まちや小(ぐわあー)

その先を曲がったら何があるのだろう、どきどきしながら歩く。そして曲がってみて気がついたこと・感じたことを書く。

ワンピース

2014年07月18日 | Weblog

これ、いいこと。

『「ワンピース」展示中止は根拠なし=主催者側の訴え認める―ソウル西部地裁

時事通信 7月18日(金)20時10分配信

ソウルの「戦争記念館」が、日本の人気漫画「ONE PIECE(ワンピース)」展示会への会場貸し出しを、原作に「旭日(きょくじつ)旗」に似た絵があるとの理由で取りやめた問題で、ソウル西部地裁は、契約通りの開催を求める主催者側の訴えを認める決定をした。聯合ニュースが18日、伝えた。


主催者側は、12日からの開催直前に貸し出し取りやめの通告を受けた後、戦争記念館側を相手取り、通告の効力停止と展示妨害の禁止を求める仮処分申請を行っていた。


地裁は「ごく少数の場面に旭日旗と似た絵があるという理由で、日本帝国主義を賛美した漫画だとは言えない」と指摘。「仮に旭日旗を描いたものだとしても、主人公と対決するキャラクターを描写する場面で使われており、むしろ否定的イメージだ」と判断した。
 

その上で、「漫画の全体的な脈絡を考慮しないまま、一部場面だけをもって契約を取り消す根拠はない」と結論付けた。』

※韓国に、まだ、「まとも」な部分があるということ。


市民オンブズマン

2014年07月18日 | Weblog

で、

環境省の、「環境カウンセラー」で

県の、「嘱託」で

「グリーンピースジャパ」ンのサポーターで

「自治体学会」、

「地域に飛び出す公務員ネットワーク」

「漂着物学会」

「ワクチン・トーク」

「利根川流域市民委員会」

導水を考える市民会議」

のメンバー(&会員)で

で、ほかに、もっとあるな。


はとバス

2014年07月18日 | Weblog

これこそ、工夫と努力。

『ホスト、怪談、無人島など、ユニークなはとバスツアーが人気

夏休みはもう間近。でも、旅行となるとスケジュールを組むのが大変だし準備も面倒。もっと気楽に、普段は行けないような場所に行けるツアーはないかしら…。そんなあなたにピッタリなのが「はとバスツアー」だ。

「東京に遊びに出かけてはとバスに乗るって、いかにもおのぼりさんみたいでちょっと…」(35才・会社員)
「東京に住んでいるから、今さらはとバスなんて」(42才・パート)

 そんなイメージがガラッと変わるような斬新でユニークなラインナップを紹介しよう。

「一晩でいいからお姫様になりたい!」というかたにピッタリなのが、『今宵の貴方はシンデレラ』(9400円)だ。ホテルオークラで食事をした後、ホストクラブの名店・新宿歌舞伎町のクラブ『愛』本店で60分間、選び抜かれたホストたちが優しくエスコートして、もてなしてくれる。参加したA江さん(52才・主婦)が言う。

「一度は行ってみたかったんです、ホストクラブ。でもいくらかかるのかもわからないし、ホストってやっぱり怖そうなイメージもあって…。はとバスツアーということで、安心して参加できました。ホストさんとの会話は本当に楽しくて、ストレスが解消されてかなり若返ったかも。夫には“はとバスで都内観光よ”と言って出てきました。ウソはついてないですよ(笑い)」

夏の夜を涼しく過ごしたいという人には『講釈師と行く夜の怪談クルーズツアー』(9980円)なんていうものも。四谷怪談のモデルとなったお岩さんを祀る四谷のお岩稲荷をお参りし、谷中の全生庵で幽霊画を鑑賞。

根岸にある豆腐料理の老舗『笹乃雪』で夕食をとった後、将門の首塚をめぐり、「夜の怪談クルーズ」へ。日本橋を出発し、船の上で講釈師の怪談を聞くという趣向だ。怪談ツアーに参加したことがある漫画家・コラムニストの辛酸なめ子さんが言う。

「大人数だと怖さが分散されるのがいいですね。講釈師のかたから『お岩さんは劇作家によって怖いキャラクターにされてしまったけど、実は素敵な女性で良妻賢母。みんなに憧れられていた』と教えてもらうなど初めて知ることがたくさんありました」

