晴、12度、90%
京都の料亭「和久傳」が新しいお持たせ専門のお店を出したのだそうです。「白」というそのお店のお菓子を頂戴しました。お菓子の名前は「真朱」、添え書きに柔らかく干した赤茄子とチョコレートと書かれています。
直径5センチほどの天然の白板でできた小さなわっぱに入っています。細い細い麻ひもで縛られています。中の赤茄子のお菓子も見てみたいのですが、このあまりにも整ったパッケージを壊したくありません。麻紐を解こうとしますが無理でした。止むを得ずハサミで切りました。中にはキャラメルのように包まれた「真朱」が入っています。
赤茄子、つまりトマトです。トマトとチョコレートとの相性ってどんなものかな?お皿に取らずにお口に放り込みました。イチゴと言って誤魔化してもいいかしら、でも種を噛めばやはりトマトです。甘酸っぱさの後にチョコレトーが微かにに追いかけてきます。槍のような楊枝も正真正銘の竹です。
おやつの楽しさは午後の一息もありますが、物珍しさ、目で見て楽しむのも一つです。こんな洒落たおやつはお腹の空いた時のおやつにしてはいけません。ゆっくり秋の気配を感じながら楽しみます。お腹が空いた時のおやつなら私はやはりパウンドケーキが好みです。
8個入った「真朱」を半分食べました。残りの半分を食べたら、この小さなワッパに何を仕舞おうかと思案中です。