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まちや小(ぐわあー)

その先を曲がったら何があるのだろう、どきどきしながら歩く。そして曲がってみて気がついたこと・感じたことを書く。

ビッグマウス

2012年12月30日 | Weblog
どころか、単なる「チキン」
それが正体
口だけでなく、パフォーマンス(演奏)で勝負しろよ
まあ、それが出来ないから「チキン」なんだろう。

『金爆 また××発言!取材強制終了、NHKお怒り「勘違いされて…」-

                     スポニチアネックス(2012年12月30日07時05分)
 
31日の「第63回NHK紅白歌合戦」(後7・15~11・45)に向けたリハーサルが29日、東京都渋谷区の同局で始まった。初出場者発表会見で放送禁止用語を口にした男性4人組「ゴールデンボンバー」は、またしても過激発言を連発、報道陣による囲み取材をNHK側が強制的に打ち切った。


リハーサルを終え、報道陣に本番への意気込みを聞かれた時だった。NHK担当者が真横で目を光らせているにもかかわらず、ドラムスの樽美酒(だるびっしゅ)研二(32)が「でっかいオチンチンをドーン!と見せたい」と宣言した。

悪びれる様子もなく「ファンにチンコが小さいと言われるんですけど、本当はデカイんですよ」などと続けてニヤリ。両手で股間が膨らむしぐさを取りながら「巨大なオチンチンが…」と言ったところで、焦った同局関係者がメンバーと報道陣の間に割って入り、「ハイッ、終わりです!」と強制的に取材を打ち切った。

11月26日の初出場歌手発表会見でも何の脈絡もなく「オチンチン」と発言。「いろんな人に怒られた。事務所の人には“つぶす気か”と…。ファンの方もがっかりされてた」と反省した様子も見せつつも、言動は相変わらず。白組司会の「嵐」について「あいつら酒癖悪いんすよ」と“上から目線”ででっち上げ、ライブ活動を休止する来年1月以降の予定を「ランジェリーパブに行きたい」と話すなど言いたい放題だった。

同局の原田秀樹チーフプロデューサーは「盛り上げていただけるのはうれしい」とした上で、「(発言が)いろんなところで報じられ、求められてるものを勘違いされているのでは」とお怒りムード。“放送事故”を防ぐべく、リハーサル時に「(本番で)やろうとしていることは全部事前に言って」と4人にクギを刺した。06年に起きたDJ OZMAの“全裸ボディースーツ騒動”を念頭に、「生放送で何が起こっても対応できるようにしてます」と言い切った。

そのOZMAはゴールデンボンバー側に「スーツを貸す」と打診しており、ボーカル鬼龍院翔(28)は「着る可能性はゼロじゃない」と含みを持たせた。本番は中年男性のダンサー45人とヒット曲「女々しくて」を披露する。』

※今から「降板」させたら面白いんじゃない!

できることをする。

2012年12月30日 | Weblog
そのためには努力をおしまない。

そこまで!
そう、そこまでやる。

で、それは頭であり、体であり、お金。

そこまですることが大事。

それをしない。

最初から放棄。

他人のお金でしかも丸投げ!

これではいいものが出来ない。

いいものとは、そこにどれだけの想いが込められているか

また、それをみんなが始め、そして続けていくという行為が加わる。

こうなれば最高!

金で作られた箱もの

金で作られたイベント

それはただの「モノ」。

ただの飾り。

モノに意味を意義をこめなければ、それは意味をなさない。

だが、他人のお金で

丸投げしているところはそんなこと気にしてない。

だから、あるのは無機的な温かさのまったたくないものばかり!

値下げ

2012年12月29日 | Weblog
=禁断の実、確かに!

