題詠blog2012:032~044。
瓶詰の雨を並べて六月よ天使が蓋をあけてはこぼす
大切な話のような談話室滝沢までの地図を見つめる
新聞に載るはずもない失恋をひろい集めて天使新聞
記憶せよ春待つ海の光から突然ながらむしろ悲しみ
左側だったあなたの残像を薄れるための右折車線へ
もうなにも理解出来ない国境の折れた牙から埋めてゆくから
漫画的な話をしよう夜空からぽんぽんと降ってくる吹出し
アクロバットな夜のようだね踊り場のダンスしながら蹴り上げる月
潮騒を学ぼうとする明け方に近づく海へ勉強机
マスターはレコード針の指先を静かに研くJAZZ喫茶なら
いちめんの稲穂の揺れる金色の蒼き衣は降りたちそうだ
輝きを集めて埋めて1000年後考古学者に喜ばれたい
雨を待つ果樹園だった荒れ地からドライフルーツ口に含んで
瓶詰の雨を並べて六月よ天使が蓋をあけてはこぼす
大切な話のような談話室滝沢までの地図を見つめる
新聞に載るはずもない失恋をひろい集めて天使新聞
記憶せよ春待つ海の光から突然ながらむしろ悲しみ
左側だったあなたの残像を薄れるための右折車線へ
もうなにも理解出来ない国境の折れた牙から埋めてゆくから
漫画的な話をしよう夜空からぽんぽんと降ってくる吹出し
アクロバットな夜のようだね踊り場のダンスしながら蹴り上げる月
潮騒を学ぼうとする明け方に近づく海へ勉強机
マスターはレコード針の指先を静かに研くJAZZ喫茶なら
いちめんの稲穂の揺れる金色の蒼き衣は降りたちそうだ
輝きを集めて埋めて1000年後考古学者に喜ばれたい
雨を待つ果樹園だった荒れ地からドライフルーツ口に含んで