花。
わたしからひかりの花を送るためいま海ほたるあつめる渚
向日葵のふりをしている少年の夏の続きを忘れぬように
気がつけばあなたは遠く振り向けば小さな百合の白い祭壇
実直でありたい花が次々と意味をわからず枯れてゆきます
うすももの記憶を辿り春の日のあなたが花であったかのよう
題詠blog2011:012~016。
堅い人だらけの街の夕暮れに海月のような思いを伸ばす
故郷のオーケストラが現われて忘れかけた田園を奏でる
思い出は残るのですか ここはもう涙のような潮騒のあと
とりあえずともしてまわる蝋燭にねがいのようなちいさな炎
絹糸を夕日にあてる一日がそれはやさしく終わろうとする
うたのわ。
潮騒の聞こえる街が消えてゆく消えてゆく 潮騒の悲しい
日常がとうふのかどにぶつかってあっさりと崩れてゆきました
波頭 するどい指をあなたから何も知らずに受け取りました
わたしから伝えることを絵葉書の森の緑に挟んでおきます
どうしたのでしょうか雨の冷たさは得体しれない不安でしょうか
生きていることの何かを羨むようにあなたの流す雨が冷たい
三月のひとりの午後を戸惑いにかえゆくような春雨のなか
忘れてはならないことを春の日が伝えています 蕾はここだ
どこまでも砂漠のような街角に必要不可欠を置いてゆく
永遠の擬似空間に握手する君の名前はトモダチコレクション
冬空をわたしのなかにひらいたら雪の欠片がきらきらと散る
三毛猫の尻尾にふれる春の日の予定表には日だまりと書く
三月の歌にあわせてフルートを菜の花売りが吹いている
口笛の空に渡ればあしたから春の海ならいいですね
わたしからひかりの花を送るためいま海ほたるあつめる渚
向日葵のふりをしている少年の夏の続きを忘れぬように
気がつけばあなたは遠く振り向けば小さな百合の白い祭壇
実直でありたい花が次々と意味をわからず枯れてゆきます
うすももの記憶を辿り春の日のあなたが花であったかのよう
題詠blog2011:012~016。
堅い人だらけの街の夕暮れに海月のような思いを伸ばす
故郷のオーケストラが現われて忘れかけた田園を奏でる
思い出は残るのですか ここはもう涙のような潮騒のあと
とりあえずともしてまわる蝋燭にねがいのようなちいさな炎
絹糸を夕日にあてる一日がそれはやさしく終わろうとする
うたのわ。
潮騒の聞こえる街が消えてゆく消えてゆく 潮騒の悲しい
日常がとうふのかどにぶつかってあっさりと崩れてゆきました
波頭 するどい指をあなたから何も知らずに受け取りました
わたしから伝えることを絵葉書の森の緑に挟んでおきます
どうしたのでしょうか雨の冷たさは得体しれない不安でしょうか
生きていることの何かを羨むようにあなたの流す雨が冷たい
三月のひとりの午後を戸惑いにかえゆくような春雨のなか
忘れてはならないことを春の日が伝えています 蕾はここだ
どこまでも砂漠のような街角に必要不可欠を置いてゆく
永遠の擬似空間に握手する君の名前はトモダチコレクション
冬空をわたしのなかにひらいたら雪の欠片がきらきらと散る
三毛猫の尻尾にふれる春の日の予定表には日だまりと書く
三月の歌にあわせてフルートを菜の花売りが吹いている
口笛の空に渡ればあしたから春の海ならいいですね