◎2009年12月23日(水)―1人
年の瀬の中途半端な祝日。どこかに行くあてもなく、こういう日のために以前からサブで用意していた「太平山~晃石山~馬不入山」のコースを歩いてみる。典型的な里山で、低くても深山の趣がある山ならともかく、北を東北道が通り、東南ともに開けているのでは、さしたる風情もあるまい。まして、パラグライダーが飛んでいる山だ。多くの期待はしていない。
(大中寺山門)
(太平山神社)
自宅から車でちょうど1時間、大中寺の駐車場に着いた。車は5台程度。まずは太平山を目指す。9時ちょうど。大中寺に寄り道。ここは古刹のようで、山門にその雰囲気が伝わっている。由来板によると、850年前に創建され、雨月物語や今昔物語の舞台になったり、上杉と北条が和を結んだ寺だとか記されていた。寺の脇を通り、山道に入る。急で、木の根がのたうち、歩きづらい。今日は地下足袋にしたが、ゴム長と同様に脇が甘いから、木や石にぶつけないようにしながら歩いた。早々と息が上がって林道に出た。林道とはいっても、舗装された立派な道路だ。地形図を見ると、先の電波塔まで続いている。林道を渡って太平山神社。神社を見て、前に来たような感じになったが、これは、近くの唐沢山神社の光景とだぶっているのであろう。この神社は大中寺よりも古い。827年創建だそうだ。ここも神社の脇を一登りして太平山。9時40分。山頂には富士浅間神社があったが、閉まっている。5人いた。展望は良くない。長居する雰囲気でもない。
(晃石山山頂)
さっさと下りて晃石山に向かう。結構、人が入っている。ランニングも多い。アップダウンもそこそこあって、このコースはいい運動にはなるだろう。電波塔の下の林道を横切り、山道を歩くが、整備されて広い。ぐみの木峠9時50分。このコースは関東ふれあいの道になっている。やはりか。大中寺に下る道がついている。標識は多すぎるくらいだ。木の間から晃石山が見えて来た。ここで分岐。左はこれまでのように広くて平坦。林の中に入って行く。右は尾根登り。標示はなく、どうしようか迷ったが、尾根道を行った。さきほど抜いたオバサン2人もついてくる。これでいいのだろうかと思いながも登ったら晃石山に出た。10時12分。ここにも7人くらいいた。展望がいい。北面は開き、日光連山。南西には遠く富士山のシルエット。霞んでいる。山頂には一等三角点と祠。
(桜峠)
ちょっと失敗した。さっきの分岐を左に向かえば、晃石神社に行けた。そこから山頂までの道もある。これは後の祭りだ。藤原秀郷にちなんだ神社のようだ。帰り道の林道で晃石神社の標識を見て初めて気付いた。神社の存在を知っていれば、ここから神社経由で下り、馬不入山に向かうのだが、知らないからそのまま馬不入山に向かう。手すりのある急坂を下りる。かなりの距離。そして桜峠。10時35分。ここにもおもしろい伝説が案内板に記されていた。清水寺に下りる道が分岐している。帰りはこれを下るつもりだ。
(馬不入山から富士山。これでは見えないか)
さっきまでは、晃石山を過ぎたら、急に人気がなくなったような気がしたが、これは錯覚と期待によるものだった。年配者のグループ、単独と結構行き交った。年配者はこの山でも無愛想。馬不入山10時59分。大中寺からちょうど2時間かかった。6人いた。晃石山よりは展望が良くはないが、今度は西側が開け、浅間山が見えた。最初、浅間山を富士山と思い込んでしまったが、富士山は別にあった。6人が帰り、ようやく1人になって、セルフで撮影。
山頂から先の西側には、道が2本あった。いずれも細く、あまり歩かれていないようだ。もと来た道を戻る。また、どんどん上がって来る。山頂にいた6人を追い抜く。2人組のオバサンを抜く際、後ろのオバサンはさっと気付いて道を譲ってくれたが、その前を歩いているオバサンがオレを気付いてくれず、足音だけで連れと思い込んでいるのか、延々とヨメの悪口を1人でしゃべっている。後ろの方が声をかけるまでしばらく付き合わされてしまった。栃木なまりだった。もう息子が家に遊びに来る時は、お客様扱いなのだそうだ。
(秀郷伝説の沼)
(観音堂)
桜峠11時28分。ここから清水寺に下る。比較的整備されている。あまり歩いていず、見かけたのは4人だけ。林道に出る。ここにも秀郷伝説の沼。清水寺11時45分。この寺は民家がくっついていて、寄り道するには気がひける。その先に古めかし観音堂があったので、そちらに行って休んだ。中に安置された観音像は鎌倉時代の作のようだ。そして十三仏尊像。人によっては興味をひくだろう。
林道に戻り、また歩く。車とすれ違うことがないからいい。烏瓜を久しぶりに見た。そこかしこにある。民家が見え出し、大中寺12時18分。車が25台くらいに増えていた。結構汗をかいたが、5時間コースを想定し、3時間少々ではかなり物足りないハイキングだった。富士山を見たから、まっいいか。
