年下研究

『けいおん!!』トンデモコジツケ連鎖中!涼宮ハルヒの憂鬱の謎解きコジツケの履歴保管庫。

シャミセン=猫族は『猫神』を生み出すか?…大原まり子『機械神アスラ』と『涼宮ハルヒの分裂』との間

2011-05-09 16:13:25 | 涼宮ハルヒ

『谷川流』先生の『涼宮ハルヒ』の『神を作る』という設定は、
『機本伸司』先生の『神様のパラドックス』と設定が似ているので、
(『コンピュータ神』創出のアイディアは『星新一』先生もやっておられますが…)


同じ兵庫県出身作家同士、『クトゥルー神話』みたいな、設定共有フィクションで遊んでるのかもしれない、


という話をして、『神様のパラドックス』で、『ゼロサムゲーム』を『ウインウイン』にする為に
コンピュータが悩むという展開になると話したところ、

馬場さんが、『大原まり子』先生の『機械神アスラ』が、
平行宇宙を生成することで『ウインウイン』を実現するという設定で、


『御都合主義』をSFにしている作品


だと指摘して下さりましたので、それをネタに。

読んでみると、


『岩石生命体』→『ワンダリングシャドウ』登場の『珪素生命体』『隕石生命体』
『猫族』→『シャミセン』
銀河を二分する『調停者文明』『機械帝国』→『統合思念体』『九曜さん』


等の、コジツケ可能な要素が出てきます。『アスラ』は早川書房から1984年に出てますので、
読もうと思えば読めてますよね。



蛇足1。
作品中で、『機械神』の対抗馬として構想されているのが


『猫神』


ですが、
ハルヒの『シャミセン』に当て嵌まると同時に、

青木さんに見せて頂いた『にゃんコイ』の


『猫地蔵』


を思い出しました。

また、
島田君の勧めで、最近、『さがら総』先生の『変態王子と笑わない猫』を読んでるのですが、


『猫神』ネタ。


…同時代性!?



まあ、『招き猫』が『猫神』なら、


『ひこにゃん』


も『猫神』なわけで、『滋賀県』繋がりで、



『けいおん!』の聖地が何故『滋賀県』にあるのか?



という問題も『猫神』をテコにしてコジツケられそうでもあるのですが…



本題。
大原まり子先生の、


『文明による機械の進歩』VS『生物進化』


の二通りのやり方で『神』を生み出そうと言う『アスラ』の設定をパクってるなら、


『ハルヒ』
『佐々木』


の二人の神が登場するのが自然だろうと思います。
どちらがホンモノ、というのではなく。

ゾロアスター的二元論や、ハワイ神話的火と氷の拮抗型では『対立』が内包されてしまうので、
価値中立的な、事実としての


『二人の神の存在』


の『存在』で止めて置く、というのもアリだろうと思います。
単に、八百万マンセーという思考停止を超えて、変数を減らして、
多神教のミニマムを思考実験してみるということかもしれません。



また、『アスラ』と言う名は、


『ゾロアスター教』の最高神『アフラ・マズダ』


が元ネタ、という説も有って、

『涼宮ハルヒの消失』

で、キョンが『ゾロアスター』には言及しております。

馬場さんの話だと、


『阿修羅の王=マハー・ヴィロチャナ』


は、


『大日如来=マハー・ビルシャナ』


と同体であると言う説があるそうで、

中世神話(両部神道など)では


『大日如来=天照大神』


ハルヒのアニメ2期で、映画撮影のロケ地の神社、


西宮市『広田神社』


の祭神は


『天照大神』!


まあ、『アスラ』と『ハルヒ』はコジツケ可能。

『涼宮ハルヒ』の一連の事件の発端になった


『七夕ラプソディ』


のアニメ2期でのロケ地になった『大社中学校』の『大社』は『広田神社』だと思うので、

ハルヒ世界の起源に関わる部分だと思われます。
『ハルヒのアニメ2期』には谷川さんも関わってますので、小説本編に直結するネタを仕込んでおられても
不思議ではないと思っております。
(かってな決め付けすみません…)



蛇足2。

トンデモからゆけば、『楢崎皐月』の紹介した『カタカムナのウタヒ』によれば、


『兵庫県六甲山系金鳥山』


に『カタカムナ』文明を築いていた超古代人が


『アシヤ』


…まあ、近所の『芦屋』と、『アジヤ』から連想したのだろうと思いますが。

偶然、『機械神アスラ』の『機械文明』の担い手が


『アディアプトロン』


→『アディア』→『アジヤ』→『アシヤ』とコジツケすれば、

『涼宮ハルヒの陰謀』で言及されていた『超古代人』は『アシヤ』族と『アディアプトロン』が元ネタ!?



