建物の中庭、石塀の上に
大きな蛾がいた
広げた羽根は15㎝くらいありそうだ
回りに植物なんて苔くらいしか生えてないぞ
どうやってここまで来たのか
どうやって羽化したのか
羽根が少し傷んでいるようなので
この中庭から飛び出そうと努力した跡かも知れない
体は真っ白でもふもふ
シダのようなはっきりした触覚がある
後ろ姿は
ナウシカのメーヴェのようで格好いいぞ
こんなところにいても食べるものもないだろうから
葉っぱのある外庭に放してあげることにしたのだが…
家に帰ってから調べてみると
この蛾は「オオミズアオ」
確かに、みずあお色だ
成虫になってからは何も食べないので
口も無いんだって!
カップルになる為だけの美しい飛行艇
(旧)学名 アルテミス は
ギリシア神話に出てくる 狩猟と貞潔の女神
美しいだけで無く
怒らせると恐い神でもあるのだ って。。
とても大型で、美しい色ですね。
口吻がない蛾はけっこう多いみたいです。
こうゆう色のイモムシは
オリーブの木にやってくるスズメガの幼虫に
いたような気がしますが…
蛾と聞くと何だか茶色の毛深いヤツのイメージですが
このオオミズアオでイメージが変わりました。
でも口吻も無いなんて
せめて最後に美味しいドリンクを飲ませてやりたいです。