ちなみに、このツアーを安全に行うために毎年運転士とバスガイドはお祓いを欠かさないのだとか。

“大人の社会科見学”的な、知的好奇心を満たしてくれるツアーも大人気だ。「前から競馬場に行ってみたかったんですが、ダンナと一緒だと偉そうにあれこれ言われそうだし女性だけだと入りづらいし…」

と思っていたB美さん(40才・主婦)が参加したのが、『大井トゥインクルレース競馬観戦講座』(6980円)。東京・大井競馬場でナイターで行われるレースを、眺めのいい特別室を借り切って観戦。

また、講師が馬券の買い方やパドック(レース前に、出走馬の下見をする場所)での馬の見方などを説明してくれる。さらに東京唯一の無人島に上陸する「横須賀軍港めぐりと無人島『猿島』探検ツアー」というものも。アメリカ海軍や海上自衛隊の艦船を間近で見ることのできる横須賀港クルージングツアーと、東京湾唯一の無人島「猿島」に上陸する冒険ツアーで、猿島では専門ガイドの案内もつく。

こんな「個人的には絶対無理でも、はとバスなら行ける」おもしろツアーが満載。手軽に「非日常」を経験できるコースはまだまだある。これは参加しないともったいない。

女性セブン2014年7月31日・8月7日号』

※「ハレ」と「ケ」、この違い!


市民オンブズマン

2014年07月18日 | Weblog

ずっと、そこに入って、で、活動をしている。

『10人で切手400万円…号泣県議辞職も兵庫県議会に激震

「号泣県議」で日本中の注目を集めた兵庫県議会に再び激震が走っている。野々村竜太郎前県議が辞職し、騒動が一段落するかと思いきや、今度は地元の市民団体が全89議員の政務活動費の調査に乗り出したからだ。

「市民オンブズマン兵庫」「市民オンブズ尼崎」「市民オンブズ西宮」の3団体が13年度の政活費を徹底的に調べ上げ、野々村前県議と同様に不自然な点が判明した場合、説明できなければ、住民監査請求や刑事告発する。兵庫県議会ではすでに、野々村前議員とは別に10人の議員が11~12年度だけで計400万円分の切手を購入していたことが分かっている。デタラメな使い方をしている議員がいる可能性は大だ。

■「小説 選挙参謀」購入

「市民オンブズ尼崎」世話人の丸尾牧県議はこう言う。
「県議会では、切手購入以外にも首をかしげたくなるような支出がありますね。詳細の調査はこれからですが、ざっと見ただけでも懇親会費や事務所の修繕費、自転車購入費などが確認されています。『小説 選挙参謀』という本の購入もありましたね」

どうやら「政務活動」と「政治活動」がゴチャ混ぜになっている県議がゾロゾロいそうだ。では、どうすれば政活費のデタラメ支出を防げるのか。丸尾県議が提案するのは「会計帳簿」の議会への提出とネット公開の義務付けだ。

「今は費目総額と領収書が見られるだけ。不正の有無を調べるのも大変です。会計帳簿にして、ネットで公開すれば誰が見ても分かりやすくなります。おのずとデタラメはなくなるでしょう」

「全国市民オンブズマン連絡会議」の調査(13年度)によると、政活費の会計帳簿の提出を義務付けているのは岩手県や千葉県、静岡市など28議会だけだ。もちろん兵庫県議会は含まれていない。野々村前県議の次に「疑惑」が浮上する議員は誰か――。2人目も「号泣」なんてことは勘弁してほしい。 』

※これ、どこも、「紙一重」。


VAIBS

2014年07月18日 | Weblog

To see the world,
things dangerous to come to,
to see behind walls,
to draw closer,
to find each other
and to feel.
That is the purpose of life.

※これ、じつにいい、「言葉(メッセージ)」だ。


安倍降ろし

2014年07月18日 | Weblog

そこに加わる。

『集団的自衛権に「待った!」 地方から“安倍降ろし”の狼煙 : (C)日刊ゲンダイ

集団的自衛権の行使をごり押しで閣議決定した安倍政権に強烈なパンチが飛び出した。三重県松阪市の山中光茂市長(38)が「閣議決定は違憲」として、国を相手に訴訟を起こす方針を表明したのだ。いまは一地方の首長の反乱だが、こうした動きは今後、燎原の火の如く広がっていく。

