まちや小(ぐわあー)

その先を曲がったら何があるのだろう、どきどきしながら歩く。そして曲がってみて気がついたこと・感じたことを書く。

ウエルカム・ボード

2014年07月15日 | Weblog

縦1.2m×幅、約10m

そこに都道府県の地図と、参加校の名前、そしてその学校のある地域の方言で、「いらっしゃい!」などのコメントを吹き出しの中に入れて北海道から沖縄へと、日本地図のように掲示。

これ、おそらく、過去、37年間の、この大会の歴史の中で、初めての試みなはず。

「全国大会」

そういったところに何度も行ったことのある人たちには、こういった歓迎の仕方は最高のもてなし。

で、それをする。

これ、「驚く」はず。

※これ、簡単に云うと、「インスピレーション」だな。で、そのほかにもいくつか。


閉館

2014年07月15日 | Weblog

なんとも

『名画座の閉館が加速化、都内23区9館のみ

映画.com 7月15日(火)14時0分配信

都内の名画座の閉館が止まらない。このほど、7月20日に三軒茶屋シネマ、8月31日に新橋文化と新橋ロマンの閉館が決まった。昨年は銀座シネパトス、三軒茶屋中央劇場、一昨年は浅草中映、浅草名画座などが閉館しており、名画座の閉館が加速化している。

閉館には、建物の老朽化、デジタル対応への難しさ、集客率の低下など、いくつもの事情が重なっている。ここ数年では、ミニシアターの閉館が相次いだが、その閉館の波が名画座にも押し寄せてきた。

今後も営業を続けていく、都内23区の名画座は9館のみ。いずれも、個性あふれる番組編成で定評があり、だからこそ、それぞれに映画ファンがついている。ミニシアターと同じく、名画座もまた、淘汰の時代に入ったのかもしれない。(文化通信)』

※画像は、「16歳の戦争」、池袋の『文芸地下』で観た。で、文芸地下はすでにない。『名画座』は「時代」で片づけられてしまうのか?


冤罪

2014年07月15日 | Weblog

これで、社会的制裁(会社を首、など)を受ける。

『バス痴漢で逆転無罪=「リュック接触、勘違い」―東京高裁

時事通信 7月15日(火)16時42分配信

バスの車内で女性の尻を触ったとして、東京都迷惑防止条例違反罪に問われた中学校教諭津山正義被告(30)=起訴休職中=の控訴審判決が15日、東京高裁であった。河合健司裁判長は罰金40万円とした一審東京地裁立川支部判決を破棄し、無罪を言い渡した。


一審判決は「右手で携帯電話を操作しながら左手で痴漢することは、不可能ではない」と判断していた。
 

河合裁判長は、津山被告が左手でつり革をつかんでいる様子が車内のカメラ映像で確認できると指摘。被告がリュックサックを体の前に提げていたことから、「被害者はリュックが尻に接触したのを、故意の痴漢と勘違いした疑いが残る」と述べた。
 

判決後の記者会見で津山被告は、取調官がうそをついて自白を迫ったり、「認めないなら出さない」と言ったりしたと述べ、痴漢事件での取り調べ録音・録画(可視化)の必要性を指摘した』

※「カメラ」の画像がなかったら、罪に。で、「無実」になっても、その話は消えない!


原発は

2014年07月15日 | Weblog

いらない!

『“日本一危険”な川内原発再稼働、原子力規制員会の姿勢に問題あり

※原発を欲しがっているのは誰?


いばらき総文2014

2014年07月15日 | Weblog

「地産

・地消」、

7月29日(火)~7月31日(木)

まずは、「はまぐりカレー」を提供。

それも、1個、網で焼いたものが、はまぐりの出しが入ったルーの上に、「ドン」と。

で、これを売る。

だが、はまぐりは高い。

そこで、全体の量を少なめにし、、で、「ワン・コイン(500円)」に抑える。

これ、ただいま、開発中!

で、「ノーマル・カレー」もあり。

つまり、「カレー」は2種類ということ。

※「カレー」の幟もオーダー。これで、幟は、「カレー」、「タピオカ」、「かき氷」の3種がそろう。で、これ、自腹で、みんなプレゼント!


