日本には「上」という名前の人が多すぎる。

東京入管、魏京生氏の入国拒否　「上から指示」
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/china/55116/
中国の民主化運動のシンボルで、３日に東京都内で開かれた天安門事件１８周年の集会で講演する予定だった魏京生氏（５７）が２日昼に米国から成田空港に到着した際、東京入国管理局に入国拒否されていたことが３日、分かった。関係者によると、入管当局は魏氏側に「手続きに問題はないが、上からの指示で入国させられない」と説明したという。魏氏は空港で足止め状態となっている。
　魏氏は入国を拒否された際、米政府発行の「難民旅行証明書」を携帯していたが、入管当局は「理論上は上陸できるが、認めない」と説明したという。
　魏氏は乗り継ぎ地などで７２時間以内なら指定された地区を訪問できる「寄港地上陸許可」を利用し、５日に成田を出発するグアム行き航空機に乗り継ぐ前に入国、都内で３日夜に開かれた集会で講演する予定だった。
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本日６月４日は、天安門事件（第２次）から１８年目になる。それに合わせて来日した魏京生氏が成田で足止めをくっている。魏氏は現在アメリカ在住の中国出身の民主運動家だ。彼の入国を認めない入管の言い分が非常に日本的かつ官僚的だ。「手続きに問題はないが、上からの支持で入国させられない」これを民間の言葉に翻訳すると「本当は入れてあげたいけれど、入国すると天安門事件１８周年の集会に参加して色々本当のことをしゃべっちゃうでしょ。そうすると、中国共産党様に叱られるので、外務省の指示で入国させられない」となる。
毎年、中国国内でも６月４日が近づくと逮捕されたり軟禁されたりする人々が多数存在する。日本のマスコミもどこに気を遣っているのか殆ど報道しない。しかし、今でも当時の映像をみると、中国共産党の本性が伝わってくる。民衆のなかに突っ込む戦車や装甲車。一説には兵士たちに覚せい剤を注射していたとも言われている。納得できる話だ。
中国共産党からすれば、国民（人民）は一部の特権階級の人間とその他大勢に分けられる。なので、その他大勢が何万人死のうとも１３億人の国家にとっては何もなかったことと同じなのだ。
この時も、他の先進国が経済制裁を続けるなか「中国を孤立させるべきでない」などとして海部内閣が対中ＯＤＡを再開してしまった。政府や官僚のいったい何パーセントが中国共産党に●ンタマ握られているだろうか。その国が国連常任理事国であり、間もなくオリンピックを開催する。
決して忘れてはならない事件のひとつである。