壇上に立って最期の君を見る頬朱に染めて手榴弾のピン抜く (富田林薫)
あの朝が卒業ですかまだ今も判らないわと子ぐまを抱いて
朝娘。卒業したら大人だと悪いオオカミ囁いたんだね
ガンヲタに卒業はない 永遠にマチルダ中尉は僕の上官
永久に卒業なんて無理なのよ あなたのママは微笑み続ける
ヤンママを卒業したらヤンババと言われちゃうのか?ご冗談でしょ
朝娘。卒業したら大人だと悪いオオカミ囁いたんだね
ガンヲタに卒業はない 永遠にマチルダ中尉は僕の上官
永久に卒業なんて無理なのよ あなたのママは微笑み続ける
ヤンママを卒業したらヤンババと言われちゃうのか?ご冗談でしょ
泣き顔は忘れちゃったし涙腺は枯れちゃったから煙草を吸わせて
今週の星占いは最悪でマーズ・アタック仕掛けちゃいそう
本日の内巻きカールはご機嫌がとてもよくてよワインもお願い
悲しけりゃここでお泣きよ30分100円だけど延長もある
熱々の愛を誓うと出来たての鍋焼きうどんを目の前にして
あなたへの初の手料理ボンカレー摂氏100度に耐えた愛なの
泣き顔は似合わないからアフリカの木彫りのお面買ってあげるね
決まり手はがぶり寄りで桃子の勝ちウエディングベルを手に入れました
今週の星占いは最悪でマーズ・アタック仕掛けちゃいそう
本日の内巻きカールはご機嫌がとてもよくてよワインもお願い
悲しけりゃここでお泣きよ30分100円だけど延長もある
熱々の愛を誓うと出来たての鍋焼きうどんを目の前にして
あなたへの初の手料理ボンカレー摂氏100度に耐えた愛なの
泣き顔は似合わないからアフリカの木彫りのお面買ってあげるね
決まり手はがぶり寄りで桃子の勝ちウエディングベルを手に入れました
本棚の卒業写真を開くとき僕の手元はタイムマシンに
はっはっはっ(笑)笑ってさよなら僕たちに涙なんかは似合わないから
「十年後、後悔するぜ」と呟いて梶原君は卒業しました
十年後、タイムカプセル開ける時梶原君は風邪で欠席
必殺のカンニング技後輩に伝授するのが最後の儀式
あの時のチョークの粉はいつまでも指の間についてはいないね
寂しさをごまかす為の式なんだ形式張って淡々と進め
涙腺が弛まぬように天を向き背筋を伸ばして立っているんだ
もぎ取った第二ボタンの輝きも半年後には忘れるだろう
笹公人氏の短歌Blog第二十回のテーマ「卒業」に投稿しております。
はっはっはっ(笑)笑ってさよなら僕たちに涙なんかは似合わないから
「十年後、後悔するぜ」と呟いて梶原君は卒業しました
十年後、タイムカプセル開ける時梶原君は風邪で欠席
必殺のカンニング技後輩に伝授するのが最後の儀式
あの時のチョークの粉はいつまでも指の間についてはいないね
寂しさをごまかす為の式なんだ形式張って淡々と進め
涙腺が弛まぬように天を向き背筋を伸ばして立っているんだ
もぎ取った第二ボタンの輝きも半年後には忘れるだろう
笹公人氏の短歌Blog第二十回のテーマ「卒業」に投稿しております。
独り身の卒業証書ひらひらと掴みそこねて42年
校庭のソメイヨシノに花はなく ああ、卒業式てっ春じゃないんだ
涙など関係なかった三年間 「♪仰げば尊し我がっぅ うっうっうっうぅ……」
笹公人氏の短歌Blog第二十回のテーマ「卒業」に投稿しております。
*
「おわびたん」。
お詫びする気持ちがあると言うのなら今年の紅白引き分けにして
こちらからお詫びするのがすじですがスジコはどうも苦手なんです
校庭のソメイヨシノに花はなく ああ、卒業式てっ春じゃないんだ
涙など関係なかった三年間 「♪仰げば尊し我がっぅ うっうっうっうぅ……」
笹公人氏の短歌Blog第二十回のテーマ「卒業」に投稿しております。
*
「おわびたん」。
お詫びする気持ちがあると言うのなら今年の紅白引き分けにして
こちらからお詫びするのがすじですがスジコはどうも苦手なんです
足踏んでスイマセンネと謝って漫画みたいな出会いだったね
月の夜にスイマセンネの手をひいて赤い靴など買ってあげよう
唐突にスイマセンネが御免なさい雨は静かに西友の前
夕闇はスイマセンネが涙するアマゾン行きの飛行機の窓
三日前スイマセンネは辞めまして後任のギニア出身スマンです
月の夜にスイマセンネの手をひいて赤い靴など買ってあげよう
唐突にスイマセンネが御免なさい雨は静かに西友の前
夕闇はスイマセンネが涙するアマゾン行きの飛行機の窓
三日前スイマセンネは辞めまして後任のギニア出身スマンです
ママからは卒業しましたもう一度僕と再婚お願いします
ガンヲタは卒業しましたこれからはケロロヲタクを驀進します
あたしから卒業したいとぐちゃぐちゃのキャラメルコーンが言っているのね
校門の桜並木にさよならを思い出すねとスキップ踏んで
昼休み告げる校舎の鐘の音が今日はちょっぴり長く感じて
卒業の文字をピンクで描いてゆく淋しいなんて言ってられない
(三首ほどウン年前に某女子校を卒業した時の事を思い出して詠んでみました。ぇ?ウン年前?女子校っ??
笹公人氏の短歌Blog第二十回のテーマ「卒業」に投稿しております。
ガンヲタは卒業しましたこれからはケロロヲタクを驀進します
あたしから卒業したいとぐちゃぐちゃのキャラメルコーンが言っているのね
校門の桜並木にさよならを思い出すねとスキップ踏んで
昼休み告げる校舎の鐘の音が今日はちょっぴり長く感じて
卒業の文字をピンクで描いてゆく淋しいなんて言ってられない
(三首ほどウン年前に某女子校を卒業した時の事を思い出して詠んでみました。ぇ?ウン年前?女子校っ??
笹公人氏の短歌Blog第二十回のテーマ「卒業」に投稿しております。