マネタ

2014年07月15日 | Weblog

でも?

そりゃ、そうだ。

『トヨタでも「燃料電池車」を普及させられない理由- プレジデントオンライン(2014年7月15日12時15分)

■トヨタ「燃料電池車」はコストダウンで700万円

バッテリー式EVに続く次世代エコカーと言われる水素燃料電池車は、今度こそ発進することができるのか――。6月25日、トヨタ自動車が燃料電池車の生産型プロトタイプ(試作モデル)、「トヨタFCV」を発表した。

加藤光久副社長は発表会のプレゼンのなかで「新型FCVセダン(トヨタが使用する燃料電池車の呼称)は08年に投入した『FCHV-adv』の20分の1。2010年に市販燃料電池車の開発に取り組んで以降、頑張ってここまで(販売価格700万円)たどりつけた。ファン・アンド・クリーンビークル(楽しく環境性能に優れたクルマ)をお届けしたい」と気勢を上げた。また、資源エネルギー庁燃料電池推進室の戸邉千広氏は、「エネファーム(家庭用燃料電池発電・給湯システム)が8万台設置ずみであるなど、燃料電池は日本が世界をリードしている分野。経産省としても導入支援に力を入れていきたい」と、後押しの意欲を見せた。

燃料電池とは、水素、あるいは水素を含む化合物と酸素を反応させて水を作り、そのときに余る電子を電気エネルギーとして取り出す装置。排出ガスに含まれる物質の大半は水蒸気で、走行段階ではバッテリーEVと同様、ゼロエミッション(有害物質ゼロ)であるのが特徴だ。バッテリーEVに対し、エネルギー補給の時間がはるかに短い(水素補給に要する時間は数分)、航続距離が長い、車体を軽量に作ることができるといったメリットがある。車としての便利さの面ではEVをはるかにしのぐ。ネックとなっていたコスト問題が解決され、水素補給インフラの整備が進めば、一気にエコカーの主役となるのではないかという見方も出てきている。

トヨタや経産省は、2020年頃にはEVの本格普及期が到来すると主張している。またライバルの日産、ホンダも2015年には燃料電池車の市販開始を表明。まさにちょっとした“燃料電池車ウォーズ”の様相を呈しているが、本当に燃料電池車の未来はすぐそこまできているのだろうか。

■燃料電池車の普及は遠い未来の物語

結論から言えば、水素エネルギーがエネルギーインフラのメインストリームとなり、燃料電池車が今日におけるEVのように多数走るようになるのは、依然として遠い未来の物語であるということに何ら変化が起こっているわけではない。これは自動車業界、エネルギー業界で研究開発の最前線にいるエンジニア、サイエンティストの多くが共有している認識だ。

燃料電池車の実用化を阻む要素としてよく、小型化しやすく自動車用の動力に向いている固体高分子型燃料電池が貴金属である白金を使用するため資源量の制約を受ける、白金を使用するため製造コストが高い、水素供給インフラが整っておらず、限られたエリアでしか使用できない――といったことが取り沙汰されるが、これらは実は一般に考えられているほど大きな問題ではない。

たとえば白金。「地球上に数万トンしかない白金を燃料電池車などに使ったらあっという間に枯渇するのではないか」という声やよく聞かれる。が、実はここに可採埋蔵量のトリックがあると語るのは、生産技術研究所サスティナブル材料国際研究センター長でレアメタルに詳しい岡部徹氏。

「地球はそんな小さなものではない。白金の存在量は実は100年分以上あるんです。100年というのはこれ以上カウントしても無駄という意味で、資源自体の枯渇を心配するような状況ではない。可採埋蔵量を少なく見積もるのは、資源をコントロールしている国際資本の常套手段ですから」

もちろんコストの問題は残る。「白金は1トン掘り出した鉱床のなかにパチンコ球1個分くらいしか含まれておらず、採掘して精錬するコストが1グラムあたり2000円ほどかかる。現在、白金の国際相場はグラム4000円くらいですが、それが大幅に下るということは考えにくい」(岡部氏)という。

