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フルート吹きの物思い

趣味のフルートと、それに関わるもろもろのこと。

私の指揮者論~草稿?

2007-07-14 | 演奏や練習に関して
口内炎ができてしまった。

犬歯で上唇を噛んでしまい、そのまま口内炎へ突入。
痛みはたいしたことはないのだけれど、フルートの音が出ない~
おかげ先日のオケの練習では終始半べそ。これにはホントまいった。

気持ちが滅入ってくると、思考も後ろ向きに。
仕方がないので、合奏中は指揮者の悪口でも考えて気を紛らわすことにした(笑)

とはいうものの、今回来てもらっている指揮者。都合で毎回は来られないこと、常任にはなれないこと、メールに返事が全然返ってこないこと(!)、以外は前向きな(?)悪口が見つからない。

なんでそうやって演奏しちゃうのかな~○○パートさん、みたいな、いろいろ今まで感じていて、喉まで出かかっていることを、この指揮者は短期間の集中絨毯爆撃で一掃しつつある。
私の口から言いたくないが、私的には、見事だなあ、と感心してしまう。
短期間しか振ってもらえないのは、つくづく残念である。


それならば、私の許せる指揮者とはどんなのだろう。
目の前で繰り広げられる、我がオケの雨後のタケノコのごとき戦後復興の様子を眺めながら、定まらないアンブシャーをだましだまし考えてみた。(いったい何をやってるんだか)


<拍の取り方>

やっぱり、吹奏楽指導的な積み重ね法的な振り方はイヤ。
例えば4拍子なら、4拍目のウラから1拍目へはしっかりしていないと。1拍目への予測が効くように。全部の拍を同等に振られてしまう(打点の位置だけは変化する)と、今は次の音楽的ピークまでのどの位置にいるのか迷子になってしまう。
良い指揮者は、奏者を無意識のうちにその位置へ誘導してくる。

打点が見にくい人も多いが、これは私にはほとんど問題ではない。
奏者への予測を示唆してさえくれれば良い。


今の指揮者は、はっきりと予測型の指揮・指示をする。彼が先日使った言葉では、「演繹ではなく帰納で」という、高級(?)な言葉を一度使っていた。


今確認のために「演繹」をウィキペディアで見てみた。面白かったので、一部を引用する。

>演繹(えんえき、ラテン語 deducere)は、一般的・普遍的な前提からより個別的・特殊的な結論を得る推論方法である。対義語は帰納。帰納の導出関係は蓋然的に正しいのみだが、演繹の導出関係は前提を認めるなら絶対的、必然的に正しい。ただし、実際的には前提が間違っていたり、適切でない前提が用いられたりして、誤った結論が導き出されるケースが多い。

なーんと。吹奏楽コンクール的音楽が、聞いても演奏しても面白くも何ともない理由がばっちりとここに解明されているではないかっ!!

スタッカートは音価の半分、とか、スラーは音を切ってはいけない、とか、pは音量を小さく、とか、スイングは三連、とか。学校で教育される音楽は >適切でない前提 がオンパレードではないか。
教育上の方便に過ぎないにもかかわらず、これらを盲信して音楽をつくると、ああいうことになるのだろう。

なので、こういうウソ(間違ってもいないが適切ではない前提)を平気で言う指揮者はダメである。


・・・・だいぶ話がそれた。

拍の取り方 の続き。
予測型=帰納的、な拍の取り方の話だったっけ(笑)

今回のオケで演奏する曲は、どうも予測型で数えなければならない、ウラ拍から始まるリズムが多い。

で、指揮者は言う。(2拍子)
  「いち、に。 いち、に。」と数えてはダメ。
  「にぃ~いち。にぃ~いち。」と数えて下さい。
よっ、よく言った!そーだそーだ。(心の中で拍手)