「閣議決定は一内閣の暴挙で憲法違反。司法の場において、ノーを突きつけなければならない」――。
 17日、山中氏は会見を開いてこう訴えた。以前から「平和国家の原点を壊す政府の行為にしっかりと行動を起こさねばならない」と、市民団体「ピースウイング」の設立に向けて活動してきた山中氏は、同団体が発足したことも報告した。「ピースウイング議員の会」という組織も同時に発足し、両団体が母体となって国家賠償訴訟を行うという。

すでに議員の会には松阪市議だけで5人、全国10県の地方議員35人を合わせて計40人が名を連ねている。会見にはそのうち20人が駆けつけて山中氏を声援、一般市民の支持者も40人が参加した。これから賛同者が増えるのは間違いない。

山中氏に話を聞いた。
「抗議活動では安倍政権を容易に壊せないため、司法の力を最大限に使おうと決めました。裁判の具体的な方法はこれから詰めますが、現時点では集団的自衛権容認の閣議決定が違憲であり、国民の『平和的生存権』が害されることを訴えていく方針です。きのうまでに全国から1万件を超える激励のメールや電話、ファクスをいただいています。8月1日に松阪市内の商工会議所で第1回の市民集会を開き、運動を広げていきます」

■1人100万円の賠償訴訟で大きなうねり

山中氏は1976年生まれ。慶大法学部を卒業後、群馬大医学部に進み、2003年に医師免許を取得。同年、松下政経塾に入塾している。民主党三重県総支部連合会事務局長などを経て、07年4月の三重県議選で当選。09年2月に松阪市長に就任した。

市長選では民主党の支援は受けず、現在は無所属だ。「集団的自衛権の問題では民主党ほか、みんなの党や維新の会など野党も腰が引けてしまっている。だからこそ地方から安倍政権の横暴を訴えなければなりません」と既成政党に批判的でもある。

「全国の市長が一緒に立ち上がれば、集団的自衛権をストップさせることができます」と期待を寄せるのは憲法学者で慶大名誉教授の小林節氏だ。
「山中氏に賛同する全国の市長が100人集まり、大型の弁護団を味方につけて“日本の平和が毀損されて心が傷ついた”と、1人100万円の損害賠償を求めればいいのです。合計で1億円。同時に文化人も別に100人の組織をつくって1億円を要求する。安倍政権にとってショッキングな裁判になるし、最高裁だって無視できない大きなうねりとなります。国民は集団的自衛権の閣議決定がいかにおかしなものだったかに気づくはずです。最高裁の判決が下るまでに4年はかかるでしょうが、心配は要りません。2年後に参院選が、3年後には衆院選があります。国民が安倍政権の悪逆非道な正体に気づけば政権を奪い取ることだって不可能ではありません」

若き市長から火の手が上がった草の根運動。安倍政権は気が気じゃないはずである。 』

※「安倍」個人でななく、「してる」ことに反対!


甲子園

2014年07月18日 | Weblog

そこは体を壊すだけの場所でしかない!

『「甲子園での肩の酷使」は禁止しよう キュラソー式野球は、「楽しんで上達する」-

                                      東洋経済オンライン(2014年7月18日08時00分)

夏の風物詩である高校野球のあり方が、大きく見直されようとしている。1915年に全国中等学校優勝野球大会として第1回が開催されて以来、今年で100年のときを迎えた。誕生から1世紀もの時間が経ち、グローバルな野球シーンの観点から見ると、甲子園がガラパゴス化している印象は否めない。タイブレーク制の導入が議論されているが、是非はさておき、当然の流れと言えるだろう。

■甲子園での肩の酷使は大問題

熱中症で倒れる観客も出るような環境で、高校生たちをプレーさせるのは明らかに時代の流れに逆行している。肩の酷使により、選手生命を棒に振ってしまう投手も少なくない。ニューヨーク・ヤンキーズの田中将大投手のケガの具合が心配だ。

なぜ高校野球だけが、旧態依然であり続けているのだろうか。その裏にあるのは、勝利至上主義と主催者であるメディアによる「高校野球の神格化」だ。

以前、筆者はある元プロ野球選手と、「高校野球に球数制限を導入すべき」という話になったことがある。その元選手が高校野球関係者に球数制限を進言すると、「すべての高校球児がプロ野球選手を目指しているわけではありません」と言われたという。このセリフは、甲子園を神格化する者たちにとって常套句となっている。

確かに、プロを目指す高校生はごく一部だ。「甲子園を目指して努力してきたのだから、悔いを残さないようにプレーさせてあげるべきだ」という論理はわからなくもない。しかし、仮に高校時代の酷使で肩を壊したら、将来の可能性を潰すことになる。指導者にとって最大の役割は、選手のチャンスを最大限に広げてあげることではないだろうか。