『一人勝ちココイチの秘密…ルーはハウス、値下げなし、独特FC

                      ビジネスジャーナル 2012年12月29日07時05分

今に始まったことではないが、牛丼チェーンは価格の上げ下げなど価格政策のダッチロール現象を繰り返している。吉野家が火をつけた「250円戦争」は、高単価メニューへの誘い水になるのか、それとも250円メニューに売り上げが集中して、客単価を下げてしまうのか。

こうした懸念をよそに、カレーチェーンでは「カレーハウスCoco壱番屋」(ココイチ)が、ライバル不在の一人勝ち状態を続けている。

ココイチの店舗数は11月末で1204店(国内)に達するが、他のチェーンを見ると、2番手の「ゴーゴーカレー」と「福島上等カレー」がそれぞれ約50店を展開している程度にすぎない。差が開きすぎて、比較のしようがないのが現状だ。

ココイチは業績も堅調だ。ココイチを運営する壱番屋の発表によると、11月の既存店売上高は前年比1.0%増。客数は、前年に比べ土曜日が1日少なかったことなどから前年比1.1%減となったが、客単価は2.1%増となった。「当月から販売を開始したチキンスープカレー(880円)が好調であったことに加え、トッピングの出数が引き続き堅調であった」(同社IR)という。

壱番屋の業績は、2012年5月期、売上高が前期比2.9%増の397億9600万円、営業利益は食材仕入価格の上昇を受けて、2.5%減の42億2000万円となったが、純利益は特別損失の減少などで7.5%増の22億3400万円と過去最高を記録した。13年度の売上高は、2.3%増の407億円を見込んでいる。

●ルーはハウス食品から調達
 
ココイチの強さを支えているのは、まずはハウス食品との関係である。カレーチェーン経営のポイントのひとつは、ルーの安定調達力だが、ココイチはルー製造で国内最大手のハウス食品から調達している。ハウス食品は壱番屋の株式を約19%所有、持株比率で第2位の大株主で、壱番屋を持分法適用関連会社としている。

ココイチは海外8カ国にも計95店を出店しているが、海外現地法人はハウス食品との合弁が多く、「上海ハウスカレーココ壱番屋レストラン有限会社」「台湾カレーハウスレストラン株式会社」「韓国カレーハウス株式会社」はハウス食品の連結子会社、さらに「イチバンヤ USA Inc.」「壱番屋香港有限会社」は持分法適用関連会社である。

●値下げはしない
 
ココイチの強さの秘訣として次に挙げられるのは、商品政策だ。ココイチの料金は決して安くない。都内のある店舗で従業員に確認したところ「客単価は800~850円」。最も安いのは「ポークカレー」で430円。だが、この従業員によると「ほとんどの客はトッピングを注文する」といい、これが客単価を押し上げているのだ。11月もトッピングの出数が好調であったことは、先に触れた通りだ。

ココイチのトッピングは40種類近く品揃えされ、客は、あれもこれもと選んでいき、さらに辛さとご飯の量を選べる。チェーン店でありながら“マイカレー”を食べられるのだ。この楽しさがおのずと料金を上げていくのだが、トッピングがヒットしている理由は、それだけではない。

客にトッピングの注文を促している理由はソースの味にあると、外食関係者は指摘する。

「ココイチのカレーソースにはこれといった特徴がなく、平凡な味だ。だからトッピングとケンカせず、複数のトッピングを付けても、味全体が重すぎない。あえて平凡な味にして、トッピングを生かせるソースを開発したのではないだろうか」

決して値下げをしないのもココイチの特徴だ。新店オープン時には、記念のオリジナルスプーンを来店客に進呈しているが、割り引きはしない。デフレ下で値下げしなくとも業績が堅調なのは、それだけ消費者に支持され続けているからだが、値下げに伴う負の側面を回避できている。


マクドナルドや牛丼チェーンを見れば明らかだが、値下げは禁断の実を食べるような措置だ。劇薬効果はあるものの、値下げ価格がスタンダードになってしまうと値上げが難しくなり、セットメニューを増やして客単価を上げるという苦肉の策に出ざるを得ない。さらに原価コントロールも難しくなる。

●独特のFC方式で店舗増大
 
では、いかにして1204店という店舗数に増えていったのだろうか?