というか、前回の練習ではほとんどこの拍の取り方の指導に終始した。
今まで気になって仕方がなかった、ティンパニのかなり怪しいリズムにもきちんとしたメスがはいったので、だいぶ練習時の胃の痛みも緩和された。


拍の取り方といえば。


振り分けはダメ。

2/2拍子を4/4で振ったり、テンポが遅いからと4/4を8/8で振ったり、6/8を6拍で振ったり。(楽譜指示上4/4を2/2で振ることはよくある)
算数じゃないんだから、2/2=4/4じゃないのよ。音楽の流れは全然ちがうじゃん。頼みますよ、ホントに。


譜面台は叩きすぎない。

合わないと、譜面台や机をメトロノームの代わりに叩く。
ある程度は必要。

但し、合うまでずっとたたき続けるのはダメ。

リズムを掴むため、音楽のきっかけをつかむため、に必要最小限の叩きはよろしい。そこのところ、今の指揮者はとてもバランス良く使っている。

そうそう、歌うのもだめかな。

みんなが合わないと、合わさせるためにそこを歌う人もいた。
歌がなくなると、またみんなバラバラ。結局、本番当日のステリハでも歌い出していて、私は青くなったよ。やっぱ、歌わないと合わないのは、指揮者の力量かなぁ、と思う。

反面、指導で効率的に歌っている人もいた。

旋律と対旋律のからみが合わなかった時。
各パート毎に弾かせる時、旋律に対しては対旋律を、対旋律には旋律を歌っていた。自分だったら、こうやる。ほら、こう演奏すると楽しいでしょ、と。指揮者と奏者が面と向かってこれをやるので、見ていて楽しかった。

こういうのならば、許す。


曲の冒頭や、変わり目でのテンポ指示。

 振り上げただけでテンポのわかる指揮者

 次の拍が来てからでないと、テンポをどうしたいかわからない指揮者

何が違うのかよくわからないが、確実に違う。
ここらへんはセンスというより技術でなんとかなりそうな気がするので、頼みますよ。


・・・・続く(予定)

予測力とジャズ

2007-06-05 | 演奏や練習に関して
ジャズのアドリブ入門を見ると、大抵は小節ごとのコードがあって、そのコードの音からどれかを予め決めておいて、そこにいろいろ回り道したりして到達するような練習方法が書かれている。

そう。
これは、次の小節の頭に向かって予測を積み重ねていくことに他ならないのではないか、そう思う。

行き先は常にイメージ。そこにあるリズムは常に感じている。
その音に、まっすぐ進む。上から遠回り。下から寄り道。ちょっと前後にずらして到着。行き先を突如変えてみる。行き先をじらしてみる。あえてそらしてみる。
みんなで行く。単独で行く。

おお。なんかこれって、じゃじぃな感じ?

クラシック、というか、吹奏楽やってると、ジャズって苦手意識ある。映画「スイングガールズ」でも、そういうセリフがあった。

それはたぶん、積み重ねでリズムをとる訓練をひたすら続けているから。続けさせられているから。そんな気がしてみた。

大指揮者と予測力

2007-05-31 | 演奏や練習に関して
予測力の大切さについてレッスンで聞いている時。
こんなエピソードを聞かせてもらった。

某超有名大指揮者と学生が一緒に飲んだ時のこと。
何らかの罰ゲームで、その指揮者がきっかり1時間後に「ハイ」と言うと宣言されたそうだ。
飲み会なので、そんなことはいつの間にかみんな忘れて騒いでいる途中。突然「ハイ」と叫ばれたそうだ。あわてて時計を見た計測担当学生。わずか数十秒早いだけで、学生は驚愕であったらしいけれど、それを聞いた大指揮者氏はとても悔しがったそうである。

私はレッスンで、8小節先、4小節先、1小節先、2拍先への組み立てと予測で四苦八苦して目眩がしそうだというのに。

大指揮者クラスになると、余裕でシンフォニー程度ならば、最初に振り下ろした時点で、最後の音まで予測し組み立てされているということ。

まいりました。

リズムの積み重ねと予測(3)

