フルート吹きの物思い

趣味のフルートと、それに関わるもろもろのこと。

楽器の写っている写真

2006-12-30 | フルート本体
今日、ザ・フルートを眺めていて、妙なことに気がついた。

雑誌等に載っている写真。
モデルが楽器を持っていたり、楽器のみが写っていたり。

その楽器を演奏しない人が持っている場合、どうもぎこちないことがほとんど。慣れていれば、そんな風には絶対に持ちませんっみたいな。

モデルが持っていても持っていなくても、楽器の組み立て方があり得ないことも多い。サックスやクラリネットのマウスピースがあらぬ方向を向いていたり、フルートの頭部管や足部感があさっての方に向いていたり。

それは、楽器に限らずスポーツ用品でも同じ。例えば、テニスをやらないモデルは、ラケットの持ち方がどうも変。

その点ドラマののだめカンタービレでは、楽器の構えがそこそこサマになってきているし、動画であるのにもかかわらず運指やボーイングがそこそこちゃんと音に合っていて、ドラマにしてはよくがんばっていると感心している。


某音楽大学の広告。

音楽大学の広告の中にある写真。学生っぽい人(普通っぽいので、モデルではなく本当の学生と推測される)がフルートを持って校舎らしきものをバックに立っている。

ちゃーんと、慣れた手つきでフルートを持っているではないか。
当たり前といえば当たり前だが、リアルフルーティストっぽい。しかも、リングキーH管だ。モデルを使った写真なら、安物グレードの事が多いのに。

すごいなー、などと思って感心していて、ふと気がついた。

なんと、右手薬指にあたるところにリングキーキャップが付いている!
リアリティー度140%だ。

そうかあ、音大生でもリングキーに苦労するのかぁ。
そうまでして使わなくてはならないのかなぁ。


いろいろと思うところのある広告であった。