店舗数増加を支えているのは、「ブルームシステム」と呼ばれる社員へののれん分け制度である。ココイチの店舗はフランチャイズ(FC)方式で運営されているが、FCオーナーを一般から募集していない。すべて社員からの独立である。

FCオーナーを目指す人が、「独立候補社員」として入社。リクナビに掲載されている求人広告によると、独立まで2~5年勤務して、この間に繁華街、駅前、ロードサイドなどさまざまな立地の店舗を約10店経験する。一般からオーナーを募集するFCチェーンでは、どこでも3週間程度の事前研修を経て店舗をオープンするが、ココイチでは事前研修に2~5年をかけている計算だ。

しかも開業資金の融資を受ける際には、本社が債務保証をしてくれる。だから、どんどん独立できるのである。リクナビ掲載内容によると、すでに445人が独立し、彼らの平均年収は1000万円だという。

壱番屋本社は愛知県一宮市にあるが、名古屋市内の飲食業者は、ココイチのFC方式を次のように見ている。

「他の飲食FCチェーンに比べて、ココイチのFCオーナーは社員として数年間を過ごしているだけに、本部との一体感が強い。ココイチからは、他の飲食FCチェーンのような、本部とFCとの不協和音が漏れ伝わってこない」

そして、こうした強みを有するココイチを育て上げたのが、創業者の宗次徳二氏と妻の直美氏の二人三脚によるリーダーシップである。業界内では、「他のカレーチェーンが成長しないのは、宗次夫妻がいないからだ」という声も聞かれる。

消費者の立場からは、複数のカレーチェーンが拮抗したほうが、商品、サービス、価格でありがたみが出る。しかし、こうして見ると「ココイチを追随せよ」と他のカレーチェーンに求めても、一朝一夕には難しそうだ。カレー好きにはアンチ・ココイチも多いだろうが、対抗できるチェーンは当分現れそうになさそうだ。(文=編集部)』

※値下げしない、安易な新店舗の拡大もしない、これ、会社としての姿勢がポリシーがしっかりしている証拠。安易な値下げ競争は対処療法に過ぎない。飽きないものをじっくりと売り続ける。それが大事!

問題は

2012年12月29日 | Weblog
配送。

『ヨドバシ、書籍を当日に無料配送 本格参入方針

家電量販店大手のヨドバシカメラが主要都市圏を対象に、雑誌やコミックなど書籍を、注文を受けた当日に無料で配送するサービスを2013年2月から実施する方針であることが29日、分かった。現在も手掛けている書籍のインターネット通販に本格参入する。

大型書店並みの約70万タイトルを取り扱う予定。家電を運ぶ物流網を活用し、首都圏や札幌、仙台、新潟、名古屋、京都、大阪、神戸、福岡などの都市圏が対象になる見込み。他の地域でも注文から2~3日以内に書籍を届けるようにする。

買い物に出掛けにくい共働き家庭や高齢者などを中心に、市場の拡大が見込めると判断した』

※注文を受けて発送、そして到着まで、まあ、近いとこなら可能だが、2~3日ならアマゾンと変わりがないじゃない!

いい

2012年12月29日 | Weblog
話です。

『「富国裕民」を唱えた祖父のDNAこそ認識すべき

祖父・安倍寛(かん)氏のDNAこそ深く認識されるべき、と安倍晋三氏に述べました。党首討論で「自爆解散宣言」が先方から飛び出す前々日の11月12日夜、畏友・勝谷誠彦氏を交えた食膳の場で。

金権腐敗打破を掲げて東条英機内閣の軍閥主義を批判し、戦時中の1942年=昭和17年、無所属・非推薦で「翼賛選挙」に勝利した彼は終生、富国強兵ならぬ富国裕民を唱えた人物です。

「貴方が軍師と仰ぐ菅義偉氏も述べているではありませんか。『全国何処に行っても、悩みは景気だ。デフレを脱却し、内向きになっている国民の気持を将来に向けた明るいものにしたい』と」。

日本銀行と対峙するのも、デフレ脱却の選択肢かも知れません。が、大向こうにとっては、些(いささ)か遠い話なのです。

比するに、福祉・医療・教育の3分野は、人が人のお世話をして初めて成り立つ領域。「空理空論」な教育改革とは異なる3分野への傾注投資こそ、地域に新たな雇用と希望を齎(もたら)します。

