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モルツーの日々@競馬と本と日本史他

本が好きな書店員(出版社営業部から書店員に出戻りました)。史跡巡りの写真を素敵に撮りたい。馬も好き。

回復か??

2007年08月17日 | 書籍業界にて想う
先月半ばから、取次のシステム異常とやらで、商品が入って来ていませんでした。

取次が数を決めて勝手に送ってくる「新刊」は通常通りに来るものの、こちらから注文した商品が、ちらほらとしか届かない状態。ゼロでは無いけれども、100%でもなく、おかげで棚はスカスカ。

そんな状態が、実は先月半ばから続いていました。
私が「おかしい!何があった!?」と気付いたのは、7月16日に出した発注が、届くハズの頃(16日から数えて2~3日後)になっても届かなかったからなので、もう一ヶ月も、ってことになります。
「回復しそうです!」「納品も、少しずつ復旧してます!」みたいなお知らせは届くものの、商品は思うように届かず。
この一ヶ月、ずっと、文庫の棚はスカスカでした。

それが。
とうとう、届きました。溜まってた分。
一気に。大量に。
・・・あぁ。

システム異常の報せを聞いた直後の一週間くらいは、「溜まってる分が、そのうちドカンと一気に届くんじゃないか」と警戒していました。
しかし、「今日は来るか」「今日こそは来るか」と身構えていたにも拘らず、なかなかドカンとは来ませんでした。身構え続けてるつもりで、慣れてしまっていたんですねぇ。
災害は忘れてた頃にやってくるってのはこーゆーコトでしょうか。(ちと違うか)

今日の文庫(注文分)入荷数は、通常の7倍くらいの量でした。
しかも今日は、マガジン・花ゆめ・YJ・クイーンズコミックスの新刊発売日。
コミックだけでもちと大変な日なのに文庫ラッシュですか!!
と、怒りたい気持ちながらもでも入荷してくれるのはありがたいので文句を言うワケにもいかず、いやいや、そもそもシステム異常が問題なんだから怒ってもいいのか?的なことを考えながら、結局時間内できっちり仕事を終えることができた自分にご褒美!今日はヤキトリでビールだっ♪

他店では、どんなカンジなんでしょう。

同じ住所・・・

2007年07月31日 | 書籍業界にて想う
月末なので、出版社に売上カードを送る作業をしました。
そしたら、めずらしく今回は「フランス書院」と「三笠書房」、両方へ同時に送ることに。
(基本的に100枚溜まってから送るので、両出版社への枚数が同時に溜まるって、珍しいんです。)

この二つの出版社。住所が同じなんですよ。
発注書が一つの封筒に入って来るので、関連会社なんだろーなーとは思ってはいるのですが。
だからと言って。売上カードを同じ封筒で送ってよいものか・・・。
一瞬は悩みましたが、悩むのも電話して直接聞くのもめんどーなので、住所が同じだとは気付かなかったことにして、それぞれで発送しました。

ベツにワタシのサイフがいたむワケでなし。
(ヤル気なし~。ネット求人サイトに登録したらスカウトメールがきちゃったよ・・・ちょいと受けてみようかしら・・・))

不意打ち『新・ブラックジャックによろしく第2巻』

2007年07月30日 | 書籍業界にて想う
今朝、荷物を開けてびっくり。

『新ブラックジャックによろしく』の2巻が出た・・・。

あら~最近のワタシ、情報収集不足??
ま、配本数だけで賄えそうなので(1巻売上よりは配本があったので)問題ナシですが、それにしても、そんな注目タイトルを発売日まで知らずにいるコミック担当って、いかがなものかとちょっとがっくり。あぁ。

・・・明日からまたがんばろう。うむ。

迫る嵐!!

2007年05月13日 | 書籍業界にて想う
お店が広がります。
約一ヵ月後に。
担当している文庫・コミックの棚が、それぞれ1.5倍~3倍ほど、増えます。
今の在庫量では、棚がスカスカになってしまいます。

ところで本ってやつは、注文から2週刊経ってようやく、店に届きます。

店が広がるまであと一ヶ月。
その2週間前には文庫・コミックの、それぞれ全社への発注を終えなくてはなりません。
あと2週間。

まだ、どの出版社の本を、それぞれどれくらい増やすのか、決まっていません。
それどころか、少年コミック・少女コミックをどんな割合で増やすのかという大雑把なコトも決まってません。
文庫も、一般向けがどれくらい増えて、ライトノベル系文庫をどれだけ増やせるのか、決まってません。

あと2週間。
来月のコミックの発注をしながら。
来月のタイトル別売上表を作りながら。
マガジンコミック、サンデーコミック、集英社青年向けコミック、花ゆめコミックの新刊の品出しをしながら。それらの追加発注をしながら。
今月分の売上カードを100枚束にして郵送する準備をしながら。
店内のあれこれをあちこちに移動する「引越し作業」をしながら。
とりあえず、引越し作業のためまたもや今週、土日も出勤。
祝開通。13日連続勤務へ。

せめて足のむくみと肩こりをなんとかするべく、湯船にゆっくり漬かってきます(しおしおになれ、私・・・)

鬼太郎、新アニメ

2007年04月03日 | 書籍業界にて想う
ボンボンコミックス(講談社)で、1・2巻が同時発売されていた『ゲゲゲの鬼太郎』。
コミックスの表紙の絵が、私が子供の頃に観ていたものとそっくりで、アニメが気になりだしていました。
(こーゆー場合、けっこう、ビミョーな違いが気になるモンじゃないですか。その違和感が今回は無かったのです)