年の瀬の中途半端な祝日。どこかに行くあてもなく、こういう日のために以前からサブで用意していた「太平山~晃石山~馬不入山」のコースを歩いてみる。典型的な里山で、低くても深山の趣がある山ならともかく、北を東北道が通り、東南ともに開けているのでは、さしたる風情もあるまい。まして、パラグライダーが飛んでいる山だ。多くの期待はしていない。
(大中寺山門)
(太平山神社)
自宅から車でちょうど1時間、大中寺の駐車場に着いた。車は5台程度。まずは太平山を目指す。9時ちょうど。大中寺に寄り道。ここは古刹のようで、山門にその雰囲気が伝わっている。由来板によると、850年前に創建され、雨月物語や今昔物語の舞台になったり、上杉と北条が和を結んだ寺だとか記されていた。寺の脇を通り、山道に入る。急で、木の根がのたうち、歩きづらい。今日は地下足袋にしたが、ゴム長と同様に脇が甘いから、木や石にぶつけないようにしながら歩いた。早々と息が上がって林道に出た。林道とはいっても、舗装された立派な道路だ。地形図を見ると、先の電波塔まで続いている。林道を渡って太平山神社。神社を見て、前に来たような感じになったが、これは、近くの唐沢山神社の光景とだぶっているのであろう。この神社は大中寺よりも古い。827年創建だそうだ。ここも神社の脇を一登りして太平山。9時40分。山頂には富士浅間神社があったが、閉まっている。5人いた。展望は良くない。長居する雰囲気でもない。
(晃石山山頂)
さっさと下りて晃石山に向かう。結構、人が入っている。ランニングも多い。アップダウンもそこそこあって、このコースはいい運動にはなるだろう。電波塔の下の林道を横切り、山道を歩くが、整備されて広い。ぐみの木峠9時50分。このコースは関東ふれあいの道になっている。やはりか。大中寺に下る道がついている。標識は多すぎるくらいだ。木の間から晃石山が見えて来た。ここで分岐。左はこれまでのように広くて平坦。林の中に入って行く。右は尾根登り。標示はなく、どうしようか迷ったが、尾根道を行った。さきほど抜いたオバサン2人もついてくる。これでいいのだろうかと思いながも登ったら晃石山に出た。10時12分。ここにも7人くらいいた。展望がいい。北面は開き、日光連山。南西には遠く富士山のシルエット。霞んでいる。山頂には一等三角点と祠。
(桜峠)
ちょっと失敗した。さっきの分岐を左に向かえば、晃石神社に行けた。そこから山頂までの道もある。これは後の祭りだ。藤原秀郷にちなんだ神社のようだ。帰り道の林道で晃石神社の標識を見て初めて気付いた。神社の存在を知っていれば、ここから神社経由で下り、馬不入山に向かうのだが、知らないからそのまま馬不入山に向かう。手すりのある急坂を下りる。かなりの距離。そして桜峠。10時35分。ここにもおもしろい伝説が案内板に記されていた。清水寺に下りる道が分岐している。帰りはこれを下るつもりだ。
(馬不入山から富士山。これでは見えないか)
さっきまでは、晃石山を過ぎたら、急に人気がなくなったような気がしたが、これは錯覚と期待によるものだった。年配者のグループ、単独と結構行き交った。年配者はこの山でも無愛想。馬不入山10時59分。大中寺からちょうど2時間かかった。6人いた。晃石山よりは展望が良くはないが、今度は西側が開け、浅間山が見えた。最初、浅間山を富士山と思い込んでしまったが、富士山は別にあった。6人が帰り、ようやく1人になって、セルフで撮影。
山頂から先の西側には、道が2本あった。いずれも細く、あまり歩かれていないようだ。もと来た道を戻る。また、どんどん上がって来る。山頂にいた6人を追い抜く。2人組のオバサンを抜く際、後ろのオバサンはさっと気付いて道を譲ってくれたが、その前を歩いているオバサンがオレを気付いてくれず、足音だけで連れと思い込んでいるのか、延々とヨメの悪口を1人でしゃべっている。後ろの方が声をかけるまでしばらく付き合わされてしまった。栃木なまりだった。もう息子が家に遊びに来る時は、お客様扱いなのだそうだ。
(秀郷伝説の沼)
(観音堂)
桜峠11時28分。ここから清水寺に下る。比較的整備されている。あまり歩いていず、見かけたのは4人だけ。林道に出る。ここにも秀郷伝説の沼。清水寺11時45分。この寺は民家がくっついていて、寄り道するには気がひける。その先に古めかし観音堂があったので、そちらに行って休んだ。中に安置された観音像は鎌倉時代の作のようだ。そして十三仏尊像。人によっては興味をひくだろう。
林道に戻り、また歩く。車とすれ違うことがないからいい。烏瓜を久しぶりに見た。そこかしこにある。民家が見え出し、大中寺12時18分。車が25台くらいに増えていた。結構汗をかいたが、5時間コースを想定し、3時間少々ではかなり物足りないハイキングだった。富士山を見たから、まっいいか。
この山、確か、桜だか、ツツジだか、その頃がいいらしいですね。桜とツツジじゃぁだいぶ時季が違いますが。ニセ情報だったりして。