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モルツーの日々@競馬と本と日本史他

本が好きな書店員(出版社営業部から書店員に出戻りました)。史跡巡りの写真を素敵に撮りたい。馬も好き。

とうとう『のだめ』が

2006年08月14日 | 書籍業界にて想う

実は、ワタクシ、7月中旬から激務すぎて、しばらくパソコンに触れてすらいなかったのです。通常6時までの仕事を、従業員不足のため、シフトを4時間延長。4時間くらいの残業なんてよく聞くハナシですが、こちとらずっと立ちっぱなし。仕事中の行動範囲にはイスがホントに無いんだから、正真正銘、立ちっぱなしなんですよ。そんなシフトを週3日。それを3週間。
以前の職場では朝8時半出社・深夜1時退社なんてコトもあったことを思い出せば、こんなん軽い軽い♪だなんてはもう思えなくて、もう若くはないんだな、トシってとっていくもんなんだな、などと身に染みて思う日々でした。(以上、グチでした)

で、今日、やっと久々にパソコンに触りました。
職場には、ネット環境はおろかパソコン本体すら無いので、ホント、ご無沙汰です。

そしてネットで情報収集。
・・・ああ!ああっ!!
とうとう、『のだめカンタービレ』、映像化・・・・・・ですか。
(こーゆーのの発表、一番早いのは連載誌なんですかねぇ。でも表紙で代打的に、ってカンジでも無かった気が・・・今発売中の『kiss』が手元に無いので確認できませんが)
しかも月9。アニメもフジテレビで。
待ってはいたけど、期待しちゃうからそっとしておいてほしかった・・・と思うほど、「のだめ」はけっこう思い入れのあるワタシ。
音楽モノだし。
キャラクターのイメージの他、音楽・音のイメージまでも、自分の中のものと出来上がった作品とのズレを微調整することになるのかと思うと・・・。うーん。
せめて、『NANA』のように「これでもか!!」ってほどの再現をしてもらえたら、と期待しときます。
ま、二ノ宮氏のホームページ(この中の「WORKING NOTE」と「EASY TALK」で詳しく触れられてます)を読むと、音楽面のバックアップはこれまでの実績からして(茂木氏などによる)ばっちりっぽいし、「のだめ楽団」が結成されるほどの力の入りようだし、ちゃんと期待に応えてくれそうなので、いちファンとしては安心して待っていられそうなので、とりあえず「映像化」ニュースのショックからは立ち直ってきました。
(なによりドラマキャストの中に「シュトレーゼマン:竹中直人」とあるのを見て、もう全てオッケー!!みたいな気持ちになっちゃいました。)

あとは、コミック担当としての在庫集めですが。
・・・秋からのアニメスタートで品薄が予想されるあそこのアレとか、今すでに世の中で不足してるあそこのアレとかが思い浮かんじゃいますね・・・・・・。
ま、講談社さんなら。
躍起になってかき集めなくても、注文すれば入ってくるぐらいの在庫準備をしておいてくれるハズ・・・・・・と、期待。
お盆明け、ソク注文ですな。(なんと今年、お盆にお店が休みなのです!)
一覧表で。
郵送で。
・・・・・・パソコン、欲しいなぁ。webまるこ、使いたいなぁ。
そう。我が職場には、ネット環境はおろかパソコン本体すら無いのです。


角川さん、エライ!

2006年07月15日 | 書籍業界にて想う
受賞作決定の翌日出勤すると、バックヤードの従業員共用机の上に、届いたFAX用紙が乗ってました。
見ると、直木賞受賞作家作品の発注書。角川書店からの。
注文数を記入して番線印(それぞれの店の個別ナンバーが入ってるハンコ)を押して、その用紙に書いてあるFAX番号に送るだけで、揃いの受賞オビ付きで商品がやってきます。

こーゆー専用FAX注文書があると、とてもラクなのです。助かります。

朝イチで机に乗ってたってことは、間違いなく昨夜のうちに店長がそこに置いたのだと思います。(店長の朝は遅い。)
きっと、受賞が決まってすぐに角川さんから送られて来ていたのでしょう。
このマメさ。営業の鏡です。
「今だ!売れ!売り込め!!」とゆー姿勢が伝わってきます。
そしたらコッチだって、「よし!売るぜ!」てな気分に、そりゃあなりますとも。
おう。売りますよ。平積みが角川文庫だらけになろうとも、売れる商品を平積みしてるだけ!!
売れるから営業が熱心なのか、営業熱心だから売れる商品が多いのか。
これからも、がんばってマメな営業活動をヨロシクです。