■水素は取り扱いの難しいエネルギー

今日、技術革新によって燃料電池の出力1kWあたりの白金使用料は1グラムを大きく下回るようになっているが、それでもかりに燃料電池車1台に50グラム使うとして、白金だけで20万円。これだけで大衆車用エンジンの10倍程度のコストである。が、もともとエンジンの価格が高い高級車向けの動力として使うならば、そのコストも十分に吸収可能であろう。また、白金に置き換えられる安価な代替材料の研究が世界で進められており、何らかのイノベーションが起これば燃料電池の価格が大衆車用動力として使用可能な水準に下がる可能性も出てくる。

燃料電池車の実用化が難しいと多くの科学者、技術者が考える理由は、実は車側の問題ではない。かといって、水素供給インフラ整備の問題でもない。燃料電池車がユーザーにとって大金を払ってでも乗りたいという商品になれば、インフラは最初にある程度補助金を注入してブーストをかけてやることで自ずと整備が進むはずだ。

燃料電池車の前途に待っているのがバラ色の未来ではなく茨の道と言われる最大の要因は、実は動力用の燃料である水素そのものにある。加藤副社長は「水素は200年以上前に街灯の燃料として使われ、今はロケットの液体燃料から工業原料まで幅広く利用されている身近な物質」と、利便性をアピールした。

そんなに便利なものなら今日、燃料としてもっと普及していてもいいはずだ。石油やガスを改質したり水を電気分解することで水素を生産するのはエネルギー効率上もったいないが、少なくとも石油精製や製鉄所のコークス炉で副産物として発生する膨大な量の水素は一次エネルギーも同然なので、工業原料としてだけでなくエネルギーとしても利用する潜在価値は十分にある。

実際にそうなっていないのは、水素がそれだけ取り扱いの難しいエネルギーだからである。トヨタが今回発表した新型燃料電池車はいわば第3世代で、燃料電池車はすでに限定的ながら日本の道を走っている。90年代に本格的な実用性を持つ第1世代燃料電池車が試作車として登場。2002年にはトヨタとホンダが政府向けに公道での使用に耐えうる第2世代の燃料電池車を納入した。

■その始まりは奥田社長の「安請け合い」?!

もともと2002年、世界に先駆けて日本の道を燃料電池車が走り始めたきっかけは、時の総理大臣だった小泉純一郎氏が盟友にして当時、トヨタ自動車社長であった奥田碩氏に「日本の成長戦略の象徴になるようなネタが自動車業界にないのか」と持ちかけ、奥田氏が「燃料電池車ならすぐにでもできる」と返したことだった。この“安請け合い”をきっかけに政府から燃料電池車プロジェクトを持ちかけられた自動車メーカー各社の燃料電池のエンジニアは、まだ生煮えだった燃料電池車を懸命に改良し、何とか公道を走れる状態に仕立てた。それでも水素補給から運用に至るまでエンジニアは燃料電池車につきっきりの状態だった。

実はこの時期、産官学で水素エネルギー利用に関するさまざまな実証実験が行われたのだが、そこであらためて浮き彫りになったのは、水素を燃料として利用するのがいかに高コストで、車を走らせるのに不適当かということだった。水素はたしかに石油やガス、バイオエタノール、電気分解、製鉄所や製油所からの大量の副生水素など、いろいろなところから得られるエネルギー。とくに副生水素は商用化した場合、価格も安価ですむとみられていた。

各地にさまざまな水素ステーションが建設され、ステーション内でガスや石油を改質して水素を作り出すオンサイトと呼ばれる方式、あらかじめ作られた水素を液体水素や圧縮水素の形で輸送するオフサイト方式など、多角的に技術が検証された。

結果は惨憺たるものだった。もっとも安かったのは、副生水素から不純物を除いて燃料電池に使用可能にしたものを圧縮水素としてローリーで運ぶオフサイト方式であったが、それでも水素の末端コストは同じ熱量のガソリンと比べ物にならないほど高くなってしまったのだ。

