たそがれオヤジのクタクタ山ある記

主に北関東の山を方向音痴で歩いています。山行計画の参考にされても責任は負いかねます。深慮せず軽く読み流してください。

不動岳は何ともコメントし難い山だった

2010年09月26日 | 近所じゃない栃木県の山
◎2010年9月26日(日)

 今日は夕方から出張に出かける。昨日は朝の天気がすっきりせずに山に行かなかった。今日の午前中なら何とか行ける。手頃な山はないかと調べたら、安蘇の山塊に不動岳という山があった。ここなら、無理なく午前中に戻れそうなので出かけてみる。自宅からは車で1時間半の距離だ。先日行った三峰山のさらに先。ただの山なら行かないが、不動岳には「栃木百名山」という肩書きが付いている。これで決めたようなものだが、おもしろいことに、下野新聞社の「栃木百名山ガイドブック」には掲載されているものの、随想舎版「栃木の山120」には掲載されていない山なのである。

 尾出山神社を目印に運転して行ったが、予定地のかなり手前の左側に尾出山神社があった。変だなあと思いながらも数キロ先まで行ってみると、ここにも尾出山神社があった。地形図からして、こちらが正解だろう。左に林道が分かれている。林道をちょっと入って空き地に車を駐める。8時7分歩き。すぐに林道が左に分岐する。迷ったが、そのまま直進の方が塩沢峠に通じる本道らしい。やがて、薄暗い、植林帯の中の林道となる。「不動岳、塩沢峠 ← 」の手書きの案内板。右に大岩を見る。林道は次第に細くなり、急になる。ここまでは車も入れまい。身体が汗ばんできた。出だしからずっと沢沿いに歩いている。しばらく先で沢は2分した。実はここで右手の尾根に上がらないといけなかったようだ。気もそぞろだったため、目印もあったのだろうが見落としてしまい、また悩む。地形図を確認すると、どうもここは、実線から波線に変わったところらしい。林道はすでに終わっている。ということは、右手の沢伝いということか。点線も沢沿いになっている。

(こんな沢に入り込んでしまった)


 沢は人為的にかなり荒れている。伐採した木を放置したまま。下は水が流れ、とにかく歩きづらい。そして急。横倒しのままの木は苔に覆われて腐りかけ、足をかけた途端に踏み抜いてしまう。右手の尾根が近づいてくる。踏み跡もない状態でこのまま沢を行くのはつらいから、右の尾根に登った方がいいだろう。パターンとして、この沢に入ってしまった人なら皆そう思うのだろうか、尾根に向かう踏み跡がかなり付いている。きつい尾根への登り。何とか尾根に上がると、やはり、尾根沿いにしっかりした道がついていた。

(首欠け地蔵さん)


 石の枠組みのある穴があった。何だろう。もぐって入れるくらいだ。覗いてみたが意味不明。炭焼き跡でもなさそうだ。また急になる。ジグザグに登って塩沢峠。8時58分。首なしの地蔵があった。頭の代わりに石を載せているという話だったが、その丸い石も、転がっていた。改めて載せてやる。ここは峠道のようで、反対側の葛生に下りる道が続いている。ここから不動岳までは尾根通し。

(金冷やし)


 尾根道は雑木林に覆われている。展望はまったくない。自分が登ろうとしている不動岳くらいは見たいものだが全然ダメ。とうとう、最後まで不動岳の姿は見られなかった。その後の雷電山もしかりだ。ほんの一か所、北側が開けたところがあったものの、視野も狭くて、山が特定出来ない。アップダウンが続く。やがて左右が急峻になっている金冷やし。これが長い。雷電山の分岐を越えて山頂。9時35分。三等三角点があるだけの狭い山頂。「栃木百名山71座」の標示板があった。そういえば、三峰山もこんな冴えない感じだったなあ。

(雷電山の石祠)


 一服して、南側に下ってみる。石祠の宝庫らしい。が、しばらく行って、急な下り斜面を見て、あっさりと山頂に戻った。あっけない山だった。帰るとするか。雷電山に向かう。その間にピークが一つ。犬の遠吠えが聞こえる。雷電山10時。ここには石祠があった。そして、取って付けたようなアルミの鳥居。石祠の脇を見ると、安永九年と記されていた。田沼時代か。古いねえ。230年前だ。この山も尾出山神社系の信仰ルートなのだろうか。勝道上人が立ち寄ったのだろうか。安蘇の山を歩いて石祠を見かけると、つい、いろいろと想像してしまう。

(下りで出会ったこのコース随一の展望スポット)

(苔むした橋)


 ここからは北に、直に林道に向かって下る。途中までは赤テープもあり、尾根型もしっかりして迷うことはない。鹿が2頭、すごい勢いで横切った。左手が開けた。すぐにふさがる。しばらく下ると、尾根の形状がなくなった。もう適当に下るしかない。沢音が聞こえるし、鬱蒼とした樹林帯でもないので、踏み跡がなくとも心細くはならない。急な斜面になっている。目の下を沢が流れ、その上には林道。沢の水量も幅もたいしたものではなく、そのまま渡れる。上流を見ると、苔のついた木が渡してあった。渡る人なんかいるまい。駐車場10時47分。2時間半のツアーだった。しかし、どうも裏山を探索したような気分ですっきりしない。

(尾出山神社)


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2 コメント

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Unknown (ぶなじろう)
2010-09-26 21:59:47
今晩は。
不動岳。やっと捜しました。
出張前にチョコット行く。いいですね。軽快な感じがします。
この辺、信仰からみの山が多いのでしょうか?
ぶなじろうさん (たそがれオヤジ)
2010-09-28 19:46:25
確かにようやく探せる程度の山ですよ。
あまりいい加減なことも記せませんが、勝道上人が出流山から日光へと向かった修行コースには、その名残りやら石祠が多いですね。それが、地元の山岳信仰と結びついたのではないでしょうか。雷電山の石祠も、地元の講の方々が寄進したようで、苗字のない名前が数人、刻み込まれていました。
余談ですが、勝道上人ついでです。今日、宇都宮に仕事で立ち寄りましたが、近くに二荒山神社がありました。かなり由緒のある神社のようですが、日光の二荒山神社と関係があるのかなと後で調べたら、全然違うようですね。ちょっと想像がふくらんだのですが、がっかりしました。

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