北嶋誠のブログ

私の考えていること、言いたいことなどなど。

害米輸入は許す米(まい)・その1

2008年09月18日 01時04分35秒 | Weblog
 工業用に使用されるはずのミニマムアクセス米(輸入米)のいわゆる事故米が、食用に不斉転用されていたことが内部告発によって発覚した。

 私たちはそもそも米の輸入自由化には反対である。しかし農民には減反を強制しながら、要りもしないミニマムアクセス米を輸入している。しかもMA米輸入が実施されている現状で、食の安全を確保するための最低限の査体制も確立されておらず、企業倫理もまったく欠如している。

 農水省御用達のイカサマフーズカ何かは知らないが、一年も前に告発があったにもかかわらず、ご丁寧に事前通知をして調査を実施するなど、まったく馴れ合っているとしか言様がない。

 しかも残留農薬メタミドホスや、猛毒で発がん性のあるかび毒のアフラトキシンを含有するような汚染米を、白々しく事故米などと称している。

 それだけではなく、内容に問題があることを、十分承知しながら偽って販売している。

 外米を国産米と偽って販売したり、故意に混米するなどしている。

 また、組織的にカビの除去作業などもしており、これは明らかに確信犯で、食品偽装事件と言えるのではないだろうか。

 また、このような汚染米が加工や混米されて、かなりの食品業者に流通しているとどうじに、長期間に渡って、何も知らない消費者の口に入っていたことになる。
 そして、これらのことはまだまだ氷山の一角に違いない。

 ところで、このブログのタイトルは、害米輸入は許す米(まい)としゃれたつもりだが、本当は茨城県人としては、害米輸入はだめだ米(べい)とか、やばい米(べい)としゃれたかったのだが、主食の米問題は国民的過大なので、一応は標準的にしゃれたつもりである。

 しかし、この許す米という文字も、茨城県人なら許すまいとは読まずに、許すべいと読む恐れがある。そうなるとまったく逆の意味になってしまう。

 いずれにしても、世界の飢餓人口が9億人を越え、世界的な食料不足が深刻になりつつある時に、この国が要りもしない米を輸入することは、国内の米価を暴落させ、稲作と水田を崩壊させるとともに、国民にはいかがわしいものを食わせるという、まさみ二重三重の誤りである。

 今回の事件についても痛切な教訓としてma米輸入と強制減反は即刻中止すべきである。

コメントを投稿