蛇足3。
谷川さんの母校、『関西学院大学』の『對馬路人』先生が、『矢野祐太郎』(1881~1938)という方の研究をなさっていて、
矢野は、『大本教』の『霊界物語』が、『霊界』の話で具体性を感じられなかったので、


広島県の『葦嶽山』が『世界最古のピラミッド』だと言ったり、
青森県に来日した『キリストの墓』があると言ったり、
石川県に来日した『モーゼの墓』があると言ったり、
『モーゼの十戒石』が茨城県磯原に存在したり、
アトランティスやムーのことが『竹内文書』に書かれていると言ったり、


とにかく、『具体的』な『古文書』『遺跡』『神宝』で実証している『天津教』に、『大本教』から転向して、
『キリスト教』『聖書の創世記』に対抗する


『大宇宙史』


を構想したようです。


最近の『一神教はバカ』と言いたがる、漫画、ラノベ、ゲーム、アニメの大先輩だと思います。
今の反米・アンチキリストオタク作家やその支持者と同じ心理が、矢野に大宇宙史を書かせた動機だったと思いますね。

『聖地巡礼』も、矢野に『神代の遺跡』『神宝』が必要だったのと同じ


『具体性の要求』


がオタに有る証拠だと思いますし。



『荒深道斉』の六甲山系での『超古代天神の遺跡』探索も、矢野と同時代性だと思います。

こうした先輩たちの活動を踏まえて、『涼宮ハルヒ』を谷川流版『霊界物語』、『大宇宙史』に仕上げようと言うのが
谷川流先生の隠れた意図かもしれない、などとトンデモ考えております。
(谷川流版『クトゥルー神話』かもしれませんが…)

『機本伸司』先生、京アニスタッフや、『花田十輝』先生、『横谷昌宏』先生あたりも、そういう企画の共犯なんじゃないか?
とか、妄想を逞しくしております。




蛇足4。

『荒深道斉』は、古代史を探求するのに、古事記・日本書紀の限界を、『竹内文書』のような偽書で突破するのではなく、
『本田親徳』が開発した『鎮魂帰神法』で、まあ、『チャネリング』で過去を透視(?)したそうです。
(本田自身は、昔から行われていた方法の『復興』と言ってますが、新興勢力は権威付けにそう言うものです)

『井村宏次』先生によれば、


『瞑想中に見えた神の顔は、絵に描かれたオオクニヌシと同じだった』


と荒深は書き残しているそうなので、読み漁っていた宗教書や、宗教画、宗教家からの伝聞情報が無意識に統合されて、
荒深が観たい過去を脳がビジュアル化したのかもしれません。

矢野も同様に、

大本教の教祖『出口直』の『お筆先』、
直の三女『福島久子』の『日乃出神諭』、
矢野の妻シンの受ける『神示』、
大本教の兵庫県川辺郡肝川支部の『車小房』への『龍神』の『神示』

などを研究して、
文書や遺物では知りえない部分を、超能力者への『神託』の比較研究で知ろうとしたようです。
苦肉の策ですね。

旦那が女教祖に熱中してたら、妻が神懸りになって見せるなんてのは、男尊女卑時代の、女の嫉妬、
夫の関心を惹こうと言ういじらしい女心を感じさせて、何ともいえませんね。


『竹熊健太郎』『相原コージ』の『さるまん』でも、終盤で『電波受信』『神懸り』でネタ出ししてましたが、
谷川流先生達のグループも、『大原まり子』先生や、『ラブクラフト』等の作品を


『異次元』や『過去』『未来』からの『神示』の一種


と想定して、
『宇宙史』の素材にしてるんじゃないか?とか妄想しております。





蛇足5。

実際、

『今敏』監督のアニメ『妄想代理人』(2004年)のOPの

『大波と水没』
『廃墟』
『キノコ雲』

といったイメージは『311』を予知してたかのような恐ろしさで、


『妄想代理人』放映開始日『2月2日』→『原子番号22=チタン』→『チタン=「涼宮ハルヒの陰謀」(2005年)で鶴屋山から出た金属』

『22→ZOZ=「ミステリックサイン」(2003年「ザ・スニーカー」初出)でキョンが改変したSOS団のロゴマークの文字』


なんて偶然が付くと、
谷川先生達が『オタ作品=神示』というネタを考えても不思議ではないと思いますけど。



蛇足6。

そういえば、竹熊先生が倒れる前に見たアニメは今監督の『パプリカ』でしたね。
原作の『筒井康隆』先生は『ハルヒ』褒めてらしたし、

サウンドトラック担当の『平沢進』は、『けいおん!』キャラの名前の元ネタにされたという説が有りますね。

こういう色々な偶然が有る限り、トンデモの芽は尽きませんね。