池やん!まいど!おおきに!ごきげんどぅ!

仕事・今までの人生
このごろ悩みが多くて困ります。
周りの多くの人に救われているのを
実感する今日この頃。

不変な物象に惹かれて止まない気持ち

2012年11月27日 | 独特の感覚
京都の街の今頃はできれば余り動きたくない。
急激に人口が増える。=観光客・・・・・・・。
未だにバスで団体ツアー旅行が多いような。
既成の有名処を作られたコースを回り紅葉と深まり行く秋を感じようという。
これは、本来の秋を納得できる尺度ではないような気がするが・・・・・。
でも、大流行(おおはやり)・人気を呈している。
先日、大手の漬物屋さんの前を通る事があった。
大通りに面するこの漬物屋さんは地方から訪れる観光客を乗せたバスが止まり
そこで買い物をする。満員!
店前には、原料であろうか?千枚漬用の大かぶらがディスプレイされていた。
演出も良い。
そんな今時期の京都が好きになれないでいつもいる。

とにかく騒がしく落ち着きが無い。

早々に外の空気を吸いたく思っていたところにに神戸に行く機会を作った。
短い滞在時間であったが満喫してみた。



突然、明石海峡大橋が見たくなり西へ向かう。
そこでデジカメを忘れているのに気付く。
と、
いうかそのようなつもりではなく本当に思いつきで行きたくなったからだ。
その思いつきも、その日16時に京都タワーに居て急に思い立つ。
この京都の喧騒を逃れようと。



やはり潮風はいいもんだ。
冷たさが心地よい。
面白い光景を見つけメリケン波止場でスマホのカメラで2~3枚を収めて
コーヒー(スタバのショート)を飲み儚き夢を見ていた自分に気付き一人で
又、田舎のボロ我家帰ってきた。

YVES MONTAND - Les Feuilles Mortes


京都街中はどんどんと変わっている。他所より観光入洛される方々には
気付き難いかもしれないが、街中をヨクヨク見ているとその観光者を餌にする
欲にまみれた姿は滑稽でその襲い掛かろうとする姿は嘘と虚飾の生り物でもある。
即ち、京都風が京都独自物の和物に変化している光景に出くわし
愕然と失望する事が多くなってきた。

清水あたり、錦あたり、を見れば良く分かろうか?

どうも、風情自体の均一化が図られているような気がしてならない。
もっと軒低く同時に敷居も低い雑多でその中に京都独自というものが
キラリと光る閃光を感じられても良かろうかとも思うが
いかがなものか?

先斗町の石畳の路地で食べる焼肉の食べ放題は・・・・・。
いくら先斗町の置屋跡を改装した京町屋であろうが京都ではないという事。

これが真の観光客を失墜せしめ京都観光自体を衰退させる。
やはり本物でないとね。

で、
私たち世代が訪ねるべき場所が京都街中でどんどんと少なくなってきている。
加えて更に、場所や物象だけで無く本心をぶつける相手となる人もだ。
だから、私は他所でそれら要求を満たし解消していると言っても過言ではない。

その解消場所の一つが神戸でもある。
人工物に溢れる場所でもあるが喧騒が無い港は静かに眺めているだけで
なぜか心が落ち着く。

帰れば居候猫が、ニャーと泣いた。猫が鳴くのは不変。
落ち葉を踏むのは、あと何度踏みしめる事ができようか?

日々、西の空を眺め、変わりいく天候に愕然と驚きながらも挑み続けてきたが、
その抱く儚き希望の実現を目指した行動に対して布団に潜り涙を呑む。

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