カツオくんはかもめ第三小学校5年3組&『まぐろ袋ブログ』

どうもこんにちは、富田林薫(とんだばやしかおる)です。
遠洋マグロ漁船乗りです(ぇ?

「7月の富田林薫」。

2007-08-01 05:46:04 | Weblog
「題詠blog2007」。

061:論
そういえば太宰なんて論じながらいつのまにかに朝焼けだったね

062:乾杯
誠実でありたいと願うユミと乾杯のグラスに反射する夏空

063:浜
砂浜にのこす足跡 僕たちは夏の歪みに気付かないまま

064:ピアノ
ユミの弾くピアノの調べ 放課後は瞬きと知らなかった僕たち

065:大阪
大切な言葉を忘れないようにルミネtheよしもとに探す大阪

066:切
坂道をのぼっておりて踏切をこえてまがって まっはごーごーな僕たち

067:夕立
夕立にむかうステップ 虹色のリングに放つボールを手にして

068:杉
せつなくて出木杉くんの似顔絵をとてもリアルに描いて未明

069:卒業
そう、それは儀式として 僕たちの卒業を記す校舎の裏壁

070:神
右腕に神が宿る瞬間(とき) 残り一秒に放ったシュートの行方は


*


「笹短歌ドットコム。田舎・ふるさと」。

・ばあちゃんの生まれた星は真っ青で、本物の海があったって言うんだ

 廃校になってダム湖に沈むんだ カイのシュートにきらめいたリング

 たったいまふみしめている故郷の土の匂いはたまらなくいい

 わが村にインターネットは整備されうわさの伝播もフレッツ光

・おごそかに秘密基地宣言をする 僕たちのセイタカアワダチソウ

 たからかに秘密基地宣言をする 僕たちのセイタカアワダチソウ (改)

 ああ、これがウルトラの星ですかっ と、500年後の僕たちの失望

 台風のちょくげきをうける故郷のニュースをみてる メールしてみる

 だって、こんなっ蝉の声が凄い夏なんてっ 信じらんないしんじらんない

 俺、虹のすみか知ってる って、あの日カイが教えてくれた鉄橋にいま

・でも、この街を抜け出せないでいるのです GoogleEarthにさがす故郷


*


「短歌点・あいうえお」。

ほら、言ってごらん。あ・い・う・え・おとうさんってっ。おかあさんぢゃないよ。おとうさん!!


*


「夏のうた?」。

ウォータースライダー型流し素麺オーシャンドームではじめまして

あわよくば岬めぐりのバスに乗り三崎のマグロを買い占めにゆく

夏祭りに勤しむ人々になんの罪があるというのだ ゴジラ上陸

冷し中華はじめましたの張り紙はあわい予感をただよわす夏

イカ焼きが食べたいという夏祭り 以下と未満の区別あやふや

無防備に河原で食すバーベキュー燃える肉片花火はやめて

浴衣を着た君ではなくて浴衣にひかれていたんだとても高級そうな