■水素は量産すれば何とかなるというものではない

水素を大量に運ぶには液体水素にすればいいのではないかと思われがちだが、水素が液体になる融点は実にマイナス260度。絶対零度であるマイナス273度まであと13度、海王星の衛星トリトンや冥王星よりも低い温度まで冷却してやらなければ液体水素は作れないのだ。そのときに使われるエネルギーは、液化する水素の持つエネルギーの3割にも達するほどで、コスト面でもエネルギー効率面でも、タンカーで水素を運ぶようなシーン以外ではおよそ成り立たないのだ。もちろん圧縮水素も膨大なエネルギーを使って数百気圧という深海潜水艇の隔壁が受けるような圧力をかけ、ローリーで空気を運ぶようなもので非効率きわまりないが、それでも現状ではそれが一番高効率という有様である。

副生水素以外の、いわば水素生産を目的として作られたものについては、電気分解だろうと改質だろうと、また圧縮水素だろうと液体水素だろうと、いずれも同熱量のガソリンに例えればリッター300円、方法によっては400円という価格になってしまうことが明らかになった。資源エネルギー庁の戸邉千広氏は「風力や太陽光の電力で水素を作ればCO2排出ゼロ」と強調したが、水素を作るより電力のまま使ったほうがいいに決まっている。また余った電力の貯蔵に使うとしてもダムを利用した揚水発電に比べてエネルギー効率ではるかに劣っているというのでは、これまた話にならないであろう。

今日、水素の使いにくさを打開するために、圧縮水素、液体水素以外の第3の方法の開発も進められている。水素を他の物質と組み合わせ、再び水素に戻しやすい液体である有機ハイドライドだ。水素ステーションの設備費を若干下げる効果はあるものの、輸送コストの改善効果は圧縮水素との比較では微々たるものにとどまっている。

この有機ハイドライドをガソリンのようにタンクに入れ、車のほうで水素を取り出せるようなコンパクトな装置が開発されれば、ガソリン1リットル換算で100円前後もかかる高圧ボンベへの充填コストが省けるようになるが、それでようやくガソリンとコスト的に勝負ができるようになるかどうかといったところ。これら水素価格の問題は、量産すれば何とかなるというものではないだけに厄介だ。

■「長い長いチャレンジ」を続ける価値ある技術

燃料電池車にもメリットはある。消費した燃料のうちどれだけをパワーに変えることができるかを示す熱効率は、現時点でバッテリー方式のEVに次いで高い。熱効率の表し方にはいろいろなものがあるが、エンジン車と同じ基準で見れば、2015年にトヨタ、ホンダ、日産が投入する第3世代モデルの燃料電池の効率は走行中の平均で60%前後に達するとみられる。内燃機関では高効率な方式であるディーゼルエンジンの1.5倍に相当する数字で、ガソリン換算でリッター40kmを超えるレベルである。

商品としての魅力も高い。以前、ホンダが08年にリース販売を開始した2.5世代の燃料電池車『FCXクラリティ』で都内をドライブしてみたが、静粛性の高さ、加速の良さ、重い物が車体の中心線に沿って配列されていることによる抜群の運動性能などを持っており、次世代車らしい雰囲気は濃密だ。航続距離がEVに比べてはるかに長く、安心して乗れるのも魅力だ。

が、それらのメリットを勘案しても、燃料電池車は現時点では、石油やガスの価格が車を走らせられないほどに高騰するかもしれないという将来リスクを回避するエネルギーセキュリティ面以外、普及させる合理性をまったく持てていない。致命的なのはやはり、前述のとおり水素製造・輸送・貯蔵コストの致命的な高さである。トヨタの佐藤康彦常務役員は「エネルギー業界には、現在のガソリン車もしくはガソリンハイブリッド車と同等のコストで走行できる水準になるようお願いをしていく」と語っていたが、そもそものベースコストがそれを実現できないくらいという現状を何とかできないうちは、エネルギー業界側としてもそんなお願いをされても困るというのが正直なところだろう。

加藤副社長は自らのプレゼンテーションの最後で、「長い長いチャレンジ」という言葉を使っていた。官民一体の夢想的なプランを語る中で見せた、ベテランエンジニアとしての良心が垣間見える言葉だ。燃料電池車はエネルギー利用の選択肢のひとつとして、長い長い挑戦を続けていく価値のある技術ではある。