で、うまい具合に先日の第一話の放映時間にテレビを点けてたのですね。
観ました。

鬼太郎が、コナンくんでした。
オープニング曲の前に鬼太郎がこっちを指差して「犯人はおまえだ!」とか言ってたような気がしますがたぶん気のせいで、(正しくは「ほら、キミの後ろに・・・!!」みたいなカンジだったかと)、さらに、オープニングテーマは泉谷しげるが歌っていて、凄くかっこよくて聞き入ってしまいました。あの例の歌が、かっこいいアレンジなのです。

その他のキャストは、私の知る当時の『鬼太郎』と同じ人もいれば違う人もいるカンジで、たぶん、目玉のおやじと一反もめんは同じかと。(しっかり調べたワケではないのであやふやですが)


本日、勤め先の店で子供が「あ!鬼太郎~!!」と、さっそくコミックスを発見してました。アピール、ばっちりです。
実写映画もあることだし、『蟲師』に『結界師』に『もっけ』と来て、いよいよ真打『ゲゲゲの鬼太郎』のブームがやってくるのでしょうか!!?
妖怪ブーム、ばんざい♪

居眠り磐音シリーズドラマ化!!

2007年03月31日 | 書籍業界にて想う
勤め先の書店はとても小さな店なのですが、文庫の平積み面積の8分の1くらいを割いて、全巻平積みにしてます『居眠り磐音』シリーズ。

新刊スペースも含めた「平積みスペース」の8分の1です。
気合いの入り具合をお分かりいただけますでしょうか。
その「イワネ」が、ドラマ化だそうです!!
NHK木曜時代劇で。7月に。
しかも主演は山本耕史で!!

ぃよっしゃぁあああ!!!

な、カンジです。
ここまで来ると、さすがに読んでみないといけませんなぁと思いまして(本屋さんが読まずにオススメコーナーを作るなんて、よくあるコトですよね??)、まずは1巻目を読んでみたところ、まんまとハマりました。
あれだけ売れてるってことは面白いんだろうし、時代小説は私の好みのジャンルだし、ハマっちゃうだろうなぁとは思いましたが、この主人公を山本耕史が(役者として演技に定評もあってルックスもイイあの山本耕史が)演じるのか、と想像しながら読んでしまったばっかりに予想以上のハマりっぷりで、もう止まりません。

のんびり屋でお金が無くてものほほんとしてて、ごはんを食べてる間は話しかけられてもナマ返事で、剣のウデは「猫が縁側でひなたぼっこをしているような」と評されるような磐音くん(20代後半)ですが、実はかなりのキレ者で、藩では将来有望な青年であり、江戸の長屋暮らしになっても、修羅場をくぐってきた剣のウデと頭の良さで用心棒としてあちこちで頼りにされてて、それも、恐れられてるのではなく、慕われて頼りにされてる磐音くん。
だけどけっこうばったばったと人を斬ってるお侍さんの磐音くん。
とてもギャップがたまりません。

とりあえず3巻目まで読みました。
続きが気になります。
間もなく22巻目が出ます。
ドラマ開始の7月までには読破予定!!

からし色

2007年03月14日 | 書籍業界にて想う
ブーイング。

NHKテキストのリニューアルデザインに対して。アレは分かりづらいでしょ。
「ちょっと!違うの買ってっちゃったじゃない!!」とゆークレームの声が、今から聞こえる気がします。
また、コーナーの目の前に立ちながら「テキストコーナー、移動したの?どこ?」と聞かれるお客様も。
分かりづらいですよねェ。

もしかして18日発売の語学テキストもあんなカンジなのかしら・・・そして、一年間あんなカンジなのかしら・・・溜息。

Loftが消えててショック・・・

2007年03月04日 | 書籍業界にて想う
新宿三越の中から、「Loft」が消えてました・・・知らなかった・・・。

その上の階の「ジュンク堂」は無事だったので、せめてコチラを彷徨おう!と思ったら、ジュンクはジュンクで「売り場リニューアル」とのこと。
・・・求めるコーナーがどこなのか、分からなくなってしまった・・・。

どうして本屋さんって、ただでさえどこになんの本があるか分かりづらいのに、意外と頻繁に配置換えをしてしまうんでしょう・・・。
彷徨う楽しさは程ほどで良いんです!
私の好きなコーナーを、どこかへやってしまわないで!!


毎日本屋で働いてる私。
店に入ってくるなり自分ではちらりとも探さずに「地図、どこ?」などと聞いてくるお客様にちょっとムッとしてた自分に、喝!!
そうですよね、本屋って、どこになにがあるか、分かりにくい店なんですよね。
ジュンクさんのおかげで、それを思い出しました。
月曜日からは、ココロを入れ替えて親切な店員さん目指してがんばりたいと思います。

・・・あ~・・・・・・この気持ちを月曜まで覚えていたら、ね。

「野球とサッカー」マンガ祭

2007年02月18日 | 書籍業界にて想う
え~っと、
野球マンガが『MAJOR』『ダイヤのA』『おれはキャプテン』で、
サッカーマンガが『GOLDEN EGE』『GoalDenAge』『エリアの騎士』と『YATAGARASU』。
どれがサンデーコミックス(小学館)でどれがマガジンコミックス(講談社)なのか、アルバイトさん達はとても混乱してました。
しかも、どうやら『ダイヤのA』『エリアの騎士』が頭の中で混ざるようなのですね。私も一瞬考えてしまいます。

とはいえ、野球マンガももサッカーマンガも熱いですね。良いですね。
特に野球は、『バッテリー』(角川書店)に『おおきく振りかぶって』(講談社)もキテますし、今後も期待、大です。
あぁ!店にスペースがあって商品が注文数通りに入ってくるなら、どかーん!とコーナー作って展開したいトコロなのですがっ!!!