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うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

猫からもらった、キスマーク?

2023年06月15日 | チャー坊のこと

ある日、

左足の脛に、見たことのない痕を見つけた。

 

おはようございます。

チャー坊がよく寄り掛かる、私の左足に、

キスマークみたいな痕を見つけたんだ。

私は咄嗟に、なんて可愛らしいんだろうって思った。

それはまるで、恋する乙女心だ。

 

とか言ってる場合では無かったりする!

この痕は、真菌感染だ。

チャー坊は、4月からずっと、この真菌とも闘っている。

いわゆるカビだ。

カビに感染して起こる、脱毛症に悩まされているのだ。

正確には、皮膚糸状菌症と呼ぶらしい。

始まりは、耳の脱毛だった。

耳に毛が生えてきた頃、首がハゲて、

首のハゲが目立たなくなった頃、肩甲骨辺りにハゲ!

デコにハゲ!顔にハゲ!顎にハゲ!

と、あらゆる部位に感染が飛ぶ。

真菌は、手ごわい。

飲み薬もあるが、チャー坊の場合は塗り薬で対処している。

とにかく、ハゲを見つけたら、塗る!

実にシンプルな治療法だ。

 

当のチャー坊は、とっても体調が良さそうだ。

インターフェロンを注射しても3日しか保たなかった体調が、

現在、3週間以上、インターフェロンを必要としていない。

とはいえ、消炎剤と抗生剤の服用は欠かせない訳だけれど、

チャー坊は、薬を飲まされるのも塗られるのも、非常に上手だ。

川の流れのように、さらっとこなす。

もうこの際、ハゲくらい、どうってことないとさえ思える。

 

猫の真菌症は、人間に感染するのだが、

私もようやくと呼ぶべきか、チャー坊からもらった。

どうってことはない。

チャー坊からもらった痕なら、愛おしい。

 

チャー坊「次は、塗り薬だよね?」

君は、偉い!


新記録のチャー坊

2023年06月04日 | チャー坊のこと

名前は変わらなくても、

呼び名というのは、変わってゆくものだ。

 

おはようございます。

あやは「あーちゃん」と呼んでいる。

おたまは「おちゃ」だ。

たれちゃんは、実は「ほくろ」と名付けたはずだ。

それがどういう訳か、たれ蔵という呼び名が産まれ、今では「たれちゃん」だ。

のん太は、「のんこ」と呼んでいるが、

時には「のんのんこちゃん」、さらに「のんのんの~んこ」、

もっと「のんの~ん・のんのん・のんこちゃん」と

無駄にのんの連呼が止まらなくなることがある。

 

そして、実家猫になったチャー坊は、

今、「チャボ助」と呼んでいる。

しかし、かずこに至っては、チャー坊を「チビ」と呼んでいる。

こうなると、もはや別名だ。

チャー坊は、そもそも野良時代に、いろんな名前を持っていた。

私の知っている限りでも、「半蔵」「ジャック」「茶太郎」の中、

私は「チャー坊」と呼び、人の思惑はせめぎ合っていた。

 

チャー坊は現在、インターフェロン注射から10日間、

元気な状態を保っている。

保護して以来、インターフェロン注射間隔の最長期間を更新中だ。

それまでは、1週間も保たずに体調を崩していた。

とはいえ、投薬は毎日欠かしていない。

消炎剤と抗生剤を飲んでいる。

それを飲まなければ、体のどこかで炎症を起こす状態だ。

炎症を抑えるために免疫をも下げる薬(抗生剤)と、

免疫を上げるための薬剤(インターフェロン)という、

相反する薬でバランスを保っている。

この10日間は、そのインターフェロンを入れずに保てている。

免疫を上げるためのサプリが効いているのか、

チャー坊の底力が凄まじいのか、そこは分からないが、

元気で過ごせているのは、何よりだ。

 

私は、チャー坊には思う存分、どこも燻る事無く、

命を燃やし切って欲しいと考えている。

長く生きなくてもいい。

ただただひたすら、静かな暮らしをなんて、考えていない。

特に、チャー坊は長らく野良で生きて来た猫だ。

しかも未去勢のゴリゴリの野良を、おそらく10年ほど経験してきた。

そんな猫が、突如、何も起こらない静かな環境に置かれたら、

さぞやストレスだろう。

もはや事件めいているといって言いほど、

癖の強い人間達が暮らす実家は、チャー坊にはピッタリかもしれない。

そう思えるようになってきた。

 

実家での暮らしは、外の暮らしとはまた違う類の、

刺激的な暮らしだろう?