2007-05-24 | 演奏や練習に関して
最近レッスンで、難しいパッセージがなかなかできないんですけど、どうすれば良いでしょうか?と聞いてみた。ちょっと練習してできないものは、(中高生や大学生の頃と違い)いつまでたってもできないので、もう大人しだし、大人は好き嫌いがあっても無理に食べないし(関係ない?)、無理なものはムリ、と練習自体をしない悪習を持っている。

それが何を思ったか、そんなことを聞いて見る気になった。
なぜだろう。気迫のある上手なメンバーに囲まれて木管アンサンブルをするようになったからか??
(できなくて攻められる、ということはないけれど)


ふつー、難しい部分はこう練習するのがポピュラーだと思う。
ドミレファミソファラ・・・の16分音符のフレーズが難しいとして。

1)ゆっくりからだんだん早く。
 これなくして練習しているとは言えない。

2)付点のリズムに変えてみる。
 ドーミ レーファ ミーソ ファーラ ソーシ ・・・・と、
 ドミー レファー ミソー ファラー ソシー ・・・を練習する。
大学でフルートをまだはじめて間もない頃、レッスンも受けていない時、同期のトランペット吹きにこうやって練習するんだ、と言われた。
なるほど、と納得した覚えがある。私的には効果はイマイチで、好きにはなれなかった。

3)4つの音のうち、連続する二つを16分にしてみる。
 ドミレーファー ミソファーラー ・・・と、
 ドーミレファー ミーソファラー ・・・と、
 ドーミーレファ ミーソーファラ ・・・を練習する。
  (順列組み合わせ的にはもう一つ組み合わせがあるが、やらない(笑))
この方法は、社会人になって、最初にレッスンについてから先生に教わった。
この方法は、それぞれの組み合わせのリズムでできるようになると、あーら不思議。本来のリズムに戻した時にできてしまう!! 当時としては、なんと画期的な練習法だと感動した。
今も、どうにもならないときで、状況的にごまかしのきかない場合(笑)はこの方法で練習する。


で、先日のレッスンで教えてくれた方法。教本では見かけないが、音大等では普及しているらしい。

/8 ACHDCEDFEGFAGH/HA~ が難しくてできなかったとする。
(アルファベットは音名で16分音符、4は四分休符、8は8分休符、/は小節線とする。)

次の1行ずつ、できるようになったら次へとすすむ。
つっかえたら一個戻る・・・
/全休符/4 4 4 4 /HA~  1小節の長さを感じてから、フレーズの「行き先」の頭の音。
/全/4 4 4 8GH/HA~  「行き先」の半拍前からはじめる。
/全/4 4 4 FAGH/HA~  「行き先」の1拍前からはじめる。
/全/4 4 8EG FAGH/HA~  少しずつ前へ・・・
/全/4 4 DFEG FAGH/HA~  地道に半拍ずつ前へ・・・
/全/4 8CE DFEG FAGH/HA~  そろそろ飽きる?
/全/4 HDCE DFEG FAGH/HA~  もう一息。
/全/8AC HDCE DFEG FAGH/HA~  やったー!楽譜通り。

このミソは、一小節分の長さを数えてから吹くこと。「行き先」がいつくるかをちゃんと「予測」して練習する。
先生曰く、自分一人で練習しているとできるのだけれど、バンドの中に入るとできなかったり、伴奏がつくとできない、という人は多いが、このようなときに有効な練習だそうだ。

最初は??と思ったが、予測力、というか、予定力、をつける練習になっているのだなぁ、と時間が少したってから納得。遠回りなようで、意外と近道になるかもしれないかも。およそ西洋音楽は次の一拍目へと「向かって」いくようになっているので、音楽の構成に従った実戦的な方法、と言えるかもしれない。