改めてそう感じたのは、今春、オランダ領キュラソーの少年野球を取材したからだ。前回に引き続きキュラソー島のリポートをお届けする。

種子島ほどの国土面積に人口15万人しか住んでいないキュラソー島は、国力が低い。その中で優秀な野球選手を数多く輩出している理由は、「数少ない子どもたちの可能性を、どうすれば伸ばしてあげられるか」と考えていることにある。

2月末、キュラソーの首都ウィレムスタットから車で20分ほど走り、ボナンという町に到着した。

地元リーグ「リガ・パリバ」の強豪トライセロのシニアチーム(15、16歳)が平日の夕刻、練習に励んでいる。キャッチボール、守備練習が終わると、全員がマウンドに集まり始めた。各々が数球ずつ、キャッチャーにボールを投げ込んでいく。

「振りかぶったときにためを作ってから、投げるんだ」。63歳のコーチ、スタンリー・シモンがワインドアップの状態で少年を静止させ、パワーをため込む方法を教えている。「あいつはピッチャーを始めたばかりだから、メカニック(フォームにおける一連の動き)ができていない。でもそれを覚えていけば、いいピッチャーになれると思う」。

シモンによると、パンチョのニックネームで呼ばれるこの少年、ドルファー・ロドリゲスは投手を始めて1年に満たない。捕手と一塁を守るパンチョはこの年代でキュラソー代表に選ばれるほどの強打者だが、なぜ、わざわざ投手の練習を始めさせたのか。そうたずねると、シモンはイタズラな笑みを浮かべた。

「だって、1度やってみないと、誰がいいピッチャーになれるかわからないだろ? それくらいの話だよ」(笑)。

■すべてのチームに人数制限

キュラソーでは少年年代のすべてのチームに12〜15人と人数制限が設けられ、全員が複数の守備位置に就く。リガ・パリバの会長デニス・ダンブルックによると、「可能性を広げるためだ」。子どもはスペシャリストとして育てるのではなく、ジェネラリストとして育成したほうが、チャンスをモノにする可能性が高まると考えられている。

キュラソーを訪れて驚かされたのが、優れた育成システムだ。ダンブルックの言葉を借りると、当地の野球は「エレベーターゲーム」と表現される。少年リーグは「プリ・インファンティル(7〜9歳)」「マイナー(9、10歳)」「リトル(11、12歳)」「ジュニア(13、14歳)」「シニア(15、16歳)「ジュベニル(16〜18歳)」と6つの年代に分かれ、年齢を経るごとに同じチームで自動昇格していくのが一般的だ。

優秀な少年は、上の年代の練習に参加することもある。共通の指導方針で7歳から18歳まで育てられ、短期の視点で見ないから勝利至上主義に走ることはない。

7歳未満の子どもたちがプレーするのは、「ピーナッツボール」と言われる遊びだ。日本ではTボール(ティーボール)として知られ、「投手のいない野球」と言われている。ピッチャーが投げる代わりに台に置いたボールを打つため、難易度が極端に下がり、打撃の楽しみを体感できる。前述のシモンは、「Tボールでは打つまでに考える時間があるから、どっちの方向に打てばいいのか自分で考え、学んでいくことができる」と話していた

日本のアマチュア野球界を束ねる全日本野球協会の鈴木義信副会長は、未就学時の野球人口が極端に少なくなっていることの打開策としてTボールの普及を挙げていたが、すぐに取り入れてほしいと思う(詳しくは連載「野球イノベーション」第4回参照)。

筆者はキュラソーで9日間をすごしたが、ダンブルック会長のひと言がとりわけ印象に残った。キュラソーが優秀な選手を数多く生み出している理由をたずねると、「野球はカネのかからないスポーツだから」と答えたのだ。

昨今、少年野球における競技人口減少が顕著な日本では、「野球はカネのかかるスポーツだから」と敬遠される傾向にある。グローブ、バット、ボールなど道具を準備しなければならず、ユニフォームをそろえる必要もある。キャッチボール禁止とされる公園も少なからずあり、プレーする場所を探すのも面倒だ。

