カツオくんはかもめ第三小学校5年3組&『まぐろ袋ブログ』

どうもこんにちは、富田林薫(とんだばやしかおる)です。
遠洋マグロ漁船乗りです(ぇ?

「2008年10月」。

2008-11-01 09:06:38 | Weblog
題詠blog2008:091~100。

ちっぽけなことなのでしょうコンビニの水でうるおうのどの渇きは

まちかどの野良猫たちと真夜中にみゃあみゃあ語りあう生い立ち

あなた×わたし×円周率でもとめる円満な家庭の面積

やさしげな沈黙のなかありえないどきどきの心音がきこえて

適温をしらせるように日だまりのふわふわ揺れる猫のしっぽは

半分の機能も使われることなく新型に入れ替わる複合機

用意した「勝訴」の紙はくしゃくしゃに握りつぶされポケットの中

くらやみを逃れるように次々と地下鉄を乗り換えてもくらやみ

逆風にさらされながら咲く花のほこらしい勇気みている

皆さんも知ってのとおり山根くんは今日も胃炎でおやすみです

夜。

・あきらかに3時は夜で5時は早朝4時の立場がとっても微妙。

 だだ文字の羅列しりたいだけの夜にひらかれる量子力学の本

 夜明けまえシングルベッドに押し入って狼藉者とののしられたい

 なにげなく夜食の頃のまよなかにアルゼンチンでは昼食だろう

 諦めているのだろうか僕たちはただ静寂というだけの夜を

 虫っぽい哀しみをもつひとたちが真夜中の誘蛾灯にむれる

 ちょっとだけ赤みがかった満月の夜にうまれる秘密みたいな

 こんなにも夜のあかるい新宿に抱かれながらすこしブルーだ

ネガティブ。

・大量の枯れ葉のなかに包まれてミノムシみたく暮らしてもいい