で、実際に自分の今の課題(モーツァルトのコンチェルトG-dur)でやってみた。


むむー。
やっぱ難しいかも。
ほとんどできてるんんだけどあともう一歩、という時に有効かもしれないが、どうしても指がもつれてしまう、というような「あと2歩」状態の時には・・・・前述の3)の方法と組み合わせて・・・みたいなことをする必要がありそう。

指のもつれの感動的な問題解決は期待できないが、確実に一歩を進めることができそう。
今のところそんな印象。


この話題、まだもう少し続く・・(予定)

リズムの積み重ねと予測2

2007-05-23 | 演奏や練習に関して
前回の続き

私の木管アンサンブル。最近は人数が少し増えてきて全員を把握しているわけではないが、当初の五人のうち、少なくとも二人は「予測型」のリズム感である。

それは、私(フルート)と名オーボエ奏者のTさん。私とTさんは、アンサンブルしているといろいろ共通点があることがわかった。


まず、初見時。
難しいパッセージは、拍の頭を捕らえようとする。その途中がめちゃくちゃになっても、音を間違えても、とにかく流れに食いつこうとしていく。積み重ね型の人は途中で見失うとそのまま脱落する傾向があるが、Tさんは落ちない。演奏上は運指よりも、ノリとか流れに乗ることに重きをおいていることがよくわかる。なので、初見が強いように外からは見える。実際に上手いのだが。


私も同様なタイプと思うが、Tさんがはるかにすごいのは、流れに追いついていく執念の強さである。特に集中しているときは、みんな落ちてしまっていても、Tさん自身のリードミスで周りが爆笑して曲が止まっても、それでも食らいついている。見習わねば。


共通する欠点(?)は、外乱への弱さ。
なぜか、私とTさんとの共通の弱点として、途中通過地点の、外乱れ弱い。

こんな理由かな、と思ってみた。
リズムは、小節単位で感じている。一拍ごとではほとんど数えない。小節の一拍目を出したら、次の瞬間からは、次の小節の頭を目指している。途中の拍は通過地点という感じか。

そしてたとえば、自分が休みの時に他の人のリズムが走ったとか転んだという時、自分の居場所がわからなくなってしまう。小節の頭がはっきりしなかったり、途中でリズムが乱れるようだと、そのまま路頭に迷う。積み重ね型で数えている時はどうということはない程度の乱れでも・・・あっさりと落ちる。

走り幅跳びで、助走の途中で何らかの外乱によって踏切るタイミングがとれなくなる、というイメージと言ったら近いか。予定しておいた踏切りのポイントが助走開始後にずらされてしまった、とか。そんな感じ。


ついでに言うと、指揮者が6/8の2拍子を練習で6拍で振ったりするが、2拍子は2拍子で振ってくれないとついていけない。積み重ね型のでは6拍振りのほうが練習しやすかったりするようだけれども?


共通の、というわけではないが、なぜかTさんは楽器の技術も音楽性も優れているのに、アインザッツを出すのが苦手である。不思議。
思うに、Tさんは小節単位の大きなリズムを感じている。ので、3、4、ハイッ、みたいな、流れを細かく分断して提示するのが難しいのかもしれない。そのくせ、こちらが出すザッツには完璧についてくる・・・・・私は、始める2小節前ぐらいからリズムを数えていて、そこらへんの感じ方が近いからかな・・・などと考えながらアンサンブルしている。


・・・・まだ続く・・かも。

リズムの、積み重ね型と予測型

2007-05-22 | 演奏や練習に関して
楽器を演奏するとき、リズムをどう感じながら演奏しているか・・・?

