カツオくんはかもめ第三小学校5年3組&『まぐろ袋ブログ』

どうもこんにちは、富田林薫(とんだばやしかおる)です。
遠洋マグロ漁船乗りです(ぇ?

「2009年9月」。

2009-10-01 05:51:01 | Weblog
猫。

 40年間タマと呼ばれたねこがいてこれからさきもタマなのだろう

 あれが22世紀のネコ座 まんなかのかがやく星がドラえもんの鈴

 妖魔界に衝撃のニュース!!猫娘とねずみ男のできちゃった婚!!

 こいびとに月のひかりの魔法をはこぶ午前零時の黒猫の宅配夫

・びしょ濡れの仔猫はやがてやわらかな日差しのなかに天使と遊ぶ

題詠blog2009:084~089。

運河より伸びてくる手につれられてやがては海に帰るのでしょう

クリスマスソングをうたいおえたらあなたは街へお帰りなさい

ゆきさきを聞いてはなりません。そして、あの天使に切符を渡して。

ときに言われない気分で満たされてゆくわたしの内にあるうつわ

つかの間という短編集がわたしという書棚のすみで泣いている

にんげん度テストの結果が張り出されるそれはそれは真っ白な壁

うたのわ。

坂道の途中から見下ろす街並み アイシテルって叫んでもいいよ

ピンクなんていずれうすよごれてくすんでゆくんだから ピンクなんて

まあ、引退もなにも、そもそも、はなやかな表舞台とはむえんな立場

どうせおでこに済みマークつけられて捨てられるアンドロイドもどき

魔法なんていつかとけると判ってますが、まほうをかけてしあわせの

明け方をまぶたの裏にはさんだらあふれる光ひらかれる闇

鮮やかなテトラポットに包まれてわたしの内のどこまでも海

永遠のかざぐるま廻りおえるころしずかに今をとじてゆく風

くるぶしの悲しい歌をききながら夜はいつでもきれめない黒

失恋のサンタクロース泣いている凍えるようにぎんいろの橇

もう三万年も見ていない気がする縁側でのんびりとひるねする猫

アドレスが間違えています。アドレスがまちいがえています。ア 弩 レ 素。

何とかの授賞式でみかけるのは、いつも、じいさんと、ばーさんで、そりゃあ長生き

首輪とって走り出せばどこまでもどこまでもゆけると思ったりするかも

とげとげのゴモラのからだ 願わくば妊娠初期はやさしくなれる

縄文式土器はかならずしも縄文人がつくったとはかぎらないのに

むちゃくちゃな言い訳はこどもみたいだ。いつまでも子どもみたいだ。

災いはやってくるものではなくまねくものだとこの口ははじめて知った

ソムリエがいる店だからっておいしくワインが飲めるわけではない

逢い引きということばより100g78円の合い挽き肉のほうが似合いだ

夕暮れのトマト畑に立つひとも真っ赤に染めてゆく夕暮れ

ひとつ希望をしまって眠りましょう鮮やかな宝石箱の中に

ほんの少し違和感をおぼえ振りかける岩塩の辛さにも似た

なにひとつ無くしたものはみつからず叩きつける雨の連弾

夕刻の風見鶏の方角をみあげればいそぎ森へと帰る鳥たち

気まぐれでやられても警報がなりひびく街なんてだれも望んでいない

あんがいとよいものかもしれませんね常識をくつがえす非常識なら

むかしむかし銀幕のスターがひとりドラッグまみれでしんでいったわ

わさびソフトクリームはひとつの結果だとしても誰もわさびの意見は聞かない

入会の係りのひとが鯖の目で見つめる あとここにサインでいいのね

いきてゆくぼくらのために白百合を天に供えていのるしかない

起動シーケンサーロード。オールグリーン。戦場はあけがたの街。出撃。

ゆびさきのクリックする乳房はたぶんJavaScriptで動いているの

何を越えようというのか、低ければひくいほど下がりようはないのに

すみれの花言葉なんてわすれた。すみれはすみれそのままでいい

広場にはおおくのひとがむれていて誰もわたしを受け入れてくれない

もう→の方向にすすむことが決められているのだ。誰が決めた

わたしには何の意味もない事だと思うが。海まで近い藤沢の駅前

意図的に目立たないようにすることが生きてゆく方法のひとつだ

とうさんはロンドンに行ったきりおんなの人といなくなってしまった

序章とかで飽きられるだろう仮にわたしの自叙伝を出すとしてだが

王冠を授けられることがあったらどうしようとはなんとも心配症な事

世界地図をひろげてみればちっぽけな世界と思う こころぐるしい

東京スカイツリーのてっぺんから飛び降りる第一号は誰なのでしょう

牛みたいに4回もゆっくりと咀嚼してそしゃくして味わいたい あなた

つまんない、どうしようもない、わかんない。くしゃくしゃに丸めて捨てれば

透明でありたいという願いが多すぎてやがて濁ってゆく金魚の目

既に決められたことをとやかく言いません。風にあたってきます

24時間便利なことを知ればしるほどコンビニの蛍光灯はさみしい

どこまでもほてる身体まよなかの冷蔵庫に冷やすべきだ氷がない

天ぷらを揚げる音がパチパチとこんなわたしにも拍手をくれる

ワイシャツはどこまでも白いから真っ赤な口紅をつけたくなる

本当は主婦じゃないけど、職業欄には主婦と書くまね事をする

