チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

ロンドン パディントン周辺

2015年05月19日 | 旅行

曇り、27度、84%

 私たちがロンドンに着いたのは、プリンセスシャーロットがお生まれになった日の夕方でした。ロンドン滞在時間18時間ほど、翌日の午前の便でリスボンに向かいます。ロンドンでケイト美術館に行きたい主人、アンティークマーケットに行きたい私、ロンドンで2日ほど滞在する予定を組んでいました。でも、家に残すモモさんの事を考えると10日近くも家を空ける事はできません。

 ヒースローエクスプレスの終点パディントン駅近くの安ホテルに荷物を入れ、外に出たのは7時半も過ぎていましたが、まだ日が沈みません。パディントンからハイドパークまではちょうど良い散歩道です。町並みを見ながら、肌寒いロンドンの空気を胸に吸い込みます。

 何処に行っても、 ポストポストと写真を撮るのですが、なんとも見慣れたポストです。だって、中国返還前の香港のポストは、全くこれと同じ物。エリザベス2世のマークも入っていました。 ただ、パディントン駅の出口直ぐ横にあったこの形のポストは初めてお目にかかります。

  2階建てバスだってちっとも珍しくない香港住民ですが、煉瓦造りの街を走る真っ赤な2階建てバスを見ると、やはり、カメラを向けてしまいます。

  ちょっとしたグロッサリーを扱う店の前、こんな様子を見ると香港の市場が情けなくなってしまいます。この店で、 主人がこんなものをみつけました。パグの絵が付いています。もちろんモモさんにお土産です。まだ旅は始まったばかり、荷物を増やすまいと買い物は控えました。

 今回は北のロンドン南のリスボンと行きましたが、同じ石造建築でも、様式も使われている素材も違います。ロンドンはやはり煉瓦です。 煙突が見られます。まだ暖炉を付く家がおおいのかしらと想像します。

 寒くて私などダウンのベストを着込んでいますが、暦は5月です。 こんな花が咲いています。名前を調べるのですが、分かりません。 駅から離れると静かな住宅街です。人通りが少ないのが、人人ばかりの香港にいると心地よく感じます。ここからハイドパークは直ぐそこです。夜の8時半、まだ日が残っているハイドパークに行きました。40数年前、この公園で時差ぼけのため昼寝をしてしまったことがありました。この公園を抜けると、バッキンガム宮殿です。

 お腹も空いて来たので、ハイドパークに向かい合うホテルで夕飯をとりました。お腹の好き具合も時差のせいで妙な感じです。ワインの軽いお供にサラダとフィッシュアンドチップスを二人で分けました。 主人の背中側、つまり私はハイドパークの緑を見ながらの夕飯です。時既に9時を回っています。ヨーロッパに入ると、地元の人よろしく夕飯の時間が随分遅くなります。このフィッシュアンドチップス、ヘッドを使って揚げたのかと思うほど旨味のある美味しさです。ワインも入って、気持ちよく小さなホテルへ戻り休みました。

 リスボンへの飛行機は、11時発です。ホテルを8時前には出るつもりにしていました。いつもながら何処に居ても日の出前には目が覚める私です。主人と一緒に早朝の散歩へと出ました。

  煉瓦造りが見事です。目の前の病院は、2つの棟を結ぶ渡り廊下を備えています。 こんな煉瓦造りを見ていると、街が古ければ古いほどたくさんの人の生活のにおいが立ち込めているように思います。 こちらは普通の鉄道の駅です。

  こんな教会の尖塔が、あちこちにすっと見る事ができます。

 日本でも古くからの町並みを見るのが好きです。木と紙で出来た家は、耐久性が少ないから保存を必要としますが、こうした石造建築物の堅牢さは地震でもない限り保たれます。

 石造建築の街で育った人と私たちのように木と紙の家で育った人とでは、本質的なものが違うのかもしれません。石畳にこだまする自分の足音を聞きながら、そんな事を考えました。

 


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