そんな日本の固定観念に捉われていたから、ダンブルック会長の言葉に驚かされた。

「子どもたちは野球ボールの代わりにテニスボールを使って、家の庭でプレーすることもできる。そうやって小さい頃から遊んでいるから、フィールドに来る年齢になったときには野球のやり方をすでにわかっているんだ。キュラソーの野球はエレベーターゲームで、どんどん成長していくシステムがある。アンドリュー・ジョーンズ(現楽天)はこの島で初めて、子どもの頃からプレーしてメジャーリーグ選手になった選手だ。彼が活躍するにつれて、野球人気が高まっていった。そうして多くの子どもたちが、野球に夢を抱くようになった。いつか、プロ野球選手になろうってね」

■アンドリュー・ジョーンズの功績

キュラソーでは1990年代初頭、野球よりサッカーのほうが人気だった。その傾向をジョーンズが一変させる。19歳のときにアトランタ・ブレーブスでメジャーデビューを飾った1996年、ニューヨーク・ヤンキースとのワールドシリーズ第1戦に先発出場すると、1打席目から2打席連続本塁打を放ったのだ。メジャーの“偉人”として崇められるミッキー・マントルの最年少記録を更新し、小さな島国の人々は熱狂した。そうして白球を追いかける少年が激増していった。

野球がカネのかかるスポーツか、否かは、同じ物事を表から見るのか、裏から見るのかのような話だ。日本とキュラソーの環境は大きく異なるが、発想もまるで違う。そう感じさせられたのは、かつてロッテやヤクルトでプレーしたヘンスリー・ミューレンスの兄、ランドル・ミューレンスと話したときのことだ。

ランドルは通信会社でセールス・マーケティングを担当する傍ら、キュラソー最初のメジャーリーガーとなった弟が設立したダッチ・アンティル・アカデミーで、ボランティアとして10年以上、少年たちに野球を教えている。このアカデミーでは技術指導だけでなく、野球の座学、メンタルトレーニングも行われる。ランドルによると、「少年たちがより良い人間になるため」だ。

1995年、ランドルは弟の応援に来日した。2~3カ月をすごした中で、六本木交差点からタクシーで15分の距離にある千駄ヶ谷小学校まで行ってほしいと説明したが、運転手とうまくコミュニケーションを取れず、30分以上かかったことをよく覚えている。

ランドルは様々な野球チームの練習を見学し、日本人の姿勢に感動した。「日本のリトルリーグは常にパワフルなチームを世界大会に送り込んでくるから、興味を抱いていた。日本で練習を見て感じたのは、試合のための規律を持ち、試合の勝ち方を学んでいることだ。最も学んだことの一つが、UNITYだ。みんながひとつになって働き、それが大きな力を作り出す。そういうやり方を俺は気に入っている」

ランドルは帰国後、打撃練習に日本式の規律を取り入れた。キュラソー島民の誰もが打撃を大好きで、練習に来た少年は「バッティングをしたい」と言ってくるという。ランドルはそうした意欲を、キュラソー人の長所だと考えている。

キュラソーの少年が楽しみながら打撃力アップを果たす上で、日本式の規律が役立つととランドルは考えた。

「右打ちの子どもは、左に引っ張るのが大好きだ。でも、いろんな方向に打てるようにならなければならない。アウトコースとインコースのボールでは、打つ方向を変えるべきだ。だからいろんなドリルを使いながら教えて、右にも打てるようにしている。アンドリュー・ジョーンズやココ・バレンティン(ヤクルト)はどの方向にもホームランを打てるから、彼らの映像を使って教えることもある。子どもたちにとって、様々な方向に打つのは決して簡単ではない。だが、左に打つのと同じパワーを使ってセンターから右に打てれば、素晴らしいバッターになることができる」

日本の一般的な考え方として、規律は勝つために必要とされている。だが指導者によって枠組みを設けられることで、選手にとって成長への足かせとなることもある。

野球解説者で侍ジャパン15U(15歳以下)代表の監督を務める鹿取義隆によると、少年野球のコーチには、背の低い少年に対し、一死2塁のような場面では1、2塁間にゴロを打つように指導する者が少なくない。そうすれば、走者が3塁に進めるからだ。だが目の前の些細な結果だけを求められ、小さくまとまるような打撃を強いられる少年は、果たして楽しいと感じるだろうか。東京の強豪・日大三高野球部を率いる小倉全由は高校時代にそうした指導をされたことで打撃が嫌になり、自身が指導者になると、少年たちに思い切りスイングするように話した。楽しみながら打撃練習することで、日大三高は全国屈指の打力を持つチームと認識されるようになった。

