またしても更新の間隔があいてしまいました。
1ヶ月ほど前からカバーステッチミシンの改造(改良?)をちょこちょことやっていたのですが
ようやく形になりましたのでご報告。
改造(改良?)というのは6mm幅4本針を使えるようにするというもの。(実際は6.08mmぐらい)
そのための針板と糸調子器の制作。
糸調子器は最初、元々あるものを重複して使おうと考えていたのですが、
下糸が結構ルーズでも問題ないかなと思い下糸の物を4本目用に、
下糸用を自作ということにしました。
レイアウトはこんな感じ。
自作の糸調子器はこんな感じ。
仕組みはカマボコ型にした真鍮で糸を上下から挟むというもの。
一応、下側の真鍮の下にバネを仕込んで、バネの強さで調整できるようにしました。
この形に落ち着くまでに3回ほど設計変更をしましたがシンプルが一番です。
針板はアルミの3mm板から作りました。
純正品は焼きが入っているそうなのですがそんな知識も技術もないので
生で行きます。(まぁ、針をぶつけないように気を付ければ大丈夫でしょう)
そうそう、糸の数が増えるので追加の糸立ても制作しました。
一応着脱式。
材料はコレと棒は前回同様、端材のハンガーを使用。(今回は断面が〇でなかったのできれいな丸棒になりませんでしたが・・・)
以上が改造(改良?)点でしたが、途中(5mm幅3本針用の針板ができて試し縫いをした時)
こんな縫い方をしたいと思って試したのですが(写真は上手く縫えるようになってからものです)
縫い目が横に逃げてうまくいかないという「アレ?こんなはずでは・・・」と。
布押えの強さを緩めてみたのですが(メーカー基本設定は10mmのところ18mmまで緩めてみました)
改善できず、透明押えなら布のコントロールが容易かもと思い、
ネットで探しましたが3000円以下の物が見つからず(このミシンを入手した際にも探しましたが
その時は1800円+送料の物がありました)
悩んだ末諦めることに・・・「この縫い方をしなければいいんだ・・・でもなんかそれもくやしいなぁ」
といつものごとく諦めきれず・・・・。
「そうか、ひよっとしたら別のメーカーの物が使えるのでは・・・ダメなときはそれをベースに改造して・・・」
で、購入したのが手前から2番目。
写真に4つ写っているのでその後の展開はわかると思います。
購入したのはJUKI?ベビーロック?のどちらかだったと思う。(たぶん一緒だと思う)
そのままでは取り付けできませんでしたが、
赤いところをやすりで削り落とせば装着できました。
が、布を上手くコントロールできたかというとダメでした。
腰のある布なら大丈夫かもしれませんがTシャツに使うような薄いものは・・・。
しかも縫いはじめの時に下糸がぐちゃぐちゃになってしまう。(純正もそうでしたがヨレることを無視して縫い進めれば安定するのだが・・・取説では捨て布をすればいいとある)
仕方ないので押えの底の部分を無しにしたものを自作することにした。(それが3つ目)
3っ目は下糸がぐちゃぐちゃになることは改善できましたがヨレるという症状は改善できず、
しかも押さえの出口で布がきれいに流れない(やはりあの底のギミックは必要なのか)という新たな症状が出たので
底を斜めに逃がす加工を施しました。
これでその症状はなくなりましたが、最初のやつが改善できていない。
で、4っ目。押さえを降ろした時の位置が下過ぎてダメなのではと考えてできるだけ薄くしてみました。
これで大丈夫かと思いましたが、これだと押さえを押えるバネがダメみたいなので自作しました。
最初、1mmのピアノ線で作ろうとしましたが硬すぎて諦め、1mmのステンレスバネ線というものを使いました。
押さえを上げたところ。
下げたところ。
布送り歯を下げると0.5mmぐらいの隙間ができます。
これでダメならどうしようもないと思って試し縫いをしたところ、見事にきれいに縫えるようになりました。
ブログにダメな縫い目を載せようと押さえを純正の物に替えて縫ってみたところ、
こちらも問題なくきれいに縫えるのです。「えっ、ここまでやった苦労はなんなん」と・・・。
どうやら、押さえバネを弱くすることで布のコントロールが容易になるようです。
でも。せっかく作ったヤツ、特に4っ目は思った以上に使いやすいので常用とすることにします。
最後になりましたが6mm巾4本針で縫ってみたのがコチラです。
予告編ではありませんが5mm巾4本針というのを作ってみようかと考えていますが
先にTシャツ(長袖)の制作を始めないと
「いつなったらできんの?」と言われてしまいます・・・。
