「2008年6月」。

題詠blog2008：051～061。

シャケ減少、木の実減少、熊妻もやりくりきびしい森のこの頃

熟考をかさねたうえで唐揚げにレモンを搾れば民主主義です

キヨスクに新居をかまえ友人も訪れやすいあかるい家庭

いや、我が国もびみょ～な立場 (；一_一) とりあえず鼓笛隊なら派遣できます

ばらばらと乾燥剤飛び散り満月の光の子のようにシリカゲル

悩みなど超越したのだ！？ぼくの脳内メーカーに踊る「游」の字

ドラえもんパジャマのポケットからとりだす一富士二鷹三茄子コントローラー

ほら、ＵＦＯが飛んで！！夏の青空に麦わら帽子をなくす少年

あかねさす江戸むらさきに大盛のごはんですよ！は桃屋ですよ

鬼の子のＰＴＳＤあのときの正義にみちた桃太郎の眼

＠　おお、これが猫神家連続殺人事件の現場に残された指紋か

時。

　時のない世界に暮らしいつまでも君はとなりに微笑んでいる

　時をとめなにをしたいか？　番台にのぼりたい　だが銭湯がない

　放課後の理科教室に時をかける少女は残すラベンダーのにほひ

　砂時計ではかる三分こころなしか真夜中のカップヌードルがうまい

　ねえ、ドラえもんタイム風呂敷をつかうことでパラドックスはおきないのかな？

　あきらかなウラシマ効果の影響で今日も愉快なサザエさん一家

・三分でできあがる恋もありますとやさしいうそをつく電子レンジ