■楽しみながら上手くなれるようにする

ランドルが説く、キュラソー式も同じことだ。子どもたちが野球を楽しみながら上手くなれるように、規律を用いる。結果的に、それが打撃力向上につながっていく。そうした発想が、ジョーンズやバレンティンのようにスケールの大きな選手を育む背景にあるのだ。

打撃話を交わしていると、ランドルが誇らしげな顔で言った。「すべての方向に打つことは、メジャーリーグで成功するために必要になんだ。そういった文化を我々は持っている。それと、キュラソーから優秀な選手が生まれる理由はコーチだ。教えることで収入を得ているわけではないが、子どもたちに上手くなってほしいから、真剣に教えている。そうした姿勢こそ、キュラソー野球界の強みだ」。

上手くなってほしいから真剣に教えるのか、勝たせたいから懸命に指導するのか――。両者は、見ている先が決定的に異なっている

日本とキュラソーでは置かれた環境がまるで異なり、価値観が違うのは当然だ。しかし、底抜けの笑顔でプレーしているジョーンズやバレンティンを見ると、やはり、日本人にも野球を楽しんでプレーしてほしいと思う。=一部敬称略=』

※これは、プロ野球のスカウトも、選手自身も認める現実。甲子園はいらない!


廃部

2014年07月18日 | Weblog

+放校(入学しなかったことに)に!

『新宿の集団昏倒事件、明大がサークルを廃部処分に

ITmedia ニュース 7月18日(金)19時20分配信

6月に東京・新宿の路上で女性が集団で昏倒している様子がTwitterに投稿されて騒動になった問題で、明治大学は7月18日、関わっていた学生サークルを廃部処分としたことを明らかにした。サークル行事で過度な飲酒や未成年者による飲酒の常態化が確認されたという。

【日本女子大も処分を公表】

学生が参加していた日本女子大学も同日、サークルの廃部を公表した。明大によると、6月20日夜、同大公認サークルだった「クライステニスクラブ」が、新宿・歌舞伎町の飲食店で他大学と合同で懇親会を実施し、同大学生は34人(うち未成年者21人)が参加。日本女子大によると、同大からも9人(うち未成年者8人)が参加した。ウォッカやウイスキーの一気飲みなど、危険な過剰飲酒をしていたという。

学生らが飲食店を出た後、旧新宿コマ劇場前に集合していたところ、泥酔状態だった女子学生ら複数の同大生が路上に倒れ込み、付近の人が警察に通報。男子学生2人が救急搬送された。学生はアルコールの過剰摂取と診断され、数時間後に帰宅したという。

同大は関係する学生全員に個別面談を実施し、騒動が過度の飲酒に起因し、未成年者の飲酒が多数あったことを確認。警察も事情を聞いたが、薬物や睡眠薬の混入といった事件性はないことを確認したという。

同サークルについては公認を取り消し、廃部としたほか、学生は厳重注意とし、今後個別指導の上、始末書と誓約書を提出させる。同サークルに所属していた学生98人に対し、未成年飲酒の防止やアルコールの危険性などを学ばせる講習会を実施する。大学公認サークル代表の学生に対しても飲酒や課外活動について指導を実施したという。』

※「厳重注意」でなく、「厳罰」を!


地上波と

2014年07月18日 | Weblog

スポーツ番組にアイドルと芸人はいらない!

『アイドルと芸人が台無しにしたW杯関連番組。改善するために民放は今すぐツブれるべし

フットボールチャンネル 7月18日(金)12時11分配信

W杯期間中もまったく忙しくなく……

W杯開幕から、テレビ視聴時間が激増している。一方、眼球のフィジカルは、若い頃と比べて、確実に衰えている。ということは、目をいたわらないとヤバい。当然の帰結だ。なので、サッカー関連以外のテレビ番組は極力視聴しないようにしている。結果、どういうことが起こるのかというと、この半月ほど、昼の間中、眠ってばかりいる。

ふりかえってみれば、この20年ほど、4年に一度、W杯の開催期間がめぐってくる度に、必ずや心身の調子を崩すなりゆきが繰り返されている。当然ではある。なにしろ、睡眠のリズムが狂う。そこへ持ってきて、仕事が増える。と、W杯開催期間中の丸々一ヶ月間を、ほぼ時差ボケ状態で過ごさざるを得ないからだ。

