晴、13度、88%
昨日のお昼ご飯の後にいつものようにお茶を入れました。好みに入れたお茶をゆっくりと飲みました。考えてみれば、孫一家が滞在した5日間、一度もお茶を家で入れませんでした。朝から紅茶、コーヒー、ココアとそれぞれの好みのものを作りました。若い一家について外食をする先で出されるお茶はお白湯みたい。孫一家はペットボトルのお茶で水分補給です。「おいしいお茶が飲みたい。」と思いもしませんでしたが、お茶を前にしてお茶のありがたさを改めて感じます。
若い方達とは食べ物の好みも生活の時間帯も違います。孫一家はそれでも私のルーティーンを壊さないように努めてくれました。彼らにとっては休日です。私も彼らにゆっくり休んで欲しいと思います。ぎりぎりなスケジュールで動いたせいでしょうか、孫が風邪気味になりました。親子のあり方、親の子供に接し方、孫一家について公園に出た折などよそのご家族も観察します。随分と私たちの時とは変わってきています。特に長く日本を留守にした私にとっては、その変化は大きく感じます。
孫娘がフェリーに乗って渡った島からのお土産の貝殻、 コスモスの花です。 広いコスモス畑がある公園でママに「お花を摘んじゃダメ。」と言われたそうです。たまたま落ちていた一輪のコスモスを私の土産にしてくれました。島に向かう時、我が家の玄関でぐずった孫に「カカにお花を一本、お土産にしてね。」と頼んだのを覚えていてくれたようです。小さな手が貝殻を拾う様子を思います。
一杯のお茶ですっかり日常が戻ってきました。私も孫に約束したセーターを早速昨日から編み始めました。表面的なことは時代で変わって行きます。それなのに受け継がれて行く家族の絆はちっとも変わらないものですね。