレッソです。お腹が一杯なのに、エスプレッソのお供にプディングを半分平らげてしまいました。このとき初めて、何故ポルトガルの人が甘い甘いものを欲するのかが分かりました。小さな濃いエスプレッソです。

 プディング、やや茶色い色をしています。お砂糖を蔗糖のようなものを使っているのだろうと思っていました。それほど重いプディングです。ところが香港に帰って来て分かったことですが、このプディングにもエスプレッソを入れて作るのだそうです。

 代表選手のエッグタルト、パステル デ ナタは空港のお土産屋さんでも売っています。

 結局、何軒カフェを廻ったでしょうか、切手は見つけられませんでした。その代わりお菓子の写真がたくさん残りました。ポルトガルに行かれたら、レモンイエローの看板[nicolas]を目安にカフェに入ってみて下さい。沢山のスイーツが待っていますよ。

 

 

コメント
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