チャー坊「あっ、ババァが起きてきた!」

なんだかんだ、かずこが気になったり

 

チャー坊「なんだ?ジジィがこっち見て爆笑してるけど、負けないぞ!」

変なポースのチャー坊を見て、

バカでかい声で大笑いしてるジジィのことは、

縄張り争いをしてるライバルとして認識してるみたいだし。

 

そのくせ、抱っこも覚えた模様だ。

チャー坊、大いに楽しんでいこうな!


保護して、60日。

2023年05月19日 | チャー坊のこと

前回の記事に、

コメントくださった皆様、

お返事できず、申し訳ありません。

 

おはようございます。

あれ以来、チャー坊の体調が急変してしまい、

アワアワしていたので、お返事を書く時間が取れませんでした。

しかし、ご安心ください。

チャー坊は、復活しております!

 

ここ最近は、

週イチで、体調を崩しては病院へ走ることを繰り返している。

一気に悪化して、注射で一気に元気になるといった具合だ。

チャー坊は、点滴は嫌がらないが、尻の注射は苦手なようだ。

けれど、体の苦しみが、その注射で24時間以内に解消されるのなら、

今は、注射を選択しようと思っている。

 

とはいえ、私の心は揺れる。

何度も復活させ、何度も苦しい思いをさせている。

私が保護さえしなければ、チャー坊は、とっくに、この世にはいないだろうに。

 

「せっかく保護したのに、嫌がることばっかりしてる。

せっかく飼い猫になったのに、こんなんじゃ、チャー坊に申し訳ない。」

私は思わず、看護師に吐露してしまった。

すると、看護師は間髪入れず、きっぱり言った。

「せっかく飼い猫になったから。だからこそ、苦しみは取ってやる。

最期まで、少しでも苦しまないよう緩和してやる。

せっかく飼い猫になったからできることですよ、おかっぱさん!」

その言葉を聞いて、私は半べそで

「はい、がんばりましゅ」

と嚙み気味に言ったのだった。

 

※猫エイズ・猫白血病は、どちらも免疫機能が不全する病気です。

どうってことない細菌にも感染し、一気に重症化してしまいます。

それを防ぐべく、免疫をあげるための処置をするのが主な治療法です。

 

当のチャー坊は、ケロッと元気でご機嫌さんだ。

それが何よりの救いだ。

実家の環境にも着々と慣れていく。

そもそも、初日から何のトラブルも起こさない。

トイレは完璧、観葉植物を傷付けないどころか、猫草さえ齧らない。

夜鳴きする訳でもなく、

「チャー坊」と呼ぶと、ささやかな声で返事をする。

そのささやかな声が、実にいじらしい。

 

チャー坊、何してるの?

チャー「ばぁちゃんのバンシャクというものを観察してるんだよ。」

ご苦労様です。

 

 

 

 

 

 


チャー坊の近況

2023年05月14日 | チャー坊のこと

しばらく、

ご無沙汰いたしました。

 

おはようございます。

パソコンもスマホもほとんど触らず、

猫ばっかり触っていて、すみませんです。

 

幸せか?!

幸せに惚けていたのかよ!!

 

という訳でもないので、お許しください。

2割は惚けていた程度ではあった。

8割は、チャー坊だ。必死で触っていた。

特に、先週後半のチャー坊は、めっぽう苦しそうだった。

 

外暮らしが長かったろうチャー坊は、

保護して以来、次から次へとあらゆる症状が出てくる。

今日で、56日目になる。

投薬の種類は6~7種を渡り、注射は合計で24本に及んでいる。

注射の度、点滴も受けており、日々の塗り薬と点眼薬も欠かせない。

チャー坊の体は、針で穴ぼこだらけの薬漬け状態だ。

それをしなければ、維持が出来ない体だ。

注射と点滴をすれば、次の日からはご機嫌になり、

3日目の朝、まだ元気だなっと安心して仕事へ出かけるが、

夕方帰った頃には、体がミイラみたいに硬くなる。

フワフワだった被毛が、死んだ猫を撫ぜた時を彷彿させる状態に転じている。

そうなる前に先手を打ちたいのだが、追い付かない。

それは、私が愚図だからというのもあるのだけれど、

いかんせん、チャー坊の元気だった頃と比較して判断することが出来ない。

私は、元気だった頃のチャー坊を、ほとんど知らないんだ。

それに加え、ダブルキャリアの猫と暮らした経験がない。

 