キレイ系なトコで

2006年07月14日 | 書籍業界にて想う

直木賞が決まりました。
芥川賞も決まった
のですが、文庫担当としてはとりあえず直木賞が重要なのですよ。

森絵都氏と三浦しをん氏。
で、文庫作品を検索してみたら、角川文庫だらけ。
『ダ・ヴィンチ・コード』と『天使と悪魔』に『ブレイブ・ストーリー』に『バッテリー』と来てさらにこのお二方です。
凄いね、角川サン。ノリにノってます。
ウチの狭い平台スペースのほとんどが角川文庫な気がします。
いいなぁ、儲かってるんだろうなぁ。
あやかりたいものです。


100冊

2006年06月30日 | 書籍業界にて想う
夏を感じる今日、この頃。
集英社のナツコミセットに続いて、今日は新潮文庫の100冊セットが届きました。
連日で夏のセットが届いて、すでにバテ気味です。文庫の100冊セット、ウチは新潮文庫しか申し込んでいないのですが、各社のセットを申し込んでいる本屋さんの文庫担当さんってばタイヘンだよなぁと思いながら、コミックと文庫、それぞれのセットを狭い店内になんとかスペースを作って並べてきました。はーやれやれ。

そしてちょっとショックが。
新潮文庫のセットを、今年はワタシ、Dセットにしていました。
一番少ないセットで、つまり景品の見本が付かないセットにしていたのです。
セットのダンボールが来たのを見たときに、あのマスコットの実物が見れる♪と喜んだのです。せめてもの楽しみ!と。
それなのにぃ。
がっくりでした。
おかげで場所作りは多少ラクだったのですが。
明日にでも、隣の駅の本屋さんで実物見本を見てきたいと思います。

夏を感じる

2006年06月29日 | 書籍業界にて想う
数ヶ月前に注文書を眺めながら注文締め切りぎりぎりまで悩みつつも、「場所が無いから」という理由で注文しないまま諦めた「集英社夏のコミックフェアセット」が、頼んでもいないのに送りつけられてきました・・・・・・ずーん・・・。
場所が無いんだってば!!

しかも、そのラインナップがちょっと・・・。
6月の新刊を2冊ずつとか、売れ筋シリーズの一番新しい巻を3冊ずつとか送ってもらっても、平積みしづらいんですけど。コーナー化しようにも、背見せ(表紙を見せる陳列ではなく、立てて背表紙しか見えない状態の陳列)だらけで平台が本棚のようになっちゃいます。んも~。
昨年はもうちょっと、・・・例えば、3巻まで出てる作品を5冊ずつとか、お客さんが「あ、これ集めてみようカナ」って思ってくれそうなチョイスだったと思うんですが。

などと文句をたれといてナンですが、景品は今年のほうが豪華。
看板タイトル達の、クリアファイル。とても、「ご自由にお持ちください」だなんてゆーふうにはやれないくらいのデキ。
漫画好きな学生バイトさんたちが「おぉ!凄い!!」と喜んでました。

ま、送りつけてくるってことは、「既刊が売れるだろう」と見込まれてる店だってことだと思うので、それならば期待に応えねば!!とゆーワケで、なんとか場所を捻出してコーナーを作ってみようかと思います。・・・ガンバレ、明日のワタシ・・・。

『結界師』アニメ化♪

2006年06月28日 | 書籍業界にて想う
やりました!『結界師』(田辺イエロウ・小学館サンデーコミックス)がアニメ化です!!
『史上最強の弟子ケンイチ』より先にこちらがアニメ化ってのが意外なカンジですが。あら、でも『ケンイチ』の予告にも「重大発表あり!」とか載ってますね。ダブルでアニメ化とかあったりするのでしょうか??

