カツオくんはかもめ第三小学校5年3組&『まぐろ袋ブログ』

どうもこんにちは、富田林薫(とんだばやしかおる)です。
遠洋マグロ漁船乗りです(ぇ?

「2010年3月」。

2010-04-01 05:35:22 | Weblog

アニメ。

 ナイトフィーバーナイトフィーバーファンキーナイトにアフロいきまーす

・それは傷ついたホワイトベースの欠片 ア・バオア・クーに降り積もる雪

・ミノフスキー粒子の霧が晴れたなら平和な宇宙へ出かけましょうね

・意外かもしんないけどあたしキシリア二十四歳 サザエさんと同い年

「磯野家であればよかった」ソーラ・レイが焼き尽くすデキン公王の思い

題詠blog2010:046~055。

「グー」「チョキ」「パー」のじゃんけんの仲間に「グワシ」もなりたいと泣く

寒風に立ち尽くす網走の灯台に蒸しタオルをかけてあげる

ふたり手を取り合って来世では花を育てて暮らしましょうね

捨てられたコーヒーの麻袋あるときは地球を旅してきました

海沿いの鉄橋の橋げたに悲しい時は虹のスイッチがあります

製造番号:A-873REI 型番:綾波レイ メインメモリ消去の時間です

まる子の爺さんの名前はさくら友蔵。では、前田さんの婆さんの名前は?