社民主義を標榜する人物が唱える場合と異なり、軟弱だと誹(そし)りを受ける恐れは皆無。生活保護受給の“口利き”こそ政事と勘違いする集団も真っ青な、謂(い)わば「テッパン」ニューディール。

が、組閣人事も含め、巷間の噂は芳しくありません。成る程、副総理兼財務相・金融相の麻生太郎氏は「明るい」。が、国民が求めているのは、上っ面の明るさでなく、奥行きを感じさせる明るさなのです。

党3役への2人の女性登用を以て、「党が変わった事を国民に実感して貰う」と幹事長が宣(のたま)い、「選挙で女性票を獲得する上で可成りの効果を上げる」と共同通信で「識者」が語っても、逆に女性蔑視で時代錯誤なアナクロ感が強いのです。

一方で、燻(いぶ)し銀の魅力を醸し出す高村正彦氏を引き続き副総裁として重用する勘性も、安倍氏は持ち合わせています。ならば寧(むし)ろ、防衛大臣よりも復興担当大臣として小野寺五典氏を抜擢し、震災復興の陣頭指揮に当たらせるべきでした。

気仙沼市の実家も自宅も津波に直撃された彼は、震災直後から予算委員会で数々の傾聴に値する提言を行っています。これぞ、被災地に勇気と希望を齎す、実体を伴うサプライズ人事です。

「肝に銘ずべきは内閣総理大臣は公人だって事。安倍総裁はどうも私的な交友関係を人事に持ち込み勝ちだからね。逆だよ。たとえ過去に接点が無くとも、使うべき人材は使うのがプロでしょ」と「週刊文春」の連載で苦言を呈した、内閣官房参与に選任された飯島勲氏の諫言です。
【田中康夫】 』

※康夫ちゃん、最高!


これは

2012年12月29日 | Weblog
東電にはきついぞ!

『米兵から被曝賠償を訴えられた東電とその衝撃  

                               天木 直人 | 外交評論家
                               2012年12月28日 12時57分

きょう12月28日のニュースの中で断然注目すべきはこのニュースだ。すなわち「トモダチ作戦」に派遣された米原子力空母「ロナルド・レーガン」の乗組員8名が東京電力を相手に94億円の損害賠償訴訟をカリフォルニア州サンディエゴの連邦地裁に起こしたというニュースだ。

福島原発事故の影響が正確に伝えられなかったため被曝して健康被害を受けたからだという。さすがに訴訟国の米国だ。どんな事でも訴訟のネタにする米国人の感覚に私は違和感を覚える。時として法外な賠償を命じる米国の判決には疑問を抱く。そして訴訟と言えば日本企業がカモにされる事をトヨタや三菱などの過去の例で我々は知っている。

それに東電を訴えるのであれば同時に「トモダチ作戦」を命じた在日米海軍司令をも訴えなければ片手落ちだろう。彼らは被曝線量をつかんでいたに違いないからだ。しかも原子力空母の乗組員だ。原子力空母は大丈夫なのかという皮肉の一つも言ってみたくなる。

しかし今度の訴訟だけは私はそれを歓迎する。そして米連邦地裁が東電に賠償を命じる判決を下す事を期待する。トモダチ作戦ぐらいで被曝するというのなら福島住民の被曝はどうなんだ。比べ物にならない程大きいだろう。8人で94億円の賠償が認められるなら福島住民も一人あたり10億円以上貰わなければ米兵との間で不公平になる。

そうなのだ。この訴訟は日本で行なわれている東電に対する被曝訴訟に大きな影響を与えざるを得ない。この訴訟が認められれば今度こそ東電は潰れる。司法の独立と言ってもこれは極めて政治的な訴訟だ。もし米国政府が東電に賠償命令を下す判決を容認するならば日本の反米感情は高まるだろう。もし安倍新政権が東電が潰れる事を黙認するのなら、

その時こそ日本国民は思い知るだろう。国粋主義の安倍新政権でさえも米国に何も言えないのだと。この訴訟の行方は日米関係に大きな影響を与える。安倍新政権もまた対米従属政権にしか過ぎないのか。その事が分かる。この訴訟の行方から目が離せない(了)。』

※天木さんが書いてるようにこの訴訟の行方には目が離せない!

