能力のないリーダーの話は内容が無い。単なる自己満足のための演説に過ぎないので聞く価値も無い。

　先日、日本記者クラブで「福田ビジョン」なるものを発表した福田総理だが、そのニュース映像を見ていても相変わらず気持ちの悪いオーラを発している。いつものように、誰かが書いた原稿を早口で読んでいるだけで、まったく気持ちが伝わってこない。この人は、本当に「地球温暖化対策」なるものについての考えをお持ちなのだろうか。取りあえず、洞爺湖サミットが目前に迫ってきたので、その前に何か「意気込み」みたいなものを出しておこうということだとしか考えられない。とにかく、話し方や表情からは何も伝わってこない。いや、気持ち悪さだけは執拗に絡み付いてくる。
　もともと何かを成し遂げるために総理になったわけではないので、実は「意気込み」なんてものがあるはずがない。そこで差しさわりのない「温暖化対策」でやる気を見せることにしたのだろう。本来なら、安全保障やエネルギー問題（原油高騰）、またチベットを含む人権弾圧などに対してコメントを出すべきところだが、総理も官邸も官僚も面倒なことに巻き込まれるのはイヤなので、それらについては無視しているようだ。（良く言えば控えめ）
　時々、安倍総理だったら今頃は・・・と考える。（言っておくが、安倍前総理は政権を投げ出して、勝手に辞めたわけではない！）身内に敵がいるというのは、けっこうやり難いものだ。
　因みに私も放り投げて辞めたわけではない。真実を知っている者は少ない。