題詠blog2011:035~050。
真っ白な罪があるなら答えまで手をとりあって眠りましょうね
ただ夏の暑さが記憶ひまわりの高みは何処にふれようとする
押しましょうどちらともなく明け方の瞳のようなポーズボタンを
歩こうと水の小道をあしたまでほそい身体の抱きあいながら
捨てられた庭師のはさみ忘れたらもう薔薇園は満開でしょう
とどかない空のむこうにあるようなあなたの国へ伝書鳩 飛べ
駆けてゆく野生のような踝をきれいさっぱり忘れてしまう
坂道の下りの速度 風×高み また夏へ至る麦藁帽子
寿の字を書くようにお父さんまた桃の表面を撫でている
お祈りを言い間違えた夕暮れの護るものから薄れてゆくの
幼稚園バスの窓から夏空の青い帽子の飛び跳ねる朝
奏でようと低音部から湖底まで沈んでゆくの鉛のペダル
君のないリビングルームに何時までも朝の擬態を止めないのです
大切を分けてください空白のクリアファイルの束を抱えて
方法を見つけました。と、月光の観測師からメールが届く
満たしてもわたしはグラス日本酒のいっそ透明になってゆきます
うたのわ。
君の背にふれようとする左手は空をつかんではげしく泣いた
かたむいてもうかたむいて夕暮れのカシスオレンジのように泣いた
紫陽花の色がかわればもう一度歩きだしてもよいのでしょうね
六月は雨に隙間をみたされて泣いているのも気付かない午後
真っ白な罪があるなら答えまで手をとりあって眠りましょうね
ただ夏の暑さが記憶ひまわりの高みは何処にふれようとする
押しましょうどちらともなく明け方の瞳のようなポーズボタンを
歩こうと水の小道をあしたまでほそい身体の抱きあいながら
捨てられた庭師のはさみ忘れたらもう薔薇園は満開でしょう
とどかない空のむこうにあるようなあなたの国へ伝書鳩 飛べ
駆けてゆく野生のような踝をきれいさっぱり忘れてしまう
坂道の下りの速度 風×高み また夏へ至る麦藁帽子
寿の字を書くようにお父さんまた桃の表面を撫でている
お祈りを言い間違えた夕暮れの護るものから薄れてゆくの
幼稚園バスの窓から夏空の青い帽子の飛び跳ねる朝
奏でようと低音部から湖底まで沈んでゆくの鉛のペダル
君のないリビングルームに何時までも朝の擬態を止めないのです
大切を分けてください空白のクリアファイルの束を抱えて
方法を見つけました。と、月光の観測師からメールが届く
満たしてもわたしはグラス日本酒のいっそ透明になってゆきます
うたのわ。
君の背にふれようとする左手は空をつかんではげしく泣いた
かたむいてもうかたむいて夕暮れのカシスオレンジのように泣いた
紫陽花の色がかわればもう一度歩きだしてもよいのでしょうね
六月は雨に隙間をみたされて泣いているのも気付かない午後