今回のW杯では、仕事は増えなかった。短い原稿が2~3本と、電話コメント取材がいくつか発生しただけで、以前のように、半日刻みで締め切りが並ぶような事態は訪れていない。有り体に言えば、2010年の南アフリカW杯以降のこの4年の間に、サッカーに関するライターとしてのオダジマのプレゼンスは、かなり露骨に低下したということだ。

淋しいといえば淋しい話だが、仕方のないことでもある。この4年の間に、仕事の比重が、サッカーとは別のところに移ったということだ。受け容れなければならない。人はいつまでも同じ仕事を続けられるわけではない。

おかげで、W杯期間中のスケジュールがキツくなることはなくなった。が、そのせいなのか、やたらと眠るようになってしまった。これは、かなり深刻にマズいことだ。というのも、私の場合、昔からそうなのだが、睡眠時間が増えると、鬱の傾向が強まるからだ。

いや、「鬱」と言うほど大げさなものではない。「無気力」「不機嫌」ぐらいな態度として表現される「オヤジの反抗期」みたいなものだ。

押し付けがましい演出を押し通したTBS

で、その、不機嫌な視点で、W杯を見ているわけなのだが、ゲームについては、さしたる問題は感じない。実況のアナウンサーが不器用でも、解説のしゃべりが趣味に合わなくても、画面の中で繰り広げられているサッカーがすべてを救ってくれる。だから、よほどのことが無い限り、私はテレビに対して怒ったりしない。強いてあげるなら、ポルトガルVSアメリカ戦の実況を担当した、TBSの佐藤文康アナが、クリスティアーノ・ロナウドのことを「クリスチャーノ」と呼ぶのが神経にさわったことぐらいだろうか。

「おいおい、ピッチの上の選手をファーストネームで呼ぶのは失礼だぞ」

「クリロナがクリスチャーノなら、ルーニーはウェインで、ベンゼマはカリムなのか? 本田は圭佑なのか?」

しかしながら、どうやらあの呼び方は、彼のせいではない。局の上の方の誰かが「クリスチャーノ」と呼ぶように指示していたのだと思う。なぜそれがわかったのかというと、後日、TBS制作のデイリーハイライトを見たら、別のアナウンサーも「クリスチャーノ」と呼んでいたからだ。TBSには、昔からそういうところがある。変なところで他局とは違う独自性を出そうとするのだ。だから、実況の画面でも「負ければ敗退 C.ロナウド背水の戦い」というテロップを試合の間中、出しっぱなしにしていたりする。

ブラジルVSチリ戦でも同様だ。TBSは、最後まで画面上の解説テロップを消さなかった。こういう押し付けがましい演出を押し通すのは、昨今では、この局だけだ。おそらく、局の人間はこれを「サービス」ないしは、わかりやすくするための工夫だ、ぐらいに考えている。

でもたとえば、ポルトガルVSアメリカ戦を、「C.ロナウド」の視点ばかりで伝えるのは、ほかの出場選手に失礼だし、なによりアメリカのファンや選手に対して無作法すぎる。』

※「中身(質)」ではなく「数字(視聴率)」だけの地上波、そんなものいらない!


地方議員

2014年07月18日 | Weblog

久繁さんのブログから転載。

『なぜ日本は 議員の質が悪いのか ~ 地方議員は無給が欧州の常識・良識 

謝罪と再発防止宣言だけでは、何も改善しない

議員の失言・ヤジが相次いでいますが、どの事件も、本質は議論されないまま、形式的な「謝罪と、再発防止宣言」だけで、幕引き されました。

「謝罪と再発防止宣言だけでは、何も改善されず、再発を繰り返す」事実は、JR北海道の度重なる事故や、全国の議会で過去から下品なヤジが続く失態が、証明しています。

事件・失敗が起きたら、「本質を議論して、解決策を講じる」ことが絶対に必要ですが、「失敗は隠蔽。 隠蔽できない事件は謝罪と再発防止宣言で幕引き」するケースが目立ちます。


議員の質を高める方法を、欧州は既に実践している
 
そこで、議員の失言・ヤジが相次ぐ本質を、考えてみたい。 本質は「日本の議員は質が悪い、特に地方議員はレベル低すぎる」事にあります。

なぜ日本の議員は質が悪いのか?  
海外との比較考察から得た2つの理由を詳解します。

海外比較で分かる「日本の議員は質が悪い 2つの理由」

1 地方議員は「無給で地域の為に兼業で務める」のが海外先進国の常識・良識である。
 一方、日本では「自分の生活・名誉の為に、高給だから」議員になりたがる輩が多い。