1)一つめの音をその分伸ばしてから、次の音を出している。積み重ね型。
2)次の行き先にうまく到達するために、いつ何をどうするべきか考えている。予測型。

最近楽器を吹くとき、こんなことを考えることが多くなった。
レッスンで、きちんと先を予測して吹くことの重要さを多く指導されることと、木管アンサンブルのあわせで上手くいかないときに、その理由を真剣に考える機会が増えてきたからだと思う。


およそ、吹奏楽系の人は1)の積み重ね型の方であると思う。コンクール向け練習の典型的な考え方と思われるから。
積み重ね型も完璧に機能していれば問題はないのだけれど、そこに問題が起きたときにその人がどう考えて演奏しているかが見えてくると思う。


例えば、付点8分+16分が連続したリズム。

積み重ね型でリズムをとるというのは、Iタッタ・・・Iタッタ・・・Iタッタ・・・というとりかた。(「I」は、拍の頭。)

1)の積み重ね型でリズムをとっているいる人は、だんだん最初の付点8分音符が徐々に短くなる傾向がある。その分、16分音符が長くなれば問題ない(?)が、大抵そうはならずに16分が前倒し。そして次の拍の頭もつられて前倒しになる。

特に音の大きい金管楽器群やパーカッションがこういう癖を持っていると、バンド全体がつられて突っ走っていく。なにかせわしく感じる演奏は、だいたいこういう現象が起きている。音の小さい木管楽器にこういう癖があると、バンド全体を引っ張るほどの力はなく、結果として演奏が分裂する。

そこで多くの吹奏楽団(の指導者)は、きちんとリズムをとるというのは、メトロノームに16分音符を刻ませて、きちんとした音符の長さに矯正する努力をする。
(これがかったるいんだよね~)


で、2)の予測型でリズムをとるとは、タIタッ・・・タIタッ・・・タIタッ・・・というふうに感じて数える。次の来るべき音の頭に合わせて、その頭がきちんと出せるように予測してそれより前の音を出す。前に出した装飾音みたいなイメージ。
レッスンについている人は、こちらの数え方に切り替えられていく人が多いのではないか。こちらの方がリズムは比較的正確に刻める傾向はあるが、どちらかといえば遅れていく方向。


積み重ね型では、リズムをどこかに忘れ、運指優先になって突っ走る。予測型では、慎重に予測しようとするあまり、間延びしてしまうので遅れる傾向。そんな「都合」ではある。

そして、一人の人は常にどちらかの数え方をしているわけではない。普段は予測型であっても、運指が難しいなどの「諸般の事情」によって、無意識に積み重ね型になっている部分ができたりもする。


・・・続く(予定)

スワブについて2

2007-05-16 | 演奏や練習に関して
今日、帰りにCDを見に山野楽器に寄って、ついでに管楽器売り場をみたら、おじさんにはあり得ないキャラクター柄のスワブと共に、クラムポンではないメーカーの、色の濃いスワブは売っていた。

ところが、その「スワブ革命」なるもの、ハンカチ部分が2連(!)でついているとの説明書き。

要は、一回通せば2度おいしい。一回で、2度通したのと同様な効果が得られるらしい・・・・

確かに、スワブを通す時は一回では大抵済まないけれども。

しかし、実際に買ってはいないのだけれど、いろいろ疑問がわく。

2連の分長いはずだから、いつものように譜面台のネジに吊すと地面についてしまうのでは?
ステージの上でイカ釣りみたいなヒモを使っていると、恥ずかしくないのか?

いまいち今日の時点では食指は動かず。


昔、欲しくて仕方がなくて、やっと見つけて買った、フルートを分解しないで使えるながーい掃除棒(専用クロス付き)。

実際に使ってみると、ステージの上や通常の練習では長すぎて置き場に困る。そして、そうとう気をつけて使わないと管の中にクロスが詰まって抜けなくなる。ステージ上で掃除棒が抜けなくなる確率は、一回抜いた頭部管が入らなくなってしまうよりも遙かに高い。

はっきり言って、企画倒れ。使えない。
もうちょっと細くて滑りの良いクロスにするなどの、実際的な工夫が欲しかった。製品企画者は、自分では使っていないのではないか。

というのと、この2連スワブは同じではないかなぁ。とも思わないでもない。どうせなら、万国旗(最近見ないなぁ)のように、カラフルな布をたくさんつなげるとか。クラリネットコンチェルトのソリストが、楽章間に客ウケを狙ってこれを使う。テレビ放映でもされれば、全国的に売り切れ必至だ。

で、実際のところはどうなんだろう。
文句はつけているものの、いつかは買っちゃうのかも?