自分なりに調べたりしても、これーっという言葉は見つからないし、

獣医にも看護師にも、食い込みがちで何かと質問するが、

どうも、はっきりした意見は出て来ない。

「そこが難しいところなのよ、ダブルキャリアの厄介なとこは、そこ。

とにかく、出てくる症状に対処するほか、無いんです。」

看護師がそう言った通り、結局そうなんだ。

苦しくなる手前の先手が難しい。

 

せっかく飼い猫になったのに。

チャー坊は、飼い猫にさせられたことで、

病院へ行っては穴ぼこだらけになって、生かされている。

この有様だ。

それでも、調子のいい時のチャー坊は、実に愛嬌のある猫だ。

相変わらず、両親に懐いてもいないのに、父さんは、

「こいつは、可愛い猫だな。行儀もいいし、偉いもんだ。」

と言う。

かずこさんも、さすがミラクルなことに、

私がいぬ間に、チャー坊にお刺身の味を教えるという偉業を、

さらっと成し遂げている。

チャー坊とかずこには、2人にしかないコミュニケーションツールが

存在しているみたいに見える。

 

病院でも、22本目の注射までは、素晴らしく大人しかった。

しかし、ついに23本目で、チャー坊はシャーっと怒った。

「もう、やめて!」

そう叫んだ。

けれど、私はまだ止めない。

チャー坊には申し訳ないが、まだ止められない。

チャー坊が本当に死んでしまうまで、私は諦めない。

出来ることは、変わって行くかも知れない。

病院へ行くこと自体は諦めるかも知れないが、チャー坊のことは決して諦めない。

全て諦めるのは、チャー坊が死んだ後だ。

後悔も懺悔も、全部、その後にする。

 

病院でシャーした日の帰宅直後。

なんという顔をしてるんだい?

むすっとしちゃって。

 

チャーちゃん、君の強さは伊達じゃないはずだ。

長年、未去勢だった猫は、戦いを繰り返し生き抜いてきたはずだ。

ましてや、チャー坊は、体のハンディも抱えて生きて来た。

ここまで生きて来たのだから、私は諦めない。

それが、君への最大の敬意と誠意だと、私は信じている。

「ああ~、しあわせ~」

私は、君に出会えて幸せなんだから、君にも幸せを贈りたい。

それだけは、諦めないんだ。


毎日、再会

2023年05月08日 | チャー坊のこと

行きたくない!

行きたくない!

行くくらいなら、死んでやるー!!

 

おはようございます。

今回の大型連休明けは、あっさり叫んでみました。

とはいえ、この連休は予想通り、休んだ感は一切ない。

おじさんと、ごっそり丸被りの9日間、身も心も休まる時は訪れなかった。

独りで何にも囚われないパンツ一丁タイムもなく、

常にパンツを履き、何がしかの衣服を身に纏い、

おじさんの、朝・昼・晩のご飯のことばかりに囚われた9日間だった。

 

もう、どうにも独りになるたくなって、煮詰まった土曜日、

私は、カメラを手に、ちょっと離れた公園へ行った。

 

父さんから譲り受けたカメラは、

今まで使っていたデジカメより、ズーム倍率が高いことに気が付いて、

めちゃくちゃ嬉しくなっちゃったのだった。

何かお探しですか?

 

あら、美味しいの見つけたね。

 

ウフフ、目を瞑って食べるのね、ウフフ

 

スズメを夢中で撮っていたら、

脳裏には、なぜかチャー坊の姿が過った。

外で暮らしていた時のチャー坊だ。

ひっそりと、懸命に生きていた。

ボロボロで、よれよれと歩くチャー坊は、

今より、うんと頼もしかった気がする。

それを思うと、私は「これで良かったのだろうか」と、ちょっと考える。

 

あの日、会社の車庫で動けなくなったまま、そっとしておいたら、

きっと、チャー坊は死んでいた。

そしたら、結局今、「あれで良かったのだろうか」と考えているだろう。

 

そして、そんなことは、どっちでもいいことなんだ。

私の後悔なんて、どうでもいいことだ。

一匹の猫が、今、幸せかどうか、それが唯一大事なことなのだから。

 

チャー坊は今、また絶不調に戻っている。

保護した時と同じくらいの絶不調。

辛そうだ。

それでも、チャー坊は、私が実家へ行くと、

待ってましたと言わんばかりに出迎える。

「チャー坊」と呼べば、ささやかに「にゃー」と答える。

彼は、ボロボロでヨレヨレだった外暮らしの時と何も変わらない。

私とチャー坊の挨拶は、相変わらず毎度、感動の再会なのだ。

 

チャー坊、私達はまだまだ何度だって、

感動の再会を繰り返そう。

そうしようね。

さて、仕事も再開しましょうかね。

行きたくねーけどもがーーー!!