いずれとおくとおく深海に沈めた嘘がぽかんぽかんと浮くのです

ほとばしるグランドピアノ清流から交差するラヴェルの水の戯れ

水ぬるむ記憶をたどるアメリカザリガニを素手で掴んだことの

うたのわ。

ゆうぐれにうしろすがたはオレンジ色のドアの鍵穴をしている

あけがたの羽化したばかり鳥の名を四月の空に覚えはじめる

待っていますひらきかけた花のもとに春の和音の一部となって

清流からながれてきたしみいるようなソウメンを掴みそこねる

傷つけてはどうしようもないものが辿り着く深海の成れの果て

また暗くはじまろうとする空模様をだれか青空と換えて下さい

おそらくは暗い隙間にもう一歩踏み込んだ 慣れるのでしょう

温かいココアが温かいままであるように微量の嘘をとかしこむ

いつからだろうわたくしの海のなかをずっと引き続けてゆく潮

きっと天使の導きであれはモンサンミシェルの空に立ち上る雲

くるしいから目を伏せて下さい砂漠をあと何里すすめば水の街

パンドラの箱にとじこめた嘘をさっき誰かが開けたのでしょう

どれくらい大切に持っていたのだろうかきらきらと輝く嘘の結晶

デジカメのフラッシュはひかりひかりあなたを一瞬の春として記憶した

もう一度桜の園であいましょう いきているから いきているから

卒業証書を持つ君が緩やかに揺れながら涙腺を通過してゆく 春

ブランコはくさりにつながれてえいえんに飛べない空に泣いた

真新しいランドセルの群れがオアシスを求めて渡る横断歩道

幸いな事にベルリンの壁の向こうもまたベルリンであったと言う事

宮殿から見下ろした月の砂漠を織り込んでゆくペルシャ絨毯

「愛は光速で現れて去ってゆくもの」と、天文学者の君が言う

銀色のナイフがひかる空間をそれでも理解しようとしたこと

深呼吸してみれば、ほら、指先がほんのすこし宙に近付く。ほら

昨夜言い過ぎたことが漂うだけの水槽に放つ朝色の魚

アリラン 峠から四月の腕が伸びてきて桃のベールを掴もうとする

あなたらしきものを支えとし残照わたしは何処へゆこうとするの

蛍烏賊あつめてひかる海沿いを最期に歩いてゆくのでしょうか

「あしたもう一度来て下さい」さりげなく天使は生きろと言った

とげとげのヤマアラシのとげの先端を丸めてゆく地道な作業

満月のひかりを手に持ちそこねてまた少し欠けてゆこうとする

ひとつぶひとつぶが強力な毒薬のようだ真っ赤な真っ赤な火星の砂

よろしければ四月の腕をもつあなたへわたす桜の花びら

かろうじて月明かりの下で未来へ手紙を運ぶ郵便配達夫

ゆびさきから短波受信機がこぼれ落ちて星からの耳鳴り

すこしずつ丸まってゆく岩のふちをずっと見守っていた川

助手席でハンドルが右に左に切られるままにゆれている 葦

真っ赤なレゴブロックで積み上げた嘘つきだらけの街をこわそう

もうひとつあるとすればガラスの靴の片方が残されていた理由

いずれ宇宙考古学者がみつけるために午前零時の月の紋様

決められたようにエレベータは開き 天上天使売り場で御座います

閉ざしてはいけない意味ようなものが春風の土手にはえている

野をかける馬のくるぶしの内側の感情になびいてゆく草

さくら さくら 森山直太朗が生涯をかけて叫び続ける春なのだろう

リアリティなんてもうどうでもいいじゃん絹糸に巻かれて書き綴る詩

止めどないまよなかの形式に終止符をうって眠りましょうか

もうすこし春を聞きましょう 鈍色のヘッドホンをはずして

よろしければスーパーの棚いちめんをうめつくすさがほのか

やがて海を抜け出したクジラの群れが衛星軌道をこえてゆく

突っ伏したあなたをフライパン返しで返したら泣き顔でした

東京の曇り空に突っ込んでゆく本当は青空が好きなつばさ

ゆるしてと言う意味がだれもいない衛星軌道を漂うだけだ

えんぴつの先端を尖らせて深夜なにをそんなに憎むというの

海へ向かう列車のなかで零れはじめた行く宛のない車掌の涙

檸檬からしぼりとる感情をわすれてきた三年前の夏の日差し

三日月の尖端におそるおそる触れてゆく指先はいつも淋しい

つちふまずのへこみから温かそうな砂場の砂にふれてゆく

うすよごれた身体をつつむボディソープの泡だけがやさしい

どこかにわたしの意図があるようなひとつひとつの言葉を残す

金色のドアノブを掴んだことに気づかずもう一度目を閉じました

花束を両手に抱えて朝だった頃のあなたに会いにゆきます

おだやかなテンポで始まろうとする鍵盤を冷たい雨が濡らす三月

重力に逆らおうとする羽根をとてもやわらかな言葉でほめてやる

はかりしれない大きさの水槽のなかに泡がうまれてはきえてゆく

えいえんにおわることのない潮騒の縁でしずかにおわろうとする魚

市役所の待合室のわたくしの存在として手にする印鑑証明

わたくしがわたくしでないエビデンス生まれる空を間違えました

ひらいてはとじる掌のひらいても空がないのは知っていました

何もない部屋に似合いの壁面収納カタログをながめてすごす

古びたえんぴつ削り器を手にしてこころまで尖らせている

ポスターを剥がした後の真っ白な壁のようにはなれない

みんないなくなりました掌にはクールミントガムの銀紙

過去へさかのぼる道を探して後ろ向きに歩いていました

間違えて岩石で描いたデッサンのあなたの顔の硬い表情

twitter。

「こいつ動くぞ!」って笑いながらきみは操縦するのが上手かったよね

アフロダイAのおっぱいミサイルに身悶える機械獣とて所詮は牡だ

くろがねのあなたの胸で死ねるならいっそわたしにブレストファイヤー

つよくつよく憎しみはざらつきあって忘れてしまう桃の手ざわり

新しい出会いをたぶん予感している四月という名の店の開店

校庭から差し伸べるような四月の枝に薄桃色のランドセルを

画用紙をきみどり色にぬってゆくような感じでこんにちは四月

うそつきの漁師がまいたうそ餌がやがて深海のマリンスノーに

x軸空間から見つめたらz軸空間へと目をそらす3Dグラフのようだ

そんな育て方をしたのだろうか犬よりも猫よりもハロを飼いたいと 次女

そんな育て方をしたのだろうか気がつけば長男のTATTOOがザビ家の紋章

しあわせそうな二人のワイングラスのなかにソムリエのついた嘘

四月する自転車でガラス張りのビルのあいだを駆け抜けてゆく

春を待つ蕾は野辺をゆるやかにそして誰かを恋すると言う

トーストの焦げ具合から思うに今朝の占いはアンラッキーだね

フード付きコートを脱げばフードから逃げ出してゆくまっしろしろすけ

キャタピラー三菱(株)会長室に鎮座するマスターグレードガンタンク

さいごにビーム兵器のスイッチを落としてまわる 人類でしょう

穏やかな日曜日にはMGストライクノワールガンダムの墨入れ

サイド7ゆうぐれ見上げたらきみの住む街にあかりがともる

真っ白なスプリングコート羽織ればこころはいつも連邦の白い奴

あなたは死なないわ(ひとつ無償の対象があるということの)私が守るもの

生と死は僕にとっては等価値 そう、カヲル君 君にとっては、君にとっては

よくわかんない現実とか現実とか現実とか そんなときも 笑えばいいと思うよ

悲しみに満ち満ちているうつわの縁をあふれたらあふれたらあふれたら 使徒

逃げちゃ駄目だ 逃げちゃ駄目だ シンジ君 これはもう、ほんかくてきよ、ほんかくてき

カエル型宇宙人よ このジュアッグのガンプラと地球侵略を交換しないか

14日はキシリア様に北宋の白磁の壺型キャンディを贈ろうと思う マ・クベ

アムロふりむかないで 父さんの旧い回路はまちかどに投げ捨ててゆく

「冗談はよせ」と笑えるような兄妹であればよかったギレン・ザビ

デギン・ソド・ザビ62歳 あるいは 磯野波平54歳 でも、永井一郎78歳

ザビ家でも野望が一人歩きする前は普通の家族だったのでしょう

やさしそうな白桃のようなものだねそのむねのなかにあるものは

いつのまにか空気のようなものにささえられてふうと息をしている

わたしからことばがひとつうまれでて伝わるのならとてもうれしい

やさしい声で歌おうと思う あしたには消えてしまう砂洲のうえで

かくみさいるの破片のように白磁の壺がマ・クベに向けて降るのです

サイド7でハロが啼く正直アムロ掘ったなら量産型ザクがざっくざく

ガルマおまえは優しい だとすれば生まれる宇宙を間違えたのだ