1ヶ月ほど前からカバーステッチミシンの改造(改良?)をちょこちょことやっていたのですが
ようやく形になりましたのでご報告。
改造(改良?)というのは6mm幅4本針を使えるようにするというもの。(実際は6.08mmぐらい)
そのための針板と糸調子器の制作。
糸調子器は最初、元々あるものを重複して使おうと考えていたのですが、
下糸が結構ルーズでも問題ないかなと思い下糸の物を4本目用に、
下糸用を自作ということにしました。
レイアウトはこんな感じ。
自作の糸調子器はこんな感じ。
仕組みはカマボコ型にした真鍮で糸を上下から挟むというもの。
一応、下側の真鍮の下にバネを仕込んで、バネの強さで調整できるようにしました。
この形に落ち着くまでに3回ほど設計変更をしましたがシンプルが一番です。
針板はアルミの3mm板から作りました。
純正品は焼きが入っているそうなのですがそんな知識も技術もないので
生で行きます。(まぁ、針をぶつけないように気を付ければ大丈夫でしょう)
そうそう、糸の数が増えるので追加の糸立ても制作しました。
一応着脱式。
材料はコレと棒は前回同様、端材のハンガーを使用。(今回は断面が〇でなかったのできれいな丸棒になりませんでしたが・・・)
以上が改造(改良?)点でしたが、途中(5mm幅3本針用の針板ができて試し縫いをした時)
こんな縫い方をしたいと思って試したのですが(写真は上手く縫えるようになってからものです)
縫い目が横に逃げてうまくいかないという「アレ?こんなはずでは・・・」と。
布押えの強さを緩めてみたのですが(メーカー基本設定は10mmのところ18mmまで緩めてみました)
改善できず、透明押えなら布のコントロールが容易かもと思い、
ネットで探しましたが3000円以下の物が見つからず(このミシンを入手した際にも探しましたが
その時は1800円+送料の物がありました)
悩んだ末諦めることに・・・「この縫い方をしなければいいんだ・・・でもなんかそれもくやしいなぁ」
といつものごとく諦めきれず・・・・。
「そうか、ひよっとしたら別のメーカーの物が使えるのでは・・・ダメなときはそれをベースに改造して・・・」
で、購入したのが手前から2番目。
写真に4つ写っているのでその後の展開はわかると思います。
購入したのはJUKI?ベビーロック?のどちらかだったと思う。(たぶん一緒だと思う)
そのままでは取り付けできませんでしたが、
赤いところをやすりで削り落とせば装着できました。
が、布を上手くコントロールできたかというとダメでした。
腰のある布なら大丈夫かもしれませんがTシャツに使うような薄いものは・・・。
しかも縫いはじめの時に下糸がぐちゃぐちゃになってしまう。(純正もそうでしたがヨレることを無視して縫い進めれば安定するのだが・・・取説では捨て布をすればいいとある)
仕方ないので押えの底の部分を無しにしたものを自作することにした。(それが3つ目)
3っ目は下糸がぐちゃぐちゃになることは改善できましたがヨレるという症状は改善できず、
しかも押さえの出口で布がきれいに流れない(やはりあの底のギミックは必要なのか)という新たな症状が出たので
底を斜めに逃がす加工を施しました。
これでその症状はなくなりましたが、最初のやつが改善できていない。
で、4っ目。押さえを降ろした時の位置が下過ぎてダメなのではと考えてできるだけ薄くしてみました。
これで大丈夫かと思いましたが、これだと押さえを押えるバネがダメみたいなので自作しました。
最初、1mmのピアノ線で作ろうとしましたが硬すぎて諦め、1mmのステンレスバネ線というものを使いました。
押さえを上げたところ。
下げたところ。
布送り歯を下げると0.5mmぐらいの隙間ができます。
これでダメならどうしようもないと思って試し縫いをしたところ、見事にきれいに縫えるようになりました。
ブログにダメな縫い目を載せようと押さえを純正の物に替えて縫ってみたところ、
こちらも問題なくきれいに縫えるのです。「えっ、ここまでやった苦労はなんなん」と・・・。
どうやら、押さえバネを弱くすることで布のコントロールが容易になるようです。
でも。せっかく作ったヤツ、特に4っ目は思った以上に使いやすいので常用とすることにします。
最後になりましたが6mm巾4本針で縫ってみたのがコチラです。
予告編ではありませんが5mm巾4本針というのを作ってみようかと考えていますが
先にTシャツ(長袖)の制作を始めないと
「いつなったらできんの?」と言われてしまいます・・・。