豆猫日記 すべてはうまく行っている♪♪

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『夕凪の街 桜の国』

2007-08-24 22:59:02 | 映画
朝一で観て来ました『夕凪の街 桜の国』
涙が出て出て止まりませんでした
切ないけれど、温かい作品

河童のクゥちゃんに続いて
今回もまた、素敵な作品に出会えました。


広島の原爆に被災したある家族の物語。
被爆後13年の昭和13年と現在をうまく構成しながら
物語は進んでいきます。


今から2数年前
高校の修学旅行で広島の平和公園に行きました。
たぶん原爆ドームも目にしているはず。

それなのに我ながらあきれるのですが
ほとんど記憶がありません。
記憶に残っているのはやけに鳩が多かった事。
そして宮島で何とお隣の高校の修学旅行生に会って
何と世間は狭いのかと思ったこと。

情けない事に高校生だった私には
旅行気分で浮かれて
原爆やヒロシマ、戦争の痛みをさほど感じる事無く
通り過ぎてしまったようです。


この歳になってようやく
戦争の痛み、悲惨さを感じ取れるようになりました。



話は変わりますが、今日のお客様は
アームドゥース最高齢75歳のIさんでした。

Iさんは熊本出身の方。
映画の話をしたら
なんと長崎の原爆をご自分の目で見たそうです。

「なんだかおかしな雲が上がってるなぁ~」
そう思ったら、後で分かったのが原爆のキノコ雲だったと。

「原爆で直接亡くなった人より
 被爆して生き残った人達の方がどんなに大変な事か・・・」

 直接被爆した人だけでなく
 その後の世代にも影響が出てしまうからね~」

実際に経験しているIさんの言葉は重みがあります。

この言葉の通り『夕凪の街・・・』は
後々まで被爆の影響が残ってしまった
悲しい現実を描いています。


それでもただ悲しく切ないだけではありません。
私は観終わった後、今の自分にとても感謝の気持ちが湧いて
また別の涙が込み上げて止まりませんでした。

ちょうど昼時だったので、一人ランチを食べている間も
こうしてランチが食べられる事へのありがたさ。
今の時代のしかも戦争が無い国日本に生まれた事の幸せ。

確かに時々悩んだり傷ついたりつまづいたり
あれこれもがく事はあっても
所詮はたかが知れてます。

不可抗力の苦しみなど味わう事はまず無いでしょう。

帰り道車の中でも、
ずっとありがたくて涙が止まりませんでした





原爆に限らず、この歳になってようやく気付く事が多い
そんな気がします。

すっかり過去の出来事で
いまや日本人でさえ忘れかかっている戦争
やはり忘れてはいけないのだと強く思います。

高校生の時は感じ切れなかった分
今改めて、もう一度広島を訪れたいです。
必ず・・・




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2 コメント

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気づきは大切ですね (asako)
2007-08-25 08:27:39
豆猫さんはよく映画に行ってるねぇ~!
映画をたくさん観ると感性が豊かになるね

私は広島も長崎も行ったことがないです。
戦争はほんとうに忘れてはいけないことですね。

最近私もこの年になってようやく気づくことが多いです。
そして・・・きっとこれからもそうなんでしょうね。
まだまだひっよっこですぅ~(年はくってるけど・笑)
asakoさんへ♪ (豆猫)
2007-08-26 17:58:34
映画は大好きなんですよ♪
昔から気分転換のために良く映画館に行ってました。
今も空いた時間にそそくさと観に出かけてます
今はほかの事はかなり我慢してるので
貴重なストレス発散方法です。

映画や本はたくさんの気付きを与えてくれますよね~
自分が直接体験しなくても
いろんな事を教えてくれるから
まだまだ私も歳食ったひよっこです

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