リーマンショックと前後して華々しく登場しながら、なかなか飛べないバッテリーEVを一気に抜き去って次世代のエコカーのメインストリームになるといった空想的な煽り立てでユーザーに過剰な期待を抱かせるのは、長期的に見ればマイナス効果しかない。水素に関して“不可能を可能にする”ためのチャレンジは、今からゼロベースで始まるに等しいのだ。経産省・資源エネルギー庁も自動車業界も、大事な技術と思うのであれば、今は一層自制すべきだろう。』

※それは、マネタのスタンド・プレイでしかない。で、すでに、「水素カー」はマツダが2種、走らせてる。


拡大解釈

2014年07月15日 | Weblog

それはお役人の常套手段。

『<集団的自衛権>武力行使拡大、鮮明に「集団安保参加可能」

毎日新聞 7月14日(月)21時47分配信

安倍晋三首相は集団的自衛権の行使容認を巡る14日の衆院予算委員会で、「武力行使の新3要件」に基づく戦時の機雷掃海について、「機雷による(中東・ホルムズ海峡の)封鎖は日本経済に打撃を与え、多くの中小企業が被害を受ける。3要件で判断する」と述べた。「経済への影響」を理由に武力行使できるとの答弁で、政府の判断次第で武力行使の範囲が広がる可能性を示した。さらに自衛隊が戦時に機雷掃海している際、国連決議に基づく集団安全保障が始まっても、日本は武力行使を続けられるとも明言した。

【特集ワイド】核心答えぬ「安倍語」

首相は、攻撃を受けた他国を防衛するために日本が武力行使する条件について、「攻撃国の言動などから攻撃を早急に止めなければ我が国にも武力攻撃が行われかねない状況が、想定される一例だ」と説明した。

ただし「政府が情報を総合して個別・具体的に判断する」と述べ、▽攻撃国の意思や能力▽日本に戦禍が及ぶ蓋然(がいぜん)性▽国民の犠牲の深刻さ、重大性--などで判断する、とあいまいさを残した。

その上で首相は、ホルムズ海峡が機雷で封鎖され、日本への原油輸入が滞る事例について「結果として多くの倒産が起き、多くの人が職を失うかもしれない。かつてのオイルショックを上回れば多くの製造業が死活的な状況になる。(武力行使を)選択肢として考えておく必要がある」と指摘。「(機雷掃海が)大規模な戦闘行為に発展したことは今までない」などとも語り、武力行使である機雷掃海に理解を求めた。

日本経済にどの程度影響すれば機雷掃海に踏み切るかについては、「(原油の)備蓄があり、国際的な供給状況がそれほど打撃を受けていなければ新3要件には関わりがない」との認識を示したが、「状況を勘案し、総合的に判断していく」と答えるにとどめた。

また首相は、国連の集団安保における武力行使の解禁に関して「日本が個別的自衛権を行使している時に、国連決議があって集団安保に変わった場合、(日本が)武力行使をやめることは当然ない。それは新3要件についても当てはまる」と説明した。

1日の閣議決定に先立つ与党合意の際、自民、公明両党は集団安保の武力行使については「棚上げ」したと説明してきたが、首相は答弁で、戦時の機雷掃海を念頭に解禁を明言した形だ。公明党の太田昭宏国土交通相も「あくまで新3要件を厳密に判断するということだ」と答え、追認した。

この日の審議は、政府が1日に集団的自衛権の行使容認を閣議決定して以降、初の国会論戦となった。

首相は、集団的自衛権を行使する範囲について「憲法9条の解釈に関する従来の政府見解の基本的な論理を超えて、武力行使が認められるとする解釈を現憲法の下で採用するのは困難だ。その場合には憲法改正が必要と考える」と説明。世界各国と同様の行使を容認するには憲法改正が必要だとの認識を示した。【影山哲也】

【ことば】武力行使の新3要件

政府が1日、集団的自衛権行使容認を閣議決定するにあたり、従来の「自衛権発動の3要件」に代えて、新たに策定した。具体的には、(1)日本、または密接な関係にある他国への武力攻撃が発生し、国民の権利が根底から覆される明白な危険がある(2)国の存立を全うし国民を守るために他に手段がない--場合に、(3)必要最小限度の実力行使--を認める内容。自衛隊の活動範囲や「明白な危険」とは何か、などが具体的でなく、政権に裁量の余地が残る。』

※それをしてはいけない!