ともかく『結界師』は、アヤカシモノが好きなワタクシとしては読み切り(お試し版)の頃からツボにハマってた作品なので、ああ、ここまで大きくなって・・・と、一人勝手に感無量です。
特に斑尾。主人公の横でふわふわ浮いてる妖犬。コイツの軽妙なツッコミが聞けるかと思うと、放送が待ち遠しいでありますっ!!
(メインキャラがあんなコトになってるのが気になりますが。・・・生き返らないカナ・・・)

売れるだろうなぁ・・・小学生とか女子中学生とかがわくわくしながら買い揃える様子が目に浮かびます。程よい巻数だし。在庫、抱えとかなきゃだけど、もう引き出し、どこも一杯なんだよなぁ・・・。なんてゆー悩みすらシアワセなワタクシです。

今年のパンダ

2006年06月27日 | 書籍業界にて想う
新潮文庫の100冊、今年のプレゼントの写真を見ました。今年のパンダはかわいいです。
まだセットは届かないのですが、毎日取次に出してる補充品にあの黄色い専用オビ付いて、そこに写真があったのです。は~夏ですな~。
セットはいつ届くのでしょう。『ダ・ウ゛ィンチ』と『天使と悪魔』と『ブレイブ』が場所を取っていて、100冊セットが届いても、さて、どこに置いたものかと悩むだろ~な~・・・は~夏ですな・・・。

そういえば角川文庫も夏のプレゼントになりましたね。(こちらは常に「2冊買ったらプレゼント」をやってるような気がします。)カバーにアトム柄がありました。狙ってます。

完全版「るろ剣」

2006年06月27日 | 書籍業界にて想う
7月の新刊ラインナップに『るろうに剣心 完全版』の文字が出てから、「どれくらい売れるのか」が気になりました。
で、学生バイトの皆さんにリサーチ。18才~20才の男女。みなさんイイ具合にオタクなので、ちゃんと「るろ剣」を知ってました。もう10年近く前の作品になると思うのですけれどもよくご存知で。あ、でも連載終了はもうちょっと最近に寄るかしら??私が斎藤一にやられてしまったのは10年ほど前なのですが。
ともかくも、かなり良い反応。「えっ出るんですか?欲しい!」という声が多かったです。
ヨシヨシ、売れそうです。
今のコたちは、「かつての名作」を読む機会が沢山あって、羨ましいです。

さて、その「るろ剣 完全版」。今日のジャンプに、予告が載ってました。しかもカラーで。
売るほうも気合い入ってますナ。ヨシヨシ。
表紙は錦絵風、と。
うわ~斎藤一はどの巻で表紙ですかィ?
見た瞬間に鼻血吹かないようにしなくちゃ。
あれとあれとあれが来てからだろうし本編で登場してからだろうから、予想!6巻!!どうか!!?
てゆーか刃衛が2巻目表紙ってどーゆーコト!?フツーそこにはヒロインがまず並びません!?で、ファンは1巻と2巻を並べてニヤニヤしてみたり。んも~。
それと、主人公、もっと髪の毛がふさふさだった気がします。こんなにつるんとしてたっけ??・・・あ、まずいわ、確認のために押入れからコミックス出してきたらゼッタイ読み返したくなっちゃう。
今週末は、函館で走るトールハンマーくんの馬券を買いに初ウインズ体験の予定でしたが、部屋に引きこもってイッキ読みしちゃいそうな気分です。

おりしも今日は『風光る』20巻(小学館フラワーコミックスのほうですヨ。野球マンガじゃなくて)の発売日。しかも京都の空気を吸ってきたばかりで、新選組熱・幕末熱が上がってきちゃいそう。

発売は7月4日火曜日。
楽しみです。

『ラブ・コン』セット

2006年06月03日 | 書籍業界にて想う

注文しておいた『ラブ・コン』映画化セットが届きました。
全巻10冊ずつとファンブック5冊。

現状、特に品切れなどは無く、セットが来なくても平積み冊数は充分だったのですが、何が楽しみって、販促品が楽しみなんですな。
おもしろPOPが付いてきたりして飾りつけに燃えるとゆーか。

うーん、ところが。
凄いのが付いては来たのですが、ちょっとでかすぎません?あの看板。
組み立ててみたら、私の身長より高いシロモノになりました。
気合いは感じるんです。なんですけど、私的には「凄いの一つ」より、「細かいの沢山」のほうが、コーナーの飾りつけを賑やかにできたのにナ~と、少々残念でした。
売り場の構造のモンダイで、『ラブ・コン』コーナーの近くにその看板はとても置けないですし。看板のほかにPOP一つと、試し読み小冊子配布分が付いては来てましたけど、平積みに飾るPOPは結局手描き。
・・・・・・もしかして「手描き」させるために細かいのは一つしか付いてこなかったのでしょうか。

とりあえず、あの巨看板が空しくならない程度の売行きになることを期待します。
(ところで『デス・ノート』のムービーガイド①の売行きがイマイチです。こちらも、映画ガンバレ)