2 異文化・異民族・異性への理解・共生は、世界の常識・良識である。 したがって、
 発言の善悪は、発言者の地位・属性の高低ではなく、発言内容の善悪で判断される。 
 つまり、「誰が言ったか」ではなく「何を言ったか」を「考える」ことで善悪を決める

一方、日本人の多くは発言の善悪を、発言内容でなく、発言者の地位・属性で判断する。議会でも、発言の善悪は「何を言ったか」ではなく「誰が言ったか」で決める。 他人が「何を言ったか」考えなくても、自分が何を言うかさえ考えなくても 議員は務まるのだ。

 事例1 大臣は二つの台詞を覚えときゃ(自分の頭で考えなくても大臣は)務まる
 事例2 里山資本主義のウソ ~ 失敗を成功と粉飾 ~ これぞ『地域再生の罠』

1 地方議員は、無給で地域の為に働く欧州の常識・良識

海外先進国の地方議員は「地域を愛する市民が、無給で地域の為に兼業で務める」事実を総務省の資料 諸外国における地方自治体の議会制度~総務省 で検証しよう。 同資料6頁は、欧州5国と韓国の計6カ国で、地方議員は無給で働く実態を強調している。(韓国は2003年から報酬を出しているが、それで地方自治が良くなったという話は聞かない)

無給で地域の為に兼業で務める「欧州の議員は、志が高い」市民だけが立候補する。石原大臣の失言を借りて言えば、「金目」など自分の為では、議員は務まらない。

地方議員の「志の高さ、質の良さ」が、入口(立候補)時点で担保されている
この仕組みは、無給で働く「志の高い地方議員」を、市民が尊敬する好循環を生む。日本も戦前は無給だったのに、日本は欧州のマネばかりするのに、なぜ「地方議員は無給で働く欧州の常識・良識」はマネしないのか? 
制度を決める議員たちが、自分の為に、そうしたくないのだろう。 

地方議員の報酬(年収) 2000万円以上って、異常すぎる

地方議員は一体、どれくらい高い報酬(年収)を貰っているのか?wikipedia 議員報酬 に、名古屋市議の報酬(年収)が次のように記載されている。名古屋市議の報酬(年収)は 議長2480万円、 副議長2255万円、 議員2120万円。河村たかし名古屋市長は、議員報酬の削減を掲げて 名古屋市議会と対立している。欧州の地方議員が無給で務める理由の一つに、年間稼働日数の少なさがある。 日本の地方議会は年間稼働日数平均38.8日で、名古屋市議の報酬を日給換算すると55万円!
 
市議の年間稼働日数は僅か38.8日
職業別の年収1位は地方公務員 ~ 高校生 なりたい職業1位が 公務員で、日本は大丈夫?

ちなみに、国会議員の所得は 平均 2281万円 (日経新聞6/30) である。まさかとは思うが、地方議員の報酬額は「欧州は無給」という海外比較は行わず、「国会議員と比較して、同じ水準であるべき」と考えているのだろうか?

なお、国会議員の所得計算式は「所得=議員報酬 + 雑所得」。 鳩山邦夫議員の所得は29億円超であり、彼を除いた国会議員の所得平均は1831万円にまで下がる。

2 「誰が言ったか」ではなく「何を言ったか」を「考える」

海外の議論や教育は、「誰が言ったか」ではなく「何を言ったか」を「考える」ことが重視される。理由を、消極的な理由と積極的な理由に分けて考えてみたい。消極的な理由として、異なる文化・民族が共生する場で「誰が言ったからダメ」という発言は人種など差別発言と見なされるから。 批判したければ「何を言ったか」を「考える」しかない積極的な理由として、個性的な発言・生き方が、その人や場(国・地域)を活性化すると評価される。 だから「何を言うか、するか」を自分の頭で「考える」ことが習慣化される。
 
いずれの理由にしても、他人の発言・生き方を模倣・批判するだけの者は、軽蔑される
「産めないのか」等のヤジは、軽蔑されて当然である。 だが、軽蔑して終わりではいけない。
 議員ヤジ事件は、日本人の多くが「他人の発言・生き方を模倣・批判するだけ」病にある象徴であり 「何を言うか、するか」を自分の頭で「考える」 契機としたい!』

※この通り。ただ、ごくごくまれに、というか、まともな議員もいる!