もしくしばしがあったなら朝夕あなたの肩甲骨をつつくのでしょう

貧困とはむえんの国に生まれていることをまあよしと思うことに

真夜中のおしゃべりがうるさい ノートパソコンのふたを閉じる

大半は格差社会の真ん中にいて下じゃないんだと思いたいんだ

解答を得ましたというひとの顔が進化したニュータイプに変わる

Uターン禁止の標識なんか無視して回れまわれメリーゴーランド

型にはめようとしてくれていいの、もともとが崩れやすいタイプ

煮物上手なひとがいいならそれでいいし、金輪際煮物はつくらない

アレクサンドリア生まれのアビシニアンがカタカナで餌をねだる

友達と思えるひとが友達と思っていなかったという ありふれた事

あいにくと嫉妬する激しさも持ち合わせていない 流されるのだろう

こんな田舎でも都会とも思えるように街角という言葉をつかう

ふわふわの毛布にふたり包まり流星に願いをかけた結果がこれだ

着飾ることはごまかす事とも思う。ごまかさなければ生きてゆけない

二人で食べようが、一人で食べようが、ランチはランチ、かわりないはず

いつからか何もかも忘れてしまって お気に入りの水玉のワンピース

つりあって矛盾や衝突などがなくまとまっている 調和ってつまらない

これほどひだまりの似合わない猫になってしまっても誰のせいでもない

助けてと叫びたいのを我慢していつまでも無言でいるようなひとなの

どれだけ不幸だとしてもすべてのひとが平等に一日のはじまりは朝

一日中笑いの絶えない家庭があるわけないし、もしあれば、不公平

モノリスがぽっん火星に立ってる 夢ばかり追い求めた男の墓標

宇宙服でぎこちなく抱き合えばヘルメットぶつかり初めての月旅行

概算であるがわたくしは年間約八十時間をドトールにて過ごしている

あおぞらの夢からさめた日常をあまぞらがとらえてはなさない

仏教大学仏教学部四回生山田珍念ばりばりの僧職系男子です

絶滅危惧種計測カウンター眺めながら思う飛べない人はただの人だ

気をぬくとあふれ出てくるワイシャツの胸ポケットあたりの憂鬱

夕闇と変わるガラス窓へと映りこむわたしの内にまだ燃ゆる火

どちらともなく訪れる沈黙が薄青い九月の川に流れていった

それはもうさいごの蝉の姿が残る陽にうすれゆくしゅんかん

やくそくがやぶられるたび散ってゆく 茜ヶ原の朱花のはなびら

森からは見放され超空のビルのまに散らばる酸素濃度調査票

あけがたには浮上するからと言い残し静かの海へ潜ったひかり

もしかしたらまっくらな心のうちを照らすあなたは火かもしれない

どちらかというと秋空のやわらかな方角へむれてゆくいわし雲

大切なものが入っていたのだろう 空っぽの箱ばかりふえてゆく

ふたり地球儀ころがしながら床のうえ これは神の手ってふざけあう

きのう言えなかったことがうっすらとつもるほの暗いテーブルのうえ

幻覚の虹色のまちにまぎれて背後からしのびよるメトロン星人

テーブルの上にばらまく銀河 ほし星のひとつひとつが食卓塩

羽ばたきを終えたみずどり 葬送のピアノソナタの響くみずうみ

簡単にまちがえそうなうらおもて せいとしはかぎりなく等価値

吹き込まれる熱い息を待ちわびて うつむいたままのピアニカ

あこがれの大気にもえつきるちょくぜんの隕石のひかりあざやか

きいてほしい。きいてほしい。ふりしぼる命の声をださなければ

すぎさったことを求めては、いっぽずつしに近づいているのです

なにかしらつめたい視線のなかにひやくする呼吸 くるしくている

海岸に出かけようといった明け方ただ九月の声をきくために

ヘッドホンの隙間から静寂のなかへ飛び出そうとする泣き声

どうせ肺呼吸を忘れたハイギョあきらめて帰る小さな水槽

風の通り道がひとつあって見つけたらなれるかもしれません 風に

深夜どうしようもない失意のなかに真っ白な羽根をつくろう天使

捨てきれない想いがあっていつまでも来ないバスを待って停留所

みおはレフティ 3トーン・サンバースト・ジャズベとポールの話ばかりする

ドラマーって座ってるからいい って、くそ重たいレスポール抱えてゆいは

あずさは黒髪のツインテール 小さな手にはショートスケールのムスタング

4歳でピアノを習う 間違えて触れるコルグ・TRITON Extremeの鍵盤

破られた約束のひとつひとつをほどいたら涙となって降るのでしょうね

性急ではないですか 鍾乳石は何万年もかけて育つと言うのに

必要はないのだろう この夏の感情をひとつづつ捨ててゆく秋の階段

かなしみにうつむいた鳩だね この夏のひまわりの種をあげよう

コンビニで百円のおにぎりを買ったレシートがまだ生きているという確証

何に追いかけられているのか判らないけど何か逃げている感覚にいる

出さないかもしれないし出せないかもしれないしいっそのことルーン文字で記す手紙

昔々、あるところに、ハトを上手に操るタヌキがおったそうな

この次の惑星直列のときに惹かれあうから 今は星をみあげる

ラブリー・プリティ・ルルルルルーン まみたんは政治家になあれっ!

いちごミルクが売り切れだって宇治金時があるじゃないか!くよくよすんな