自民党

2012年12月29日 | Weblog
に「反省」なんて言葉は昔からない!

『薄れゆく脱原発に怒り 安倍政権発足後、初の官邸前デモ-

                      朝日新聞デジタル(2012年12月28日23時28分)
 
安倍政権発足後では初めてとなる東京・永田町の首相官邸前での脱原発の抗議行動が28日夜、あった。民主党政権時代の「脱原発」政策の転換が進む中、参加者は危機感を募らせた。

防護服姿で「自民党はおごるな!」と書いた紙を掲げた埼玉県所沢市の介護職員大河雅彦さん(37)。茂木敏充経済産業相が、未着工の原発の新増設凍結を白紙にする考えを示したことに「民意は原発を支持したわけではない。そのことを伝えたい」。東京都小金井市から参加した女性(63)は「自民党は原発を推進したのに福島の事故の反省が全くない」と憤った。』

※あるのは自己保身!

本業は

2012年12月29日 | Weblog
国政!

『「官房長官は官邸不在でもいい」=市長でも選挙活動優先―橋下氏-

                         時事通信(2012年12月28日19時40分)
 
日本維新の会の橋下徹代表代行(大阪市長)は28日の記者会見で、衆院選期間中に市長としての公務よりも維新の選挙運動を優先した考えでいいのかを問われ、「権力機構がつくられる選挙運動は、政治行政の中で最大の価値がある重要な仕事だ」と述べ、衆院選の活動に問題はないとの認識を示した。

また、落選した藤村修前官房長官が選挙期間中に大阪の選挙区に帰れず、官邸での待機を余儀なくされていたことにも触れ、「官房長官なんか代理に任せて、何かあったら電話で(対応)すればいいし、四六時中、自分が官邸の中に入っておく必要はない」と発言。「自分(藤村氏)が当選しなかったら終わり」とも語った。

大阪市の市民グループは、橋下氏が衆院選前に市長としての責務を果たしていないことを理由に、給与の支出差し止めを求める住民監査を同市に請求している。』

※嘉田さんを見習えば!、知事は知事に市長は市長に、専念できなければ、辞任して、どうで来年の参院選では出るのだろうから、そこまで辞任を伸ばさず、いさぎよく、今辞任したら!

マスゴミの

2012年12月29日 | Weblog
持ち上げるだけ持ち上げて、で、その対象がたとえばオリンピックでメダルを取れなかったりしたら、そのあとはなにもフォローせず。
それがマスゴミの十八番。


『大谷クンはスポーツマスコミに殺される。

実績ない高校生つかまえて「A・ロッド」「義経」と大騒ぎ

<「いくらなんでも言い過ぎ」>

その瞬間、日本ハムの球団職員は思わず、食べていたものを噴き出しそうになったという。

目の前のスポーツ紙には「大谷 遊撃手」「栗山監督 A・ロッド化計画」の大見出し。25日に本拠地の札幌で入団会見を行った大谷翔平(18=花巻東)の二刀流に関する記事を目の当たりにし、「ちょっと……A・ロッドって……いくらなんでも言い過ぎだろう」とアキレ返ったのは無理もなかった。

投げては160キロ、打っては高校通算56発。今春のセンバツでは藤浪(大阪桐蔭=阪神)から本塁打をかっ飛ばした。素質はスゴい。だが、2度の甲子園はいずれも未勝利。18U世界選手権(韓国)にしても、投手としては2試合に先発しただけ。1次ラウンドのカナダ戦では四回途中KOされた。ほとんどひとりで投げ切って甲子園を春夏連覇、18U世界選手権でも先発と抑えにフル回転した藤浪とは、実績という点で比較にならない。

にもかかわらず、メジャー志向、二刀流といった話題ばかりが先行。なかなか去就が決まらなかったこともスパイスとして加わり、いつの間にか即戦力であるかのようなイメージが定着してしまった。

