8月31日(木)。
水曜日30日、木曜日31日と、日本の某私立獣医大学から、エディンバラ大学獣医学部に、数名先生方がお見えになりました。
水曜日はその先生方のプレゼンテーション、木曜は、両大学の提携が成立するか、どういったことで提携出来るかの会議でした。
僕は両日とも出席しました。
一日目のプレゼンテーションでは、病理学と動物福祉学のとても興味深い講義を聴くことが出来ました。
二日目の会議では、日本とスコットランドでトップの大学との、考え方の違いが見えました。
どちらが良いとか悪いとかではありません。ただし、決定的な違いがあります。
日本は、獣医師を育てることにより重点を置き、人情的。スコットランドは、獣医師を育てる教育もより整備されていることを認めざるを得ませんが、それよりもさらに、研究機関として、世界をリードしていくための戦略に重点を置いています。
日本側からの提案では、数週間学生を交換留学させる、ということが中心で、エディンバラ側は、どの分野の研究にお互い興味と強みがあるかを探りたい、という考えでした。
僕はこちらでしか大学院レベルの教育を受けていないので、もちろん考え方はかなりスコットランド寄りです。
限られた予算で確実にレベルアップし、新しい可能性を切り開いて行く。切り開けばそれだけ予算もつき、可能性もまた広がる。
生物科学系では世界で8番目を誇る大学と提携という美味しい機会を目の前に、学部生の2,3週間の交換留学という案ではもったいないだろう?、と、それとなく双方への質問で可能性を示唆したりしました。結局、エディンバラ大学側の、共同研究は、研究者の個人的繋がりによって行う、という案だけで、特に何も決めることなく終わりました。
日本への一時帰国を目前に、違いを感じることが出来て良かったと思います。でも、今回話を聞いたのは両国とも少人数からであり、日本では今回よりも多くの研究者の方々と話す機会を用意しているので、またもっと感じることがあるでしょう。
日本の獣医大学が、絶対改革しなければならないことが一つあります。それは、大学の実習や研究に必要な作業を手伝う技術者を雇うこと。
イギリスの大学の研究者は、5時に帰ります。日本の大学の研究者は、5時に研究を始めます。
イギリスの学生は、やはり5時には作業を終えます。日本の学生は、5時に研究活動を始めます。
日本の学生も研究者も、今のままでは雑務が多すぎます。今こなしている仕事量を、純粋に自分の仕事に向けることが出来たら、どんなに飛躍的に発展できるか。
僕たちは人間的に生活し、効率良く、自国と世界のことを考えて良い方向に導いていくべきです。
ガンバレ、日本。
水曜日30日、木曜日31日と、日本の某私立獣医大学から、エディンバラ大学獣医学部に、数名先生方がお見えになりました。
水曜日はその先生方のプレゼンテーション、木曜は、両大学の提携が成立するか、どういったことで提携出来るかの会議でした。
僕は両日とも出席しました。
一日目のプレゼンテーションでは、病理学と動物福祉学のとても興味深い講義を聴くことが出来ました。
二日目の会議では、日本とスコットランドでトップの大学との、考え方の違いが見えました。
どちらが良いとか悪いとかではありません。ただし、決定的な違いがあります。
日本は、獣医師を育てることにより重点を置き、人情的。スコットランドは、獣医師を育てる教育もより整備されていることを認めざるを得ませんが、それよりもさらに、研究機関として、世界をリードしていくための戦略に重点を置いています。
日本側からの提案では、数週間学生を交換留学させる、ということが中心で、エディンバラ側は、どの分野の研究にお互い興味と強みがあるかを探りたい、という考えでした。
僕はこちらでしか大学院レベルの教育を受けていないので、もちろん考え方はかなりスコットランド寄りです。
限られた予算で確実にレベルアップし、新しい可能性を切り開いて行く。切り開けばそれだけ予算もつき、可能性もまた広がる。
生物科学系では世界で8番目を誇る大学と提携という美味しい機会を目の前に、学部生の2,3週間の交換留学という案ではもったいないだろう?、と、それとなく双方への質問で可能性を示唆したりしました。結局、エディンバラ大学側の、共同研究は、研究者の個人的繋がりによって行う、という案だけで、特に何も決めることなく終わりました。
日本への一時帰国を目前に、違いを感じることが出来て良かったと思います。でも、今回話を聞いたのは両国とも少人数からであり、日本では今回よりも多くの研究者の方々と話す機会を用意しているので、またもっと感じることがあるでしょう。
日本の獣医大学が、絶対改革しなければならないことが一つあります。それは、大学の実習や研究に必要な作業を手伝う技術者を雇うこと。
イギリスの大学の研究者は、5時に帰ります。日本の大学の研究者は、5時に研究を始めます。
イギリスの学生は、やはり5時には作業を終えます。日本の学生は、5時に研究活動を始めます。
日本の学生も研究者も、今のままでは雑務が多すぎます。今こなしている仕事量を、純粋に自分の仕事に向けることが出来たら、どんなに飛躍的に発展できるか。
僕たちは人間的に生活し、効率良く、自国と世界のことを考えて良い方向に導いていくべきです。
ガンバレ、日本。