豆猫日記 すべてはうまく行っている♪♪

すべては うまく行っている♪
ころんでも 起き上がればいいじゃん♪
みんな うまく行ってるよ~♪
 

フォトジャーナリスト森住卓さん

2012-09-02 18:15:27 | ひとり言
第2回『原発と子どもたちの未来を考える』会に行ってきました。

今回はフォトジャーナリストの森住卓さんの講演。

これまでにもイラクやチェルノブイリなど
様々な放射能汚染地域を取材されてきた森住さんが
福島の被災によってこれまでの取材とは違う実感、
「結局これまでは他人事だったのが当事者となって本当にその恐ろしさを感じた」
そんな冒頭の言葉がまずは印象的でした。


まずはイラクやチェルノブイリなどのレポートから始まり
やはりと言うべきかこちらの悲惨な現実が
今もなお続いていることにショックを感じます。

前回上映された『チェルノブイリハート』でもショックを受けました。
あの悲惨な事故を起こしたチェルノブイリ原発の廃炉の目処が2073年頃
事故からおよそ90年もかかるらしいと言うこと。
更にベラルーシでは現在も放射能汚染対策費に国家予算の2割を割いているのだと。
1986年に起きた事故のツケ(と言うには言葉が軽すぎるけれど)を
いまだに背負わされている。
これらの数字を聞いた時その重大さにまたまた恐ろしさを感じました。

放射能汚染は何も原発事故に限ったことではなく
戦争でも起こっている事も今回初めて知りました。

湾岸戦争でイラクに落とされた劣化ウラン弾が引き起こしている現実。
イラクだけではなくアフガニスタンなども同様だそうです。


子供達の甲状腺ガンや白血病、あるいは複数のガン誘発
そして奇形児の出産の増加・・・

何の罪の無い人達が被曝し、
そのツケを将来を担う子供たちが背負わされている・・・



そして福島のレポートもまた本当に強烈でした。
3月13日にはもう福島に入りその実態を確認していたそうです。

放射能の恐ろしいところは色もなく匂いがするわけれもなく
実際にどれだけ流れているのかは測量計を使わなければわからないこと。
あの事故後福島の地がどれだけ高濃度汚染されているかが
住民にはすぐには伝えられておらず
取材中の森住さんたちが危険だから非難した方がいいと
必死で伝えていたそうです。



放射能汚染の影響は年月と共に現れてくる。
福島の本当の影響はまだまだこれからなのに
村を、町を表向き人々が戻れるように除染作業を推し進めている。
除染したと言っても取り除いた土や木など
仮置き場に置いているだけ。
それは汚染地域を拡大している事にもつながっている・・・




昨年の12月の野田首相は原発事故収束宣言を出したけれど
一体、どこが収束かと思ってしまいます。
福島のことは福島の人達だけの問題ではなく
日本中、あるいは原発を抱えるあらゆる国の人達の問題でもあると思います。
福島をどう支えるのか?
原発事故の本当の収束の道を
チェルノブイリなど他の国から学んで
本当に正しい手を打って欲しいと切に思いました。


そして、原発をどうするのかは
私達一人一人が真剣に考えて選択をしていかなければと思います。
どうしようもないとか、知らない
では済まされない時期に来ているように思います。


福島の原発事故は世界中が注目しています。
原爆の唯一の被災国でもある日本
世界の未来のために正しい選択をして道を切り開く
日本はそんなお役目を担っているように思えます。



森住さんは今も福島の取材を続けられています。
原発の大事故を忘れないよう
福島の「今」を関心持って見守り続けることも
私達の大切な役割だと思います。




次回、第3回はノンフィクション作家の広瀬隆さんの講演です。
テーマ:「福島原発事故の真相とhぷしゃのう汚染の危険」

10月28日(日)13:00~16:30

大垣市情報工房5Fスインクホール

大人800円(小中学生無料、高校生400円)

チケットの問い合わせ

青木さん 090-5620-5300(本巣市)
仲大盛さん090-4261-9463(大野町)
倉地さん 090-1299-9595(池田町)
少路さん 0584-91-9166(大垣市)
鳥居さん 090-4086-4161(穂積)

託児も出来るそうなので子連れでも参加OK。
事前予約は必要だそうです。
託児問い合わせは倉地・少路さんまで。
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ブルームーン | トップ | スープカレー »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ひとり言」カテゴリの最新記事