カツオくんはかもめ第三小学校5年3組&『まぐろ袋ブログ』

どうもこんにちは、富田林薫(とんだばやしかおる)です。
遠洋マグロ漁船乗りです(ぇ?

「2012年2月」。

2012-03-02 21:53:35 | Weblog
題詠blog2012:001~018。

今が、今、今だと、わたしテキストの 打ち込んでたら、今でなかった

壁を叩きもしないコンクリートの囲まれて隣のひとはたぶんやさしい

花びらが美しいはず 生きている 真っ赤な真っ赤 すべて散らばる

果実 表面に触れて たぶん 食べると 愛は 同心円に近づいていた

遠ざかる彗星までもあなたならかすかに残る点のようです

新しい時代はひとつ啓かれてアムロのような蒼い目をする

驚きの白さにほんのたわむれてシーツをたたむ日曜の午後

暗いからひかりを抱いて君を待つ提灯あんこうのように深海

モスクワの道程までがわたしなら雪は心を閉じ込めている

それはそれは僕の全てを記憶した薄っぺらいねICカード

玄関に靴を揃えてあけがたの何事もなく履けますように

ああ君はこんな夜更けの空にいてひかりを放つ三日月の眉

時間から逃れる夏のつかの間を逆回転につかんでいたの

偉大ならすべての線を消し去ってすべてとすべて同心円に

春の日の小道をたどる一片の詩をひろったら森の図書館

もう空は理解できない突然の力よちから解き放たれて

夕暮れに行方知れずの兄さんが従兄弟のふりをして現れる

まだ浅い春の日差しに植えてゆく土筆のような佐々木希を