摩訶不思議 with LOVE

日常の出来事ほか

 愛を語るよりホラを吹け

2006年05月06日 22時14分40秒 | おんがく
久々に元気の良い演奏に出会った。まだ結成3年余りのバンド「愛媛リエート吹奏楽団」である。
第2回目である定期演奏会に初めていってきた。残念ながら私用があり、2部のポップスステージは聴くことができなかったが、彼らの想いが十分感じられる演奏であった。確かに、冷静に評価するとマイナス面は数多くあるのだが、彼らの出来立てほやほやの湯気がたっている感じが何ともいい。僅か30数名のバンドだが、音がストレートに心に飛び込んでくるのが、ちょっと痛くて心地よい。
そのとき私は、彼らの姿を見ながら、かつて分裂して25名程度になってしまったバンドでの活動を想いだしていた。当時、人数は少なかったが、団長から入団したての私のような者までもが、その危機的状態から起ちあがろうとしていた。そして素晴らしいことに、誰もが夢を語ることを忘れなかった。私も自分に何が出来るのかを必死で考え実行していた。訳も分からない何か(夢)のために・・・。
実際、彼らの想いがどうかは分からないが、個人的にはこういう感覚が好きだ。バカみたいな途轍もない夢を語れなくなったら面白くない。今、愛媛にはない。
団長の挨拶文の中に「地域愛」だの「家族愛」だのと地域や家族への感謝の気持ちが書かれていたが、そんなキレイ事は今は必要ない!今はもっと熱く尖っていればいいのだ。
リエ-トに愛媛を統治する気はあるか!