ついにメジャーのスーパースターの名前まで飛び出したことで、日ハムの球団職員は唖然としたのだろう。

<「一軍帯同も決まってない」>

過熱する報道はA・ロッドうんぬんにとどまらない。日ハム入りが決まってからというもの、スポーツ紙は連日のように大ハシャギ。

「大谷にジョニー(黒木投手コーチの愛称)魂」
「2・23オープン戦開幕対決へ 大谷藤浪打て」
「栗山監督が命名、大谷は『義経』」
「大谷に『義経』千本ノック “封印”解き栗山監督自ら」
と、恥ずかしくなるような見出しがずらずら並ぶ。その多くが、大谷の一軍キャンプ帯同を前提として書かれたものだ。

しかし、あるチーム関係者は「そんなことはまだ決まってませんよ」とこう話す。

「26日のメディカルチェックと年明けの新人自主トレで、おおまかな基礎体力、どの程度のトレーニングを積んでいるかは分かる。それをもとにキャンプ前のスタッフミーティングで一、二軍の振り分けをすることになる。金子や二岡、小谷野らベテランに故障者が多いので、大谷を員数合わせで一軍に置く可能性がないこともない。ただ、初めてのキャンプだし、基本的に二軍で体づくりからスタートした方がいい。高校時代に股関節を痛めているし、ムリをさせるべきではないと思いますが……」

一軍キャンプが行われる名護市と二軍の国頭村は車で約40分と近い。二軍スタートでも栗山監督が視察に行くことは十分可能だ。実戦が見たければ2月中旬から行われる紅白戦に参加させ、力があると判断した時点で一軍に合流させてもいい。

要するに、スポーツ紙は栗山監督のリップサービスをマトモに受け、無責任に騒いでいるだけなのだ。

<「本人が勘違いする」>

プロ野球ファンで作家の麻生千晶氏が言う。

「スポーツマスコミはそれが商売だから、監督や選手にぶら下がっているのは分かります。しかし、本来、マスコミの役割は何ですか。そういった行き過ぎた発言に冷や水を浴びせるのが使命でしょう。これでは、大谷くんが勘違いしてしまってもおかしくありません。ゴルフの石川遼くんへのヨイショもひどかったですね。石川くんも最初は清潔な印象だったのに、だんだんと感じが汚れてきた。マスコミが非難せずに持ち上げ続けたことで本人たちが汚れてしまったのなら、それは彼らにとって不幸なことです」

そもそも、プロ入り前の18歳をつかまえて、「A・ロッド」だ「義経」だともてはやすのは異常としか思えない。

かつて阪神のエースだった川尻哲郎氏もこう言う。

「高卒の大谷くんは、今が大事な時期。雑念があってはいけない。一流選手になるためには、野球以外のことを考えない時期も重要なんです。ところが、チヤホヤされてしまうと、野球以外のことを考えてしまう。まだ試合にも出ていないのに、マスコミに取り上げられただけで『自分は実力がある』と勘違いし、ダメになった選手もたくさん見てきました。酒、ギャンブル、女性におぼれるケースもあるし、生活がハデになり、一度深みにはまるとなかなか抜け出せないものです。周囲はあくまで野球に集中できる環境をつくるべきであって、邪魔をしてはいけない。それが大人の役目ではないでしょうか」

入団会見後の栗山監督は「エースで4番というつもりです。(投手と野手で)大谷くんが2人入団したと思っている」と、相変わらずサービス精神旺盛なコメント。

大谷本人は、「(千歳)空港で多くの方に迎えてもらってありがたかった。実感もわいた。高校では日本一にはなれなかったので、日本一になれるように頑張りたい。(ダルビッシュがつけていた背番号11は)あこがれて追い続けてきた選手。その背番号を背負って頑張りたい」と、足元を見据えて話したものの、マスコミのフィーバーぶりを見るにつけ、今後が心配になってくるのだ。 』

※ようは対称ななんであれ、数字(販売部数、視聴率等)、インパクトが欲しいだけ。で、うわったらだけの言葉を使う。まあ、その中身は何位もないってこと、それが「マスゴミ」。