フルートの構え方3

2007-05-10 | 演奏や練習に関して
例の、楽器を構えるときの持ち方。

構える前に、全部のキーを押さえる。高いEbの運指。
それから一切指を動かさずに構える・・・・というやつ。

先日のアンサンブル本番が、その構え方に変えてから迎える最初の本番。

結果として、今回の合宿~GP~ステリハ~本番。
楽器が汗で滑って困るとか、構えがしっくり来なくていまいち指がまわらないとかそういうことは一度もなかった(^o^)

ステリハと本番は、悪い緊張はしなかったとか、ステージ上はそれほど暑くなかったとかはあるかもしれないけれど。
フルート支持補助具はいろいろと買って使ってみたけれど、結局今はどれも使っていない。根本的なフルート支持解決方は、こんなに単純な方法だったのか。まだ即断はできないけれど、今のところはどの支持補助具よりも有効度が高い。というか、少なくともデメリットは何もない。

いよいよ有望だ。
なんでどの教本にも書いてないのだろうか。

フルートの構え方2

2007-04-13 | 演奏や練習に関して
フルートを構える前に、全部の指を押さえる(高いEbの指)という作法。
やっぱり良さそうな感じ。ぜんぜん演奏中の安定感が違う。やや腕ははった感じがしないでもないけれど、それは今までのやりかたが微妙に良くなかったのかもと思える。
いずれ、何かの本番時に、手を汗ばんだときにどうかで結論が出せると思う。
まあ、いずれにせよ悪いことは何もない。

ふと思ったのだけれど、リングキーに苦労している人なんかは特に効果があるのではないかと思う・・・けどどうだろう?

もう一つあった。

唇にリッププレートを押しつける圧力は強い方がいいらしい。
ちなみに私はゆるゆる。
聞いたときに一度試したときは、確かに強く押しつけた状態の方がより大きな音が出た。不思議。世の中、あまり強く押しつけない方が良いとされているような風潮だけれどそうでもないらしい。

むむー。
ここにきていろいろ発見がある、というか、なんというか。

スキーと演奏との関係

2007-04-01 | 演奏や練習に関して
スキーと楽器演奏。
実は、すごく関連がある・・・らしい!?

その接点は、立ち方。

フルートの、立ち方、構え方を変えると、音が変わる。
音量が出る(響きが良くなる)。かすれてた音に芯が出る。

どう立てばいいのか。
足の裏でしっかりと立つ。地面を掴むように。
足の裏の縦の、親指からかかとへのラインをしっかりと意識して。
この時、やや膝は曲がっている。

そう、あのスキーの、板に乗っていく、あの感じ。

膝がつっぱっていると、スキーに上手く乗れない。
フルートも、膝がつっぱっていると、何故か良い音が出ない。

そうそう、野球やゴルフとも、演奏と関連がある。

バットを構えるとき、クラブを構えるとき。
選手によって独特ではあるが、やや体の芯をゆらしながらゆっくりと大きく構える。その仕草は、体の重心を探す動作。

私は動画か生のパユを見たことがない。ただ、師匠曰く、パユはゆらゆらと体を動かしながら、大きく(振りかぶって?)楽器を構えるのだそうだ。
ゆらゆらと揺らすのは、体の芯で重心を探して定める動作。一度胸を広げるようにしてから構えるのも、息を使うのに適した動作。なのだそうだ。

今シーズンは、まだ間に合うか?
フルート吹きは、スキー場へGO!

あ、スノボーでも良いのかは聞き忘れた・・・