摩訶不思議 with LOVE

日常の出来事ほか

知ってました!

2011年05月15日 13時11分44秒 | しゃかい
 以前から政府や東電や大マスコミは隠していたけど、良い子のみんなは知っていたってことをポロポロと出し始めましたね。
(以下引用)

【1号機建屋地下に大量汚染水=原子炉格納容器から漏出-福島第1】
(2011/05/14-21:04 時事通信)
 子炉建屋の地下に床から天井の半分ぐらい汚染水がたまっていることが分かったと、東京電力が14日発表した。13日に社員2人が建屋内に入って確認した。1号機では圧力容器内の燃料を冷やすため注入した水が蒸気となり、格納容器に出て水に戻りたまっているが、水位が上がらないことが問題視されていた。格納容器から地下に漏れていた可能性が高いという。 東電の松本純一原子力・立地本部長代理は記者会見で、格納容器を水で満たす冠水(水棺)作業が遅れる要因の一つと指摘。炉心が溶融していたことと併せ、17日に発表する更新版工程表に反映させる考えを示した。 今後、格納容器内の水位を確認するが、取水配管の位置まで水位が達していない場合、地下の汚染水を浄化して圧力容器に戻す循環にすることもあり得るという。 地下の床から天井までの高さは約11メートルで、全容積は約6000立方メートル。汚染水が半分程度たまっている場合、量は約3000トンに上る。また、1号機圧力容器には累計1万トン超を注水したが、格納容器には約5800トン程度しかないとみられ、約5000トンの水や水蒸気が格納容器から漏れたと推定されるという。

【2、3号機もメルトダウンの可能性…東電認める】
(2011年5月14日22時34分 読売新聞)
 東京電力は14日の記者会見で、2、3号機の原子炉について「最悪の場合、1号機と同様のケースが想定できる」と説明し、核燃料全体の溶融(メルトダウン)の可能性を初めて認めた。
 1号機では、11日に水位計を調整した結果、炉内の水位が低く、燃料が冷却水から露出して溶けたことが確実となった。2、3号機の水位計はまだ調整していないが、1号機と同じ仕組みのうえ、もともと1号機より低い水位を示している。
 ただ、東電は炉内の温度などから、2、3号機は1号機より燃料の損傷が少ないと推定している。

【揺れで 建屋で高線量蒸気 耐震指針、再検討も】
(2011.5.15 02:00 産経ニュース)
 東京電力福島第1原発1号機の原子炉建屋内で東日本大震災発生当日の3月11日夜、毎時300ミリシーベルト相当の高い放射線量が検出されていたことが14日、東電関係者への取材で分かった。高い線量は原子炉の燃料の放射性物質が大量に漏れていたためとみられる。
 1号機では、津波による電源喪失によって冷却ができなくなり、原子炉圧力容器から高濃度の放射性物質を含む蒸気が漏れたとされていたが、原子炉内の圧力が高まって配管などが破損したと仮定するには、あまりに短時間で建屋内に充満したことになる。東電関係者は「地震の揺れで圧力容器や配管に損傷があったかもしれない」と、津波より前に重要設備が被害を受けていた可能性を認めた。
 第1原発の事故で東電と経済産業省原子力安全・保安院はこれまで、原子炉は揺れに耐えたが、想定外の大きさの津波に襲われたことで電源が失われ、爆発事故に至ったとの見方を示していた。
(以上引用終わり)  

 そもそも前から書いているように、あれだけの水をかけておいて、その水がどこへ流れているのか想像できないなんてありえません。完全な防水工事でもしているのなら話は別ですが、とうぜん立地から考えても海に出ていっていると思うのが普通でしょう。コップに入れた水を鉢植えにかけたとしらどうなりますか?鉢に穴やひび割れがなければ、いつかは溢れ出ます。出てこなければ、土にしみ込んだ水は鉢から漏れていきますね。こんな子供でも分かることを誤魔化し続けるのは無理なことだと気付いたのでしょう。

 そんなことよりも、私が以前から言っていた「津波よりも地震の時点での損傷」が、やっと表に出てきました。これは地震直後の放射線の量を検証すれば簡単に分かることなので、東電や政府は知っていたけど隠していたことになります。もちろん津波の損害も大きとは思います。ただ、津波の場合ならまだ「想定外」という言葉を使うことが可能です。しかし、地震の場合はそうはいきません。
 考えてみると、圧力容器や格納容器はある程度の耐震性があったとしても、配管の継ぎ目や電力を供給する配線などは、どうだったのでしょうか。

 今日の愛媛新聞に愛媛県関係の国会議員への原発政策に関するアンケートが載っていました。
 「原発政策の推進」と「浜岡原発停止要請の評価」の二つの質問に対する○×△です。私は桜内氏に比較的近いかな・・・と思いました。
 「原発政策の推進」に関しては、もうできないだろう思います。国民が納得しないのではないでしょうか。他の方法を考えるしかありません。
 「浜岡原発停止要請の評価」については、評価できません。津波対策のための防潮堤が出来るまでとは・・・?停止すれば安全なのですか?原子力に詳しい総理の決断とは思えませんね。浜岡原発を停止させるのなら、短期的にも長期的にも、そのあとどうするのかをセットで発表しなければなりません。思いつきのパフォーマンスや、原発反対の社民党から言われたからなどの理由は通用しません。それではまるで、単なる左翼市民活動家ではありませんか。あ・・・正にそうでしたね。(笑)こりゃ失礼しました。