気 楽 荘

趣味の事やら、日々の事、
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ブリッジ・オブ・スパイ

2016年01月17日 | 「 えいが 」
米ソ冷戦時代にアメリカのU2高高度偵察機が
撃墜されてアメリカ兵が捕まったという事件と
ソ連のスパイとの交換がなされたという事は知っていた。
だが、詳しくは知らず、映画の評判もいいので観てきた。

なるほど、そういう事だったのかと理解したが
映画評で見かける「重圧な」という感覚はなかった。
結末を知っていたというのもあるが
交渉というより始終、ドノバンが主導権を握っている
展開にみえてハラハラ感もそれ程でもなかった。
ただ、ラストの橋の上での捕虜の交換で
東ドイツが拘束していたアメリカ人学生プライアーの
開放を待つ間に交わされたドノバンとアベルの会話で
「あなたはソ連に帰って自由になれますか」
「それは彼らが私を抱擁するか、
そのまま後部座席に座らせるかで分かる」という
やりとりにぐっときてしまった。
それなのに、テロップによる、関係者の
その後の紹介と電車の車窓から
ドノバンがみた風景の見せ方は
何とかならなかったのかなと個人的に感じた。

帰ってきてネットで検索してみると
ドノバンは本当の民間人というわけではなかったようで
元OSSの顧問弁護士だった(多分保険専門の
弁護士をする前の事だと思うが)みたいだし
パワーズもなすすべもなくソ連軍に拘束されたのではなく
逃げる際に村人に捕まったらしい。
「だから何?」といわれそうだが、
実話を基に製作されたといっても
脚色はされているんだと、
その脚色の仕方でいかようにも
見